2019.11.11 “THE BASS DAY LIVE 2019” ライブレポート(1)

「11月11日はベースの日」すっかりこの言葉も定着してきたように思う。2013年にJ-WAVEの番組企画を発端とし2014年12月に日本記念日協会により正式に登録され、2015年からSNSや各種イベントなどでベーシストやベースを愛する人を中心に盛り上がりを見せているこの記念日も今年で5年目を迎えた。今年2019年もベースの日を記念してマイナビBLITZ赤坂にて“THE BASSDAY LIVE 2019”が開催された。生憎の雨もパラついたこの日ではあったが、開演前のフロアには老若男女幅広い層が詰めかけていた。総勢10人のベーシストが集い、様々なベースの魅力を見せてくれたこのライブの模様をお伝えしよう。

今回は3人のベーシストがホストとなり、それぞれにステージをプロデュースする形で進行した。まず始めに登場したのはウエノコウジ。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTでの活躍は言わずもがな、その後もthe HIATUSをはじめ様々なシーンでロックンロールを奏で続けている。各ステージの出演者は事前に発表されていたものの、一体どんなステージを見せてくれるのか全く分からない中で高まる期待をさらに高めるSEに導かれてこの日のバンドメンバーたちが登場。革ジャンに身を包んだウエノが登場し、ステージ中央に位置どると歓声は一際大きくなった。そして、バンドが一曲目にプレイしたのはなんとThe Damnedのカバー『Neat Neat Neat』!トレードマークとも言えるFenderプレシジョンベースから繰り出されるバキバキに高音の効いたウエノのベースサウンドは倍音も凄まじくまるでひとりでギターコードも弾いているかのような迫力だ。立て続けにプレイされたジョニー・サンダースの『Get Off The Phone』ではコーラスパートを中心にベースの芯の太さも際立つ。

続いてはそれまでメインヴォーカルを取っていた百々和宏(MO’SOME TONEBENDER/Vocal, Guitar)に変わりヤマジカズヒデ(dip, Yapoos, ZZZoo/Guitar)がヴォーカルを取ってThe Stoogesのカバーが『T.V.Eye』『I Wanna Be Your Dog』と続く。ヘヴィでストレートなバンドサウンドをウエノのベースがグイグイとドライブさせる。原曲よりもグランジーさを感じさせるサウンドは最高にヘヴィでかっこいい。続いて有松益男(BACK DROP BOMB, PONTIACS, J/ Drums)の叩くビートに導かれてはじまったのはElvis Costello & The Attractionsの『Pump It Up』(以降はまたヴォーカルは百々が担当)。ベースとドラムが生み出すグルーヴを存分に堪能できた。間髪を入れずにThe Undertonesの『Teenage Kicks』、Buzzcocksの『I Don’t Mind』を続ける。

ウエノがステージドリンクとして飲んでいた缶ビールを飲み干して空き缶をステージ袖のスタッフに放り投げ「益男、ヤマジさん、百々、俺!」とメンバーを紹介すると、「ワン、ツー、いちにっさん」のカウントでThe Clash版の『I Fought the Low』へ!パンクに馴染みの薄いリスナーでもCMなどで耳馴染みのあるこの曲には会場中が大盛り上がり。更にそこから激しい勢いでThe Damned『Stab Yor Back』そして、THE STALINの『ロマンチスト』で駆け抜けると、客席のテンションも最高潮に向かっていく。ラストはThe Stoogesの『1970』で圧倒的なロックンロール・グルーヴを魅せた。MC無しで全11曲、パンク・ロック・チューンを続けざまに叩きつけて去っていったウエノコウジ率いるバンド。シンプルでストレート、バキバキで骨太、奇を衒ったことは何もないがこれこそがベースの、そしてロックバンドのかっこよさの本質なのではないかと改めて思わせてくれるステージだった。

《SET LIST》
  1. 1.Neat Neat Neat/The Damned
  2. 2.Get Off The Phone/Johnny Thunders
  3. 3.T.V.Eye/The Stooges
  4. 4.I Wanna Be Your Dog/The Stooges
  5. 5.Pump It Up/Elvis Costello & The Attractions
  6. 6.Teenage Kicks/The Undertones
  7. 7.I Don’t Mind/Buzzcocks
  8. 8.I Fought the Low/The Clash
  9. 9.Stab Yor Back/The Damned
  10. 10.ロマンチスト/The STALIN
  11. 11.1970/The Stooges

2019.11.11 “The Bass Day Live 2019”ライブレポート(2)


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