Little Lilithは、4周年目公演を新たな飛躍の地に染め上げた。

2025年12月10日に1stフルアルバム『RUIN』をリリース。同作品を手にLittle Lilithは、4周年記念も兼ねたワンマン公演“Little Lilith 4th Anniversary ONEMAN LIVE「RUIN」”を、12月28日に渋谷WWWで開催した。大勢の観客たちが詰めかけたこの日のライブの模様をお伝えしたい。

巨大なスクリーンに映し出されたカウントダウンの数字。フロアからは大きなクラップが鳴り出した。カウントダウンを告げる音が、いつしか心臓の鼓動の音に…そこへ流れ出したのが、最新アルバム『RUIN』の始まりを告げた『RUIN -Prologue-』のSE。不気味な雰囲気を醸しだす音色にあわせて巨大な幕が開き、やがてメンバーたちが姿を現した。LILLYの登場に、ひと際上がる歓声。そして…。

Little Lilithのライブは、アルバム『RUIN』の冒頭を飾った『Retribution』から幕を開けた。背景にはメンバーらのライブ姿を映した映像も投影している。4人とも、最初から観客たちの心臓を抉り出す勢いで歌と演奏をぶつけてきた。その気迫と破壊力に刺激を覚えた観客たちが、野太い声を張り上げ、高く拳を突き上げて騒ぎだす。豪快な演奏にあわせて観客たちが身体を折り畳む景色もLittle Lilithのライブらしい。奮い立つ音が理性を狂わせる。さぁ、このまま最後までぶっ飛んでいこうか!!

さらに勢いを加速するように、4人は『daybreak』を突きつけた。スリリングな演奏の上で、グロウルを組み入れながらもエモーショナルな歌を響かせるLILLY。フロアにはすでに、拳を突き上げ、身体を大きく揺さぶる観客たちがうごめいていた。その様に向けて、彼女たちは強烈な音を次々と喰らわす。だから、気持ちが奮い立たずにいられない!

観客たちの意識を熱情的な音で掻き回すように、Little Lilithは『Hallucination』を演奏。ここまではアルバム『RUIN』に収録した曲順通りの流れだ。それもあるのか、アルバムで受けた衝撃を、臨場感を増した生音で体感しているような気持ちだ。冒頭からずっと背景にリリック映像を映していたのも、彼女たち自身が突きつけたい思いやメッセージ、示した生きざまを、轟音の中でもしっかりと一人一人のハートに刻もうとしていたからに違いない。

2025年は、この日のために4人で力を合わせて突っ走ってきました。今日という日を迎えられて、今日という日をみんなと過ごすことができて、めちゃめちゃ嬉しいです。みんなで暴れて最高の夜を作っていこうと思います」と述べたのが、LILLY。さらに、1stフルアルバム『RUIN』を結成日の12月10日に発売できた喜びも語っていた。

次に披露したのが、MVも制作した『Delete』。今のLittle Lilithの姿を示した最新モードの楽曲を、4人は背景にMVも投影しながらプレイしていく。ラウドとエモーショナルという、Little Lilithを形成する2つの要素を1曲の中へクロスオーバーした楽曲だ。強烈なフレーズを次々と繰り出しながら楽曲が轟音を鳴らして突き進めば、その演奏へ、グロウルを交えながらもLILLYがエモーショナルな彩りを与えていく。フロアでも、身体を折り畳み熱狂へ身を委ねる人たちがあちらこちらに誕生していた。曲が進むにつれ、ハイトーンも生かしたLILLYの歌声がエモーショナルさを増していくところにも耳が惹きつけられた。

怪しげな音色が鳴り出すのを合図に、Little Lilithは『Utopia』をぶち噛ました。巧みに転調しながら黒い音を唸らせて爆走する楽曲へ、LILLYのエモい歌声の絵筆が熱狂のユートピアを描き出す。感じるまま、熱狂に溺れていけばいい。背景に映した広大な映像は、乱れ狂う今の感情を示しているようだ。

一緒に暴れようぜ!」と煽るLILLYの声を合図に飛びだした『Hollow』では、冒頭から観客たちが声を荒らげ、拳を振り上げる。止まることなく、荒ぶる表情を巧みに塗り替えながら進む展開に気持ちが壊れてしまいそうだ。でも、まだまだ熱狂に満たされたくはない。だから、大勢の人たちが身体中から熱を解き放っては、ふたたび熱を取り込むように暴れていた。

MCでは、SHIORIが観客たちとやりとりを交わす場面も登場。この日は、ドイツやベルギーなど海外からも観客たちが足を運んでいた。国内を見渡しても、北海道など全国各地からこの場に集まっており、その支持は、着実に世界へと広がりだしている。

最新アルバム『RUIN』に収録した曲たちを中心に構成しながら、ライブは進んでいく。次に演奏したのが、バラードの『BLESSING』。いつも攻撃的な楽曲を突きつけるLittle Lilithだが、彼女たちが真正面から取り組んだバラードには、轟音の絵筆でスケール大きな景観を描きだしていた。胸の内に秘めた思いを解き放つように歌うLILLYの声も印象深いが、切れ味鋭くもどっしりとしたビートを刻むYUKIとSHIORIのリズム隊、その上に轟音の絨毯を敷いてゆくERIKAのギターがあるからこそ、この世界観が生まれている。胸を震わせるように歌うLILLYの声が、観客たちの心を歌の世界へと引き寄せていったのも印象的だった。

ふたたび熱狂を描きだそうと、LILLYのグロウルを合図に、Little Lilithは『Dystopia』を演奏した。巧みに緩急を付けながらも、ずっと荒ぶる音の衝撃を撒き散らすメンバーたち。剥きだした荒々しい感情と繊細な心模様を巧みにミックスしながら伝える、その世界観に触れ、心地よく落ちていた。「生きるべき場所はどこに」や「私はここで生きていくんだ」と歌うLILLYの声も、胸を痛く揺さぶった。

ホラームードを携えた始まりが印象深いLittle Lilith流ハロウィンナンバーの『so I die』では、ドラマチックな展開を描き出す轟音乱れるパーティーな音楽を通して、観客たちを異境の地へと連れ出していった。

ステージの上から立ち去ったメンバーたち。入れ替わるように、活動初期からライブの冒頭を彩り続けてきたSEの『ThanatoPhobia』が流れだす。背景には、Little Lilithの4年間の歩みが年表のように綴られていく。その歩みが現在を示したのをきっかけに、改めてSEの『ThanatoPhobia』が流れだし、4人がふたたびステージに姿を現した。

そこでぶち噛ましたのが、「Little Lilith」としての始まりを告げた(現体制・現バンド名のLittle Lilithとして初めて演奏した)『LadyBug』だ。

演奏が始まるのを合図に、フロア中の人たちが身体を大きく折り畳み、ヘドバンに興じていく。4人もクールな装いで、これまで以上に凛々しい様で迫ってきた。とても荒々しくてスリリングな楽曲だ。刃先をなぞっただけでスパッと切れそうなほど鋭いナイフのような歌と演奏を4人は突きつけ、ふたたび観客たちに衝撃と衝動を与えていく。

「Never say never だって」と歌うLILLYの声が高らかに響き渡る。それを合図に楽器陣が轟音の鉄槌を振り下ろした。『STRIKE』だ。背景にはMVも投影。激しい中にも歌心を抱いたエモーショナルな声が、観客たちの気持ちを揺さぶる。身体と気持ちの両方を同時に刺激する。だから身体は熱狂を求めながらも、心はずっと、彼女たちの生きざまを歌うLILLYの声に引き寄せられていた。

MCでは、メンバーが4年間の思い出話を語りだす。SHIORIは「ヨーロッパツアーが思い出深い」と話しながら、ツアーへ行く日にぎっくり腰になり、泣きながら空港に行ったこと。そのときに3人が荷物を持ってくれた、その優しさが嬉しかったことなどを話していた。

YUKIは、『LadyBug』のMV撮影を、足の薬指を骨折した状態で、しかもピンヒールを履いてツーバスを叩いて撮ったときの思い出を語りつつ、Little Lilithとして始まったときの箱が本当に小さいライブハウスで、そこから今は、渋谷WWWという大きな会場で出来るまでに成長した幸せを語っていた。

ERIKAは、4年間で何ℓビールを飲んだのかの話。いつもミーティングしている部屋にお酒がたくさん置いてあり、酒量が増えたこと。ヨーロッパツアーが出来たことや、今があることなど、あれこれと話していた。

LILLYは、Little Lilithとして雑誌の表紙を飾れたことが嬉しかったと語りつつも、少しずつ夢を叶え続けて今へ繋がったことへの喜びと、支えてくれるファンたちへの感謝の想いを述べていた。

次に披露したのが、ライブで一つになることを願って作った、ERIKAの作曲による『Phoenix』。これまで以上に荒々しく攻撃的な音をぶち噛ますアグレッシブな楽曲だ。否応なく感情を揺さぶる音の衝撃に魂が奮い立つ。だから、フロアのあちらこちらから拳が突き上がる。途中で転調をするなど、荒々しい中にも表情豊かな面を見せるのが嬉しい。『Phoenix』、これからのLittle Lilithのライブへ熱狂を巻き起こすキラーチューンになりそうだ。

彼女たちは、けっして攻撃の手を緩めることはない。続く『HellFire』でも、冒頭からLILLYが手にしたタオルを振り回して煽るように歌えば、場内中の人たちも手にしたタオルや突き上げた拳を振り回し、この場に一体化した熱狂の景色を作りあげる。高ぶったこの感情、もっともっとアゲていかないと気が済まない。後半には、LILLYと観客たちによる「Oi!Oi!Oi!Oi!」と叫び合うやりとりも誕生。他のメンバーらと声を掛け合う場面では、SHIORIが「寿司、寿司、寿司、寿司」と、YUKIは「猫、猫、猫、猫」と、ERIKAに至っては「ビール、ポテト、ビール、ポテト」とコール&レスポンスを交わす遊び心も見せながら、この会場を熱くしていった。

Devoured Hope』でも、LILLYが前のめりの姿で叫び続ければ、その感情を、楽器陣による爆裂した轟音の演奏で蹴り上げる。徹底して攻撃に振りきった魂を燃えさせる4人の姿に、気持ちをずっと滾らせて熱狂し続けていたい。

4年間いろんなことがありました。楽しかったことや、幸せなこともめちゃめちゃありました。でも、同じくらい辛かったことも、苦しかったこともありました。でも、全部が私たちには必要なことで、それを一つ一つ乗り越えてきたからこそ、私たちはこのステージに立てているんだと思います。これからも自分が愛せるような未来を描いていきたいと思います。その人生が、みんなにとっても大切なものであることを願いながら」(LILLY)

その言葉を受けて歌いだしたのが、『Graffiti』だ。彼女たちがLittle Lilithという道筋の間に間に描いてきた様々な物語。それを、これからも自分たちが手にした音の絵筆で描き続けると誓うように、4人はこの曲を温かな思いを胸に優しく、エモーショナルに歌い奏でていた。彼女たちが描き記す未来の絵に、これからも一緒にいろんな経験という眩しい色をカラフルに塗り続けていきたい。

かかってこーい!!」。ここから一気に激しい攻撃をぶち噛まそうと、Little Lilithは『Double Suicide』を突きつけた。スケールの大きいヘヴィグルーヴでエモーショナルな楽曲に刺激を受け、フロア中から荒ぶる声が上がり続ける。メンバーらもLILLYの歌声に合わせて、ヘドバンをしながら演奏していく。いつしか会場中が、身体を折り畳む熱狂の景色に染まっていた。そして…。

最後にLittle Lilithは希望の歌として、最新アルバムのタイトル曲『RUIN』をぶち噛まし、今の自分たちが突きつけたい思いを、轟音に乗せてぶつけてきた。激しく重く唸る楽曲に身を委ねながら、荒ぶる音の衝撃に浸っていたい。背景に映し出す荒廃した景色と歌詞に触れながら、このまま熱狂に飲み込まれていたかった。

4人だけの力じゃできなくて、みなさんのおかげでライブが成立しています。今後ともよろしくお願いします」(SHIORI)

4年前の12月10日に一度焼け野原になったリトルリリスですが、今ではこんなにもたくさんの人たちが集まってくれるように、4年間頑張ってきて良かったなと思っています。もっとたくさんの人たちを増やして、一緒に盛り上がれる楽しい場所を作っていきたいと思っています。おっきい会場へ、マジにみんなでいきたいから、これからも頑張っていきます」(YUKI)

バンドが一番輝ける場所はこのステージだと思います。こうやって4人でステージに立てているのは、みなさんのおかげです。感謝しています。ありがとうの気持ちを直接伝えられるのもステージの上だからこそ、最後の一音までありがとうの思いを込めて弾きますので、みなさんも最後の一音まで受け止めてください」(ERIKA)

Little Lilithは、わたしの人生だからさ、これからもいろんな人たちにLittle Lilithの音楽を伝えていこうと思っています」(LILLY)

全員で一つになってぶち噛ましていけるか!!一緒に遊んでいこうか!!」。アンコールは、動画撮影可能曲となった『Gun Bullet』からスタート。撮影可能曲とはいえ、感情をガンガンに煽り立てる熱情的でアブレッシブな楽曲だけに、拳を突き上げ、声を上げずにはいられない。フロアにも、拳を突き上げ、身体を折り畳み、熱狂にひれ伏す人たちがあちこちにいた。間奏では、メンバーらと観客たちが一緒に頭を振り乱し、身体を激しく折り畳む様を描きだす。LILLYの振り上げる拳に沸き立つ気持ちを重ねあわせ、共に熱狂せずにはいられない。身体はずっと、この身を燃やし尽くすほどの熱に包まれていた。

フロア中から次々と上がる拳、拳、拳。Little Lilithは最後の最後に『ZERO』を叩きつけ、この空間を、観客たちと一緒に熱狂という色に染め上げていった。フロア中の人たちが身体を折り畳み、サビでは拳を高く突き上げ、この場から世の中を侵食していくに相応しい、熱狂という強烈な火種を作りあげていった。みんなで作り出した燃え立つこの熱を、もっともっと世界中に広めたい。5年目のLittle Lilithが、さらに飛躍の物語を描くためにも、その熱狂の火をずっと心を燃やし続けながら、4人と一緒に歩み続けたい。

5年目へと踏み出したLittle Lilith。その未来に期待したくなるライブだった。次は、8月24日(月)恵比寿LIQUIDROOMでのワンマン公演だ!

TEXT:長澤智典
Photo:nishinaga “saicho” isao

《SETLIST》
  1. SE.RUIN -Prologue-
  2. 1.Retribution
  3. 2.daybreak
  4. 3.Hallucination
  5. 4.Delete
  6. 5.Utopia
  7. 6.Hollow
  8. 7.BLESSING
  9. 8.Dystopia
  10. 9.so I die
  11.  
  12. SE.ThanatoPhobia
  13. 10.LadyBug
  14. 11.STRIKE
  15. 12.Phoenix
  16. 13.HellFire
  17. 14.Devoured Hope
  18. 15.Graffiti
  19. 16.Double Suicide
  20. 17.RUIN
  21. -ENCORE-
  22. EN1.Gun Bullet
  23. EN2.ZERO

LILLY(Vocal)使用機材紹介

Little Lilith

ONE MAN LIVE 2026.8.24開催決定!

Little Lilith LIVE 2026.08.24 ∼EBISU LIQUIDROOM∼ 開催決定!

【日時・開場】
会場:EBISU LIQUIDROOM
日程:2026年8月24日
開場:18:00 / 開演:19:00

チケット等詳細はLittle Lilithオフィシャルサイトまで
https://littlelilith.com/live/f0056961-b54d-49eb-9185-810bb4a6a51f

1st Full Album「RUIN」Available Now.

Little Lilith 1st Full Album『RUIN』
「破滅の美学、ついに覚醒」 ガールズラウドシーンで、独特の進化を遂げているLittle Lilith初のFull Album。
代表曲「Retribution」や4ヶ月連続デジタルリリースした作品を含む全11曲を収録。 「重低音×キャッチーなメロ」を武器に、最狂な楽曲で聴く者を「破滅」へと導く。

2025年12月10日Release
1st Full Album 「RUIN」
フォトブック付初回限定盤(LRKA-0003) ¥5,000 /通常盤(LRKA-0004) ¥3,500
https://littlelilith.com/discography/3cd95fc9-aefe-4dad-a061-2c959e8aecad


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