米光椋(Contrabass)使用楽器・機材紹介
■当日使用した楽器本体や弓、松脂についてお聞かせ下さい。
コントラバス:製作者不明・チェコ・1800年代後半のオールド楽器
米光椋(以下、米光):普段リペア等でお世話になっている工房で出会い去年購入しました。暖かく乾いた音が大好きです。ボディはやや小ぶりなのですがパワフルなのも良いです。
弓:H.R.Pfretzschner
米光:お仕事でご一緒した大学の先輩からちょうど弓を探してる時に売っていただきました。弾きやすくて、想像した音を出してくれる感じです。
松脂:POPS
米光:色々迷走してPOPS…(昨今のコントラバス弾きでは使用者多いと思います)。
■楽器を始めた年齢と所有楽器の遍歴について教えて下さい。
米光:16歳。高校生の時にコントラバスを始めました。当時は学校の楽器を使っていたのですが、受験前に今も所有しているEastmanを購入。そのあと大学卒業後に5弦のGliga。そして昨年、本公演でも使ったチェコのオールド楽器を所有しました。
■一番頑張って練習した思い出の曲を教えて下さい。
米光:藝大の卒業試験で弾いた、ボッテジーニの『コントラバス協奏曲 第2番 ロ短調 』ですね。入学した時からこの曲を卒試で弾きたい!と思っていました。
■個人的に一番好きな楽曲や作曲家について教えて下さい。
米光:シューベルトの『アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821』が昔から大好きです。
■ムジカーザ公演を終えた今のお気持ちをお聞かせ下さい。
米光:今回EMO stringsの本番には初めて参加させていただきました。とにかく曲が難しく(笑)。大変でしたが、逆に燃えて取り組め、本番は本当に楽しかったです。ありがとうございました。
撮影:小野寺将也