地行美穂(Violin)使用楽器・機材紹介

■当日使用した楽器本体や弓、松脂についてお聞かせ下さい。

ヴァイオリン:Oswald Möckel 1904 Berlin

地行美穂(以下、地行):高校生の時に当時師事していた先生と母と一緒に上京し、一番見た目が美しかった事と音が明る過ぎず深みを感じたので今の楽器を選びました。比較的分厚く作られているので鳴らせるようになるまで時間がかかりましたが、今は悲しみや絶望感から、深みのあるビロードのような音も素敵だし、キラキラとした明るい高揚感まで幅広いサウンドが出せる魅力的なヴァイオリンです。

弓:Jean Baptiste VUILLAUME

地行:軽さと持った時のしっくり来た感じが直感で良いと感じたので、すぐ決めました。あとで伺ったらお店にあった弓の中で一番高い物だったらしく、両親への感謝が日に日に増しています(笑)

松脂:Bernardel

地行:ヴィヨームの弓がしなやかで軽いので、Bernardelの松脂で吸い付きを良くしており、楽器の重厚感に負けないようバランスを取っています。

■楽器を始めた年齢と所有楽器の遍歴について教えて下さい。

地行:3〜4歳の頃に手解きを受けて、その後家族の転勤でしばらくバイオリンを弾いていない期間があり、本格的に再開したのは8歳頃だと思います。なので楽器の遍歴は記憶が曖昧ですが、現在のフルサイズに至るまで、3回ほどサイズアップした記憶があります。特に3/4サイズの楽器がオールドの良い物だったので、そこから楽器の音に惹かれていきました。

■一番頑張って練習した思い出の曲を教えて下さい。

地行:記憶に一番あるのは、高校生1年生の時に大人の方と混ざって初めてオペラ『ラ・ボエーム』を演奏した時に、オーケストラピットに入った感動と、これがやりたかったと直感的に思ったので、一番頑張って練習していたなと思います。

■個人的に一番好きな楽曲や作曲家について教えて下さい。

地行:ヴァイオリンの曲だと一番好きな曲はクライスラー編曲版『ロンドンデリーの歌』。作曲家はモーツァルト、ラヴェル、ドボルザーク、ジョン・ウィリアムズ、アラン・メンケン。

■ムジカーザ公演を終えた今のお気持ちをお聞かせ下さい。

地行:いつもEMO stringsのメンバーに会うと、全員が心から音楽が好きな気持ちを感じる事と、仲間が居てくれる喜びを感じながら楽しく演奏が出来るのですが、今回は過去一難易度の高いプログラムで、更にハンドパンやクラリネットを取り入れた新しい試みにワクワクしました。これからも素敵な皆様と共に弦楽器の面白さ、音楽の楽しさを追求して行きたいです。

撮影:小野寺将也

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