2020.6.28@日本橋三井ホール DAITA LIVE “COUNTER ROCKETS”

2020年6月28日 日本橋三井ホールにてDAITA ソロライブ「Counter Rockets」が開催された。

本題の前に今回のライブを行うまでのエピソードをお伝えしたい。
3~5月の間は国や自治体の発表をライブスタッフや関係者が待っている状況で、5月末には段々とスポーツやコンサートが様々な規制の中できるというのが決まってきた。そして、その解禁日がなんとDAITAの誕生日である6月19日。「これは絶対にできる、やらなきゃいけない」 という思いからライブを行う決断をしたそうだ。
世間が曖昧な情報で、何も知らないまま怖がっている状況だったが、「誰かが先陣きって突破口を示さないといけない」という思いからコンセプトを大きく変更した。

6月に入り、ウイルスに対抗して動き始めないといけないという状況の中、参加するバンドメンバーにもギリギリまで待ってもらい格闘していたそうだ。
そして、通常3~4日かけて行うリハーサルも今回は密を避け、感染リスクを最小限に抑えるために1日しか行われなかった。
いつもの流れではプリセット切り替えの確認や、使うギターの選定、アレンジの確認などから始まり、最終的に通しで演奏して終了するのだが、今回は密を避けるためにスタジオ内に入る人数も制限。事前に自身のスタジオでギターを選び、極力サウンドを作り込んで来た状態でリハーサルを迎えた。
演奏面でのリスクは高かったが、意識の高いメンバーを信頼し、1日集中し残りは当日という最小というコンセプトで行われたのだった。

そして当日、ウイルス対策として検温、消毒、ソーシャルディスタンスを意識した席配置でライブがスタート。
ここからはライブレポートというよりも各曲についてこだわった点などの解説をしていこうと思う。

SEは以前O-EASTでのライブで使っていた楽曲で、ダウンチューニングを使用した少しハードな曲。
ライブタイトルである「Counter Rockets」=「反撃の狼煙」という意味を込めてヘビーでロックな曲を選んだという。音源化はされていないので、そのうち聴ける日が来るかもしれない楽曲の一つだそうだ。

『Singular point』、ギターはG-Phoenix 。
今回は1曲目から良い音で始まった。会場リハーサルの時とほぼ変わらないほどの音質だ。人数制限、着席というスタイルでは人間が吸ってしまう帯域も少なく、音質にもかなり影響を受けていた。演奏者側のモニターしている音も、いつもは消えてしまうローエンドの帯域がはっきりと聞こえていたようだ。

この楽曲はソロ活動を始めたアルバムの最初の曲でもあり、氷室京介氏のライブでインスト楽曲として最初に演奏した楽曲でもある。曲名の「特異点」という意味から、この状況の中ライブができた特異な存在という自分なりのメッセージや意気込みを楽曲で表現できるということで1曲目に選んだという。

ここでシールドを抜き、ギターを持ち替えようとしてしまったが、次曲のカウントが始まってしまい、珍しく流れが止まった。ギターに問題があったのかと思ったが、今までとは勝手が違うライブの為、声援もなく、煽ることもMCで喋るのも気を使う状況で音を意識するよりも無事にライブを終わらせる事の方に意識が向いていたようで、ギターチェンジのタイミング間違えてしまったようだ。
そういうこともライブの面白さというのもあり、緊張感ある中でのライブだった為、緊張の糸が解れ、失敗も逆に良かったのかもしれない。

仕切り直して、『真実と闘争』。
激しいリフから始まる楽曲だが、特にAメロのフロントPUの艶っぽさが際立っていた。フロントPUの音には特にこだわっており、ようやくその音質に対するアプローチができるギターや機材が揃ってきたという。
一般的には24フレットのギターではフロントの音があまり良くないと言われているが、「G-Lifeのギターで出せるフロントの音」という通常のフロントのサウンドとは異なるコンセプトがあるようだ。
フロントの音を作る時はMarshallアンプを使用。それにGemini Boosterなどコンパクトエフェクターをミックスした時の相性が良く、メロウな音が作れるようになったのが影響している。

専属のPAも去年まではモニターのみだったが、今年からは外音もコントロールするようになった。外音もモニターで聞いているサウンドに近づける為、細かい調整が施され客席に届いていた。以前のライブに比べドラムや楽曲の奥行き、立体感が感じられるバランスだ。

『WILD BLOOD』ギターはレコーディングでも使用したTom Anderson。

デビュー25周年を迎えるタイミングで自分が気に入っていた楽器を極力使いたいということで、メインとして自分のサウンドを確立したG-Lifeとの違いを感じてもらいたかったようだ。
以前のメインギターだった理由として、ネックの感じも良く、自分の表現を出しやすく、体に馴染んだギターだという。ストラトシェイプ、握った感覚などがとてもフィットするそうだ。ここ最近はずっとG-Lifeを弾いていたが、今Tomを弾いたらどんな違いが出るのかを試してみたいという気持ちもあったとの事。

続いては『ROCK’N’ROLL DRIVER』。この楽曲は「青山英樹というドラマー」のグルーヴ感が、大いに出ていたように聞こえてきた。DAITA本人曰く、彼は「重めなドラマー」。重めのキックと勢いとキレでロックバンドとしてのアンサンブルが引き出されより一層ドライブ感があった。

ここでギターをG-Phoenixに持ち替え軽快なストリングスのサウンドから始まる『Melodicfall』。今回のライブの中でダントツにコシがあったサウンド。ライブでは3回目の演奏になる楽曲で、今回はチョーキングの粘りが味を出していたように感じる。
『Reincarnation』も同様に、ライブでの演奏回数を重ねるごとにフレーズに溜めがあったり、ライブでの表現方法を確立していっているようだ。

ギターをDSG Premium に持ち替え『Maillot Jaune』へ。
先程までのサウンドとは打って変わり、ライトで広がりのあるサウンドメイクになっている。曲の持っている軽快なノリと、少し低目のGain感がマッチし、プレイのタイトさに影響していたようだ。

続いては『Dawn Valley』。
個人的な感想だが、今回のライブではダントツに良かった曲だ。ニュアンスの伝わり方も繊細で、ライブハウスでやるよりも大きなホールが合うように感じる。
1コーラス目はギター1本と静かなピアノ、シンセサウンドで構成されており、ミュート時のボリュームペダルの操作やビブラートの細かいテクニックの丁寧さも簡単には真似できない程のプレイが素晴らしかった。

ライブ後半の模様はこちら

DAITA

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