【DAITA機材紹介】2020.6.28＠日本橋三井ホール DAITA LIVE “COUNTER ROCKETS”

2020/9/4

山本哲也（Keyaboard＆Manipulator）使用楽器・機材紹介

山本の使用機材もほぼ変更はなく、メインとバックアップ用2台のApple Mac Book ProでDigital Performerを使用して各曲のシーケンスをマニピュレートしつつ、キーボード演奏も行っている。

2台のキーボードは上段がSequential Prophet-6、下段がMellotron M4000D mini。本誌で取材させて頂く度にProphet-6に貼られたメモが増えているようだ（プログラムのバンクナンバーがどの曲で使用するものなのかが記載されているようだ）。

キーボードの足元にはKORG DS-2H（ダンパーペダル）、KORG VP-10（ボリュームペダル/メロトロン用）、BOSS FV-500（ボリュームペダル/Prophet-6用）、Roland EV-5（エクスプレッションペダル）と4つのペダルが並ぶ。

また、LINE6 M9（マルチエフェクター）とBOSS FV-50（ボリュームペダル）もセットされている。取材時にはM9にはプレートリバーブのエフェクトが表示されていた。

Mac Bookが設置されたテーブル下のラックには上からClassic Pro PDM/L II（パワーディストリビューター）、Radial SW8 mk2（バッキングトラック・オートスイッチャー）、そしてMOTU 828x（メイン）とMOTU 828 mk3（サブ）の2台のオーディオ・インターフェイスがセットされている。メインとバックアップ用2台のMacでプレイバックしたシーケンスをそれぞれのインターフェイスで出力し、 Radial SW8 mk2でトラブル時にバックアップ側の回線にスムーズに切り替えられるシステムだ。
下側のラックにはUPS（無停電電源装置）ユタカ電機製作所製のUPS1010SSの姿も見える。

山本哲也メールインタビュー

―1月に引き続き素晴らしい演奏をありがとうございました。コロナウイルスの影響もあり、お客さんを入れてのライブは久しぶりだったと思いますが実際にライブをやってみてどうでしたか？

山本哲也（以下、山本）：こちらこそ、こんな状況でできたこと、ありがたいです。
今現在、他で関わっているツアー関係がほぼ延期、ないしは未定という状況での、このライブは来てくださったお客さんにほんとうに感謝したいです。
お客さんの熱いものがなかなか伝わることはなかったですが、感じることはできました。

―1月と同じメンバーでしたが、プレイや機材等、前回と変更した点などはあったりするのでしょうか？

山本：今回ご一緒したお二人は1月のライブが初めてでした。もちろんお名前や音は聴いていたので1月の時のリハーサルではとても楽しみでした。実際、何の問題もなくとても楽しめました。
今回のライブも特殊な状況だったのですがそれを感じることなくメンバーとのアンサンブルは楽しめました。
変更した点などはセットリストが1月と基本的には変わらなかったので特になかったです。

―他のメンバーが派手にテクニカルなプレイをする中、マニピュレーター/キーボディストとして意識していることはどんなことでしょうか？

山本：リハーサルでシーケンスを作り込んでいく、本番はトラブルなく確実に再生できる。基本を大事にする、ですか。
キーボードを弾く時にはライブ感を出す、ということでしょうか。
ライブは楽しんでますが冷静さを失うとアウトなのでw

―山本さんは数年間連続で出演していますが、DAITAさんが弾くギターやエフェクターが変わっていく中で、シンセや同期の音などはどのようなことを意識してバランスをとっている（変えている）のでしょうか？

山本：そうですね、だいぶ長くお世話になってます。
ライブでのDの音はとにかく濃いと言いますか、ハイからローエンドまでグッと詰まってる感じです。なので、シーケンスに入っている録音された音をうまく混ざるように調整をします。特に新作の音はすごいです。
微妙な作業でなかなか大変ですが楽しんでます。

手弾きのほうは最近は、なるだけアナログシンセを使うようにしています。
これも音の密度の濃い機種です。あとはリアルタイムでVCFで音色を変えたりライブ感を大切にしています。

DAITA本人への後日取材を通し、ライブを各曲ごとにレポート＆解説します！

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