日本を代表するギタリストのひとり、DAITAが11月19日に11年振りとなるソロアルバム『Melodicfall』をリリースした。美しく壮大なサウンド・スケープの中心にオーガニックでダイレクトなギター・サウンドを配した全9曲が収録されている。今回、本誌ではこの新たな時代を切り拓くギター・インストゥルメンタル・アルバムについてDAITA本人を直撃。各収録曲ごとに詳しく語ってもらった。

誰もが聴いてネガティブにならない、ポジティブになってハッピーになれる曲を作りたい

―まずはこのアルバムのタイトルなんですが、読み方は?

DAITA(以下D):「メロディックフォール」です。造語ですね。本当は「Melodic Fall」で間にスペースを空けるんだけど、アメリカの知り合いに連絡して「くっつけて一つの言葉にできるかな?」って聞いたら、造語でカッコいいからそっちの方がいいって言われて(笑)。

―それでは、収録曲について1曲目の「Melodicfall」から順に伺っていきたいんですが、まずはこの曲の使用機材から伺えればと思います。

D:使用機材は、G-Phoenixの初号機(Royal Blue Turquoise)と、BognerのEcstasyヘッド、キャビもBognerですね。

―ドライのサウンドに対してエフェクターは掛けていないのでしょうか?

D:この曲は一切掛けてなくて、自分の気持ちを素直な指先のタッチで表現したかったから、シンプルに何も通さずやりました。

―この曲は6月のライブでも演奏された曲で、後半から展開していく曲ですが、楽曲がイメージするものはあるんでしょうか?

D:2017年の11月に映画の仕事で音楽を担当する事になって、初めてヨーロッパに行ったときに、アイスランドで大自然の風景とかいろんなものを見て来て、北欧の海や太陽の朝日とか夕日とかそういうのも凄かったんだけど、その中で一番インパクトがあったのはやっぱり滝が凄かった。氷河が生まれる地とか広大な雪原とか色々見てきたけど、やっぱりリアルに凍ってる滝、滝が零れながら、落ちながら凍っているっていう(笑)そのインパクトとか、滝の裏に回って大瀑布を見たりとか、そういうのって今まで見た経験が無くて。その水が流れ落ちるエネルギーや轟音に凄く自分の中で感じるものがあって。何が凄いかっていうと、自分自身が浄化されていくっていうのをもの凄く感じたんですよ。そのエネルギーを自分の中に蓄えて日本に帰ってきたから、それをなんとか自分の気持ちの中で曲にしたいなっていう思いがあって。当然いろんな風景とかのイメージは色々ありながらも、この曲の核になっているのは「ゴーザフォス(アイスランド語:Goðafoss。「神(神々)の滝」または「ゴジの滝」の意)」っていう滝なんですよ。「神々の宿る滝」って言われてるような神聖な場所なんだけど、本当に「いる」と思ったからね(笑)

―この曲が出来た段階でアルバムの1曲目にしようと思ったんですか?

D:そうですね…。1曲目かどうかは分からないけど迷いは無くて、でもやっぱこれが1曲目なんだろうなっていうのはすごく思いましたね。この曲があったからこのアルバムが出来たので。

―それでは2曲目「Reincarnation」。

D:「生まれ変わり」とか「転生」みたいなそういう意味があるんだけど、やっぱり自分自身的に新しい活動をしていこうと思ったときに、自分が一皮むけて新しく生まれ変わるっていうことがテーマとしては1つあったのと、世の中的にも停滞してる雰囲気があったので、日本もそうだし世界的にもそうだけど、いい風に生まれ変わって欲しいっていう願いも込めて。誰もが聴いてネガティブにならない、ポジティブになってハッピーになれる曲を作りたいっていう、そういう思いがあった中で、たまたま地元で車でぼーっと待ってたときにメロディーが浮かんできて、それをボイスレコーダーにパって録って、そのまま帰ってピアノ弾いて作った曲なんです。作ったときに「あ!これは絶対アルバムに入れたい」っていう、一番自分の中で重要な曲になるって思った曲で。だから、アレンジもそうだし、いろんなものに関して一番こだわってるんです。松本晃彦さんていう『FANTASIA』から繋がって参加して頂いてる音楽家の方と数年前にアメリカで再会したんですけど、今回の「Melodicfall」とか、この曲があったから彼とまた一緒にコラボレーションしたいって凄く強く思った曲ですね。

―松本さんは以前はどの曲でご一緒されたんでしたっけ?

D:「FANTASIA」と「New Journey」っていう2曲でストリングスやオーケストレーション・アレンジを頼んだんですけど。ちょうど11年前ですよね。『FANTASIA』が完成したときにその先の可能性を感じてて。11年も月日は経っちゃったけど、自分の中のコンセプトとしては「ポジティブ」とか「元気」とか「ハッピー」とかそういう希望に満ちた気持ちを呼び起こさせるような、本来持ってた自分を取り戻すみたいなそういう思いがあったし、そういう思いで作ったアルバムなんで、その中心になる曲だと思ったから原点に還るって意味でも『FANTASIA』との繋がりは自然に意識しましたね。

―なるほど。ちなみに、この曲の使用機材は?

D:使用機材は、同じくG-Phoenixの初号機、そしてボグナー、ボグナーキャビですね。

―では3曲目「Maillot Jaune」ですが、この曲名はなんて読めばいいのでしょうか?

D:「マイヨ・ジョーヌ」っていうんだけど、フランス語なんです。僕が自転車のロード(ロードバイク)をやっていて、その自転車のレースで世界3大レースっていうのがあるんですよ。イタリアとスペインでもレースがあるんだけど、その3大レースの中のひとつにフランスのツール・ド・フランスがあって、そのレースの毎日競って一番の人しか着れない黄色いユニフォームが「Maillot Jaune(マイヨ・ジョーヌ)」っていうんです。僕は自転車好きだから、自転車漕いでて心地良い感じ。まぁハーレーでもいいんですけど、そういう突っ走るシチュエーションでテンションが上がる曲が欲しいな、なんて思ってた時に、たまたまそういう曲が書けて。曲タイトルは後付けなんだけど、大自然の中を走る、爽快な風を切って走る気持ちを音に表現したっていうんですかね。これも機材は同じ機材なんだけど、ギターだけはアーム付きのG-Phoenix CustomのDeep Royal Blue Turquoiseですね。で、途中でギターソロとかがあったときにちょっと変化が欲しかったから、自分が昔から大切にしてるTom Anderson Classic Bora Bora Blueでタッピングをするとか、そういう。やっぱり音色で決めるので、そのフレーズにタッチが一番合ってたのが、そのギターですね。やっぱりこの曲はメイプル指板で弾きたいっていうのもあったので。そういうフレーズになってますね。

―次は「Dawn Valley」です。

D:これはギターはDSG Premium Bora Bora Blueで弾いてますね。

―サビのチョーキングの微妙なニュアンスがものすごく細かくて…

D:ものすごい細かいでしょ?(笑)これは、冷静に聴くとすごく細かいんだなっていうね。でも、自分でもやってて自然と出てきてるけど、そういう要素を求められる曲、フィーリングでした。同じフレーズを弾いても違う…歌唱力と同じで、ギタリストとして自分が今持っている表現力を最大限にフルで発揮できる曲だったんじゃないかなと思いますね。

「D-ROCK」の中でもっと幅を広げて行きたい

DAITA

DAITA New Live DVD「THE GUITAR EMISSION - ULTIMA ENSEMBLE -」2024.11.19 Release!!

2024年6月22日(土) 神田スクエアホールで行われたTGE20周年記念コンサート「THE GUITAR EMISSION - ULTIMA ENSEMBLE - 」のライブ映像を完全収録!
発売日:2024年11月19日
品番:SMDL-20241119
収録曲:全20曲収録
発売 / 販売元:SOUND MOTORS INC.
<TGE 20周年記念特別企画>
■2024年6月22日 " KANDA SQUARE HALL " にて行われたライブ・コンサート全曲を完全収録(エンドロールに「DAITA 20年の軌跡」映像を特別収録)
■DAITA メッセージ入り特典封入紙を同封(サイン入り)
■TGE 20周年記念 - LINER NOTES - DAITA によるマニアックな全20曲解説インタビュー動画を購入特典として視聴できます。(同封の封入紙にあるQRコードよりご覧頂けます:YOUTUBE - DAITA TV - 特別限定公開)
▼お申し込みはこちらから
https://www.g-life-guitars.com/ultimaensemble-dvd/

DAITA New Album「DIRECT WORD」絶賛発売中!

DAITA is back!!
フロンティア・スピリットでギター・インストゥルメンタルの新境地を切り開く!

Project Album『DIRECT THIRD』より10年! 待望のダイレクト・シリーズ4作目 “DIRECT WORD” が遂に完成!
唯一無二のテクニックとメロディー、独自のロック・サウンドと様々なジャンルのエッセンスを巧みに融合させた “新たなるD-ROCKの世界” 『音が言葉を凌駕する』 魂のギタープレイの数々。 全世界が驚嘆!アグレッシヴに全てタッピング奏法で演奏された 至高の先行シングル “Fingeroid” は完全必聴!!
ゲームアプリ『バンドやろうぜ!』 「四響降臨GIGS 〜断罪のラファエル」に提供された楽曲 “Lucifer D” のリアレンジ 、リテイク・ヴァージョン “Lucifer D - Limited Edition -” を特別収録
※2022年11月デジタル配信が開始された “DIRECT WORD” に【THE GUITAR EMISSION】ライブのオープニングを飾る “Beginning” “Spinning” の2曲が追加収録された完全盤! スペシャル・アルバム仕様(全10曲収録)

https://www.g-life-guitars.com/directword-cd/

「DAITA THE GUITAR EMISSION - STRING ART - 」ライブDVD 絶賛発売中!

「Melodicfall 」「Reincarnation」「Futatsu no Yuragi」初収録!
DAITA初の会場「日本橋三井ホール」で開催された- STRING ART -ライブの映像を完全網羅した最新ライブDVD!!

DAITA THE GUITAR EMISSION - STRING ART -
2019.6.23 Nihonbashi Mitsui Hall LIVE DVD
【ONLINE STORE 限定リリース】
発売 / 販売元:SOUND MOTORS INC.
SMDL-20200401(TGBS-11491)
本体価格¥7,150
2020.4.1発売
全18曲収録

http://www.g-life-guitars.com/string-art-dvd.html

DAITA Solo Works 15th Anniversary Photo Album - D-LIFE - 絶賛発売中!

DAITAソロデビュー15周年を記念した初の豪華写真集”D-LIFE”。
ソロワークス15周年記念公演TGE WHITE HOLE(2018年)の未公開ライブ写真から初のソロライブ TGE First Impact(2004年)までを大量の写真で振り返るライブヒストリー。
DVD作品になっていない貴重なライブ写真や各年代ごとに変化する華やかなステージも迫力の掲載。ソロワークス15年間の歴史を刻んだ証が、このライブヒストリーでわかる!!
そしてDAITAが選んだ15年間のアーティスト写真のすべてがここに!!
スタジオ撮影からロケ撮影まで全てを網羅したベストショットが集結!!
ここでしか見られない未公開写真も独占公開。
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