僕の本質はここにあるっていうことを、言葉は無いけど楽器のメロディーとして伝えたかった

―ラストは「Futatsu no Yuragi」。これはGodin(ACS Slim Black)で録っているんですね。本物の(エレガットではない)ガットギターを使わなかった理由はあるんですか?

D:これは、過去に『アコギdeガンダム(GUNDAM UNPLUGGED ~アコギ de ガンダム A.C.2009~)』ってアルバムをやったときに(編注:DAITAは劇場版『機動戦士ガンダムII 哀 戦士編』挿入歌「風にひとりで」で参加)メインギターとしてメロディーを弾いたっていう結果とサウンドの安心感があったっていうのと、ただ、楽曲も違って自分のオリジナルだし、リズムもなくて、自分がはじめて触ったピアノっていう楽器と、自分が二番目に触ったギターっていう楽器のガットギターっていうその2つだけでレコーディングするっていうのを最初に決めて作った曲だから。僕の本質というか、人間としての本質、伊藤大太としての人間の本質が多分この曲だっていうことをメッセージとして届けたくて。ヘヴィな曲だったりトリッキーな曲だったりプログレッシブな曲をやってるけど、僕の本質はここにあるっていうことを、言葉は無いけど楽器のメロディーとして伝えたかったっていう。そういう深い思いがある曲ですね。

―これまで曲ごとに伺ってきた使用ギターはリードの音を録ったギターということですよね?

D:そうです。ただ、バッキング、リズムギターを弾いたのは2~3曲だけなんですよ。あんまり聴こえないけど「Refreshing Smile」のアルペジオとか。あそこはトム(Tom Anderson)のテレキャスとフリードマンのアンプで…。あと、アンプで言うと「Vulcan」とかのジャ~ンってバッキングの音伸ばすようなやつは、そこでトライアクシス(MESA/Boogie TriAxis)使っただけで、リードでトライアクシス使ってないの初めてなんですよ。ライブでは必ず使っているけど、アルバムで使ってないのは今回が初めて。リードのアンプはMarshall JMP-1とBognerとソルダーノ(Soldano X-99 Caswell)。だから結局、一番大事にしてきたブギーを脇役に追いやってしまったっていう(笑)。

―DAITAさんのライブでギターの音を聴くと「CDみたいな音をしてるな」ってそういう風に聴こえるサウンドなんですけど、逆に今回のCDの音はアンプから出てきた音のまんまの感じが凄い出ていたような、そう聴こえるよう調整がされていたように聴こえたんですが、その辺りはやはり拘ったところなんでしょうか?

D:やっぱり、シンプルに、ダイレクトに。“ダイレクトシリーズ”ってプロジェクトアルバム作っているけど、それは自分が全部統括して、それこそすべての楽器をコントロールするっていう、そういうイメージでの「ダイレクト」だけど、今回のソロアルバムっていうのは初めてギターサウンドとしても「ダイレクト」さは意識しました。

今までもそうしてきたつもりだけど、やっぱり11年のインターバルがあった間に楽器、機材がかなり変わってる、その関係で昔とは音も違う。その中でみんなにどういう風に聴いてもらおうかって思ったときに、聴感上のサウンド感とかそういうのは変わるかも知れないけど、機材が変わろうが何しようが「本質の音」はまるっきり変わってなくて、でも人間として成長してるってことを伝えたくて、そういう録り方をしたんです。

それが伝わってくれればいいなって思いで作った作品なので。特に言葉も無いわけだから。演奏者は音色とタッチだけでしか表現できないですからね。それで、あ、この人はこういう人間なんじゃないかな?なんて「楽器のトーン」で理解してもらえるような音色になっているとは個人的に思います。例えば、著述家だったり小説家の人たちが文体で表現するような感じで、僕は「音体」で表現したいっていう(笑)。それを凄い意識したアルバムです。だからやっぱり前作から間が空いてもの凄い時間がかかったけど、これからの作品づくりのためにどうしても必要だった時間だったなって今では思います。

―もっと聴き込んでいく度に新たな発見もたくさんありそうな作品ですね。

D:多分、自分でも分からないところもあると思うけど、録ったときはこう思ってたけど、後から気づくっていうのは過去の作品でもいっぱいあるので。どういう思いで自分が弾いてたんだろうって後に自分で考えさせられることって結構あるから、今回のアルバムが、また、例えば10年後に自分が聴いたときには違うものになっていると思う。今回またこうして再スタートが切れたし、今後はね、自分が迷ってた時期は抜けたし、もう迷わず走れるっていう状況がこのアルバムで出来たので、前よりはスピーディーにまた作品を作れるんじゃないかなっていうのは思ってます。

―このアルバムの曲たちも今後ライブで演奏されて感じたことが変わってくれば、アレンジ等も変わってくるんですかね。

D:そうですね。やっぱり一緒にセッションするミュージシャンによって弾きたいフレーズが変化してくだろうし、音色も変化してくと思うんです。ただ、ブレないっていう姿勢、これだけは核としてはあると思うので、いい形で変化してく、進化してく、プログレッシブに生きていくっていうのは今回のアルバム『Melodicfall』が全て物語ってくれてるんじゃないかと思います。

撮影:野田雅之
インタビュー:河本亘介

DAITA

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