Technician’s Voice
Instrument Technician : 望月文太/Bunta “MOTCHY” Mochizuki
株式会社SOUND CREWを経てフリーランス。2012年のPRINCESS PRINCESSの再結成時に舞台監督とし現場に入り、その後のソロツアーにも帯同。現在は楽器の面もケアする様になった。
――今回、機材や音作りについて変更あった点や行った事をそれぞれのメンバーごとわかる範囲で教えて下さい。
香さんは今回は足元にLINE6 M-9を追加して、ディレイ、リバーブを増やし、今までよりも少し広がりのある音作りをしました。
Telecaster、Nocasterも6WAYブリッジに改造して、テンションコードの多い香さんの楽曲に対して、より正確にチューニングできる様にしました。
Yukoはアンプ、足元共にオールリニューアルし、更にストラトを増やしたことにより、香さんとのギター2本での絡みも、個々にキャラのある音作りをしました。
HALNAはまず、ベースがカスタムショップ製Precision Bassに変わり、アンプも変更、足元のレイアウトも変わり、完全に新しいシステムでツアーに臨みました。 以前よりも、よりクリアでコシのある音になったと思います。
Yuumiは前回のツアーとドラムセットも変わり、Yuumiらしい、タイトかつ、迫力のあるビートがより気持ちよく聞けたのではないかと思います。
――香さんのギターブリッジ変更のお話をお聞かせ下さい。どのような狙いがあったのでしょうか。
先程と重なりますが、テンションコードを多用する香さんの楽曲では、より正確なチューニングが問われます。 そこに対応するためですね。
――今回のツアーにおける大変だった点はありますか。
香さんから連絡を頂き、急に12弦ギターが欲しいと言われた事ですかね。
しかも、指定がリッケンバッカーの黒…
探しに探して、福岡にあった1本を東京まで取り寄せて、試奏して購入しました。
――ツアー最終日(5/23 マイナビBLITZ赤坂)について、思い出に残った場面があれば教えてください。
今回はライブの形式がちょっと特殊で、昭和、平成、令和と3つの時代で音楽を奏で続ける、香さんの楽曲達を時代別に演奏して行くという企画があり、リクエスト投票1位だった『19 GROWING UP -ode to my buddy-』の際のお客さんの、「待ってました!」と言わんばかりの表情ですかね。
機材撮影:小野寺将也
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2019.5.23@マイナビBLITZ赤坂 ライブレポート
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