音作りは、より歪まなくなってきた

―Unlock the girlsに参加することになった経緯をお聞かせ頂きたいんですけど。

Y:香さんのソロでやってるPAさんとローディーさんがFLiPでやってくれてたPAさんとローディーさんと一緒だったんですよ。で、FLiPが活動休止になって、でも、PAさんもローディーさんもすごい長くずっと同じ人で、FLiPの最後のライブではもうPAさんも泣いたりしてて。うちらのことをめちゃくちゃ気にしてくれてたんです。それで、香さんの「50歳になったから新しいことをはじめたい、またガールズバンドやりたい」っていう発言を聞いた瞬間すぐ連絡くれたらしいんですけど。「今なにやってんの?香さんととりあえず音合わせしてみない?」って。

―PAさんからYukoさんに連絡が来たんですね。そのときはどう思ったんですか?

Y:「香さんって本当にあの香さん!?」みたいな(笑)。「プリプリ(プリンセス プリンセス)の香さん?本当に?うちらみたいなのと本当にやります?」みたいな、最初はちょっと半信半疑っていうか。音合わせまで頑張って練習して行くけど、その後どうなるかはちょっとわかんないな、と思ってました。最初はド緊張ですよ。

―そのときは、最初の音合わせっていうのは何をやられたか覚えてますか?

Y:香さんのソロ曲を2~3曲ぐらい。あのときは『Kiss & Kiss』っていう曲と、あとなんだったかなぁ?『ハッピーマン』もやったかな?『ハッピーマン』はまだやってないかも。その後にテレビの収録があって、『Kiss & Kiss』はやったんで、その曲は入ってましたね。

―音合わせして、その後の流れはどうなったんですか?

Y:「いいね!」っていうか、「みんなちゃんと弾けるんだね」みたいな(笑)っていう感じで、ちょっとやってみようみたいな。そのときは、最初まだHALNA(Ba)がいなくて。最初はお試し段階としてYukoとYuumiは収録のバックの子たちみたいな感じで。で、香さんがベース持って、とりあえず収録とか色々やってみて、みたいな感じでした。最初一回やって、ちょっと間が空いたかな。その間にHALNAもそのPAの人が声をかけて。そのPAさんはHAKU(編註:HALNAが以前活動していたバンド。2016年8月解散)も直接やってたのかな?で、4人集まって。じゃあもうメンバーも集まったし、4人でとりあえず曲、4人のオリジナル曲を作っていこうみたいなのと、ライブでお披露目がありましたね。香さんの「HAPPY 50th ANNIVERSARY LIVE」の前半はいつものメンバーで、最後の30分だけうちらみたいな感じでお披露目させてもらいました。

―Unlock the girlsではYukoさんはGibsonのレスポール・スペシャルを使っているイメージが強いんですけど、それはどういう理由があるんですか?

Y:香さんは基本テレキャスなんですよ。私も基本テレキャスな人生だったんですけど、被るじゃないですか?(笑)
最初はレスポールって敷居が高かったんですよ。「大人の楽器」みたいな(笑)。ちゃんとニュアンス出せる人じゃないと弾いちゃいけない楽器みたいなイメージだったんですけど。でも香さんのメイン機がテレだったんで、ちょっともう挑戦してみようって言うか。バンドのサウンドとしてもそっちの方がいいし、とりあえず手元にお迎えしてみて、って言う感じで探して。でも見た目もかわいいのがいいみたいなのもありつつ。

Yukoが現在メインで使用しているGibson Les Paul Special w/Bigsby(2019年5月撮影)

―最初買ったギターはIbanezのセットだったじゃないですか?その後はギターの変遷はどうなってきたんですか?

Y:その後一回ストラトに行って。Fenderのエリック・クラプトンモデルもどきのやつがあって(笑)。

―それは高校のときに使ってたんですか?さっきお話にあったオーディションのときとかも?

Y:高校のときです。うん。そのときはそうですね。で、東京に行き来するようになって、メインで使ってたコンターの部分が削れてるテレを東京で買ったんでしたね。

―あのサンバーストのやつですよね。Yukoさんと言えばあれのイメージが強いです。

Y:あれが長くメインで使ってましたね。

―どこで買ったかって覚えてますか?

Y:あのときは本当に東京に行くの2回目とかで、とりあえず東京で楽器が欲しい、みたいな。

―それはもう高校卒業した後ですか?

Y:卒業したばっかりですかね。沖縄に住んでる女子からすると、とりあえずお茶の水に行けば楽器が見つかる!みたいな感じで、お茶の水の楽器屋さんをハシゴして。どこの楽器屋さんだったかはもう覚えてないんですけど、あのテレと出会って。本当にお茶の水に行けば何かしら見つかるんだろうと思ってたんです。

現在も愛用するFender Highway One Telecaster(2018年2月撮影)

―テレキャスの後に買ったのが白いレスポール・スペシャルのビグスビーを搭載したものってことですね。あれかっこいいですよね。

Y:はい。あれは見た目も(決めた)要因でしたね。銀座の山野楽器で買いました。

―その後と言うか、音作り的なことで言うと、FliPのときとLAZYgunsBRISKYとUnlock the girlsでどういう風に変わってきたかってありますか?

Y:一番言えるのは、より歪まなくなってきましたね。

―じゃあ、エフェクターとかも少なくなってきたんですか?

Y:エフェクターの量は変わらないんですけど、FLiPの頃、ギター始めた頃ってあんまり弾けないじゃないですか?今思えば、それを誤魔化すために歪ませてたんですよ。“曲がこういう曲だから歪ませよう”って意図じゃなく、自分のカバーと言うか、そのために歪ませてたんだなぁって今は思います。それも、続けていったらそのうち気付くことじゃないですか。曲作っていって、“激しい曲だからこの曲だけはめちゃくちゃ歪ませる”っていう感じの使い方じゃない限りはなるべく歪ませないって言うか。ちゃんとカッティングで切れるし、ソロのニュアンスとかも出せるように。

―楽器・機材の遍歴でお聞きしてなかったのはあとアンプですかね?アンプは最初はどういう感じでした?

Y:FLiPのときは竿(ギター)もアンプもほぼほぼずっとFenderでしたね。

FLiPでの活動で使用していたFender Super Sonic 100
(写真提供:Yuko)

―FLiPではFenderのアンプを使っていて。そのほか、Marshallとかは使ってこなかったんですか?

Y:Marshallは使ってないですね。レコーディングとかでは使ったりもするんですけど。

―今メインで使用しているアンプはOrangeですよね。Orangeのいいところってどんなところですか?

Y:やっぱ音がみっちりしてる。前に飛んでく。クリーンも綺麗ですし、粒の細かさがやっぱりサラサラしてる方って言うか、ちゃんと歪ませてもうるさくないって言うか、痛くないって言うか。粒が細かいんで、わーって広がってくれるんです。で、ミドルレンジも、ローミドルも出てて、床にタイヤとか付けずに直接置くとすごい響くじゃないですか。あ、もう鳴ってるんだなっていうのが分かりやすいアンプっていうか。で、チャキっともなるし。カッティングとかのフレーズが多いんで、そうなるとチャキっと立ってくるのが気持ちいいですね。

自分のライブ音源を聴いて、テンションの上がる自分でありたい

岸谷香/Unlock the girls

岸谷香 New Mini Album 『Unlock the girls 3 –STAY BLUE–』Now On Sale!!

“今こそ青空を駆け抜けよう!岸谷 香・富田 京子の盟友コンビによる光輝く青春エールソングを収録!”こんな時代だからこそ精一杯の元気を届けたいという想いから、プリンセス プリンセスの盟友・富田 京子と共に、世代を超えたエールソング「STAY BLUE」を制作。切ない恋愛を歌った「A VISITOR」の作詞には中山 加奈子が参加。岸谷 香率いるガールズバンド”Unlock the girls”のパワーアップした演奏にも注目の、キラキラとした青春を感じる1枚が完成。

SECL-2498 ¥2,400 tax in

<収録内容>
M1:STAY BLUE 作詞:富田 京子 作曲:岸谷 香
M2:Wrong Vacation 作詞・作曲:岸谷 香
M3:A VISITOR 作詞:中山 加奈子 作曲:岸谷 香
M4:charm 作詞:富田 京子 作曲:岸谷 香

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