SILENT SIRENが作りだす大人の青春は、けっして終わらない!!!

1月15日に最新ミニアルバム『more than pink』をリリース。同作品を手に、SILENT SIRENは1月18日より15周年記念も兼ねた全国ツアー SILENT SIREN LIVE TOUR 2025 15th Anniversary「Lady to go」をスタートした。そのツアーファイナルになった2月27日、Zepp Haneda公演の模様をここに紹介したい。

凄まじいノイズのような音が、一気に華やぎだす。その音に合わせてメンバーらがステージへ。上がる歓声。高まる興奮。「いくよTOKYO!!」と叫ぶすぅ(吉田菫/Vocal&Guitar)の声を合図に、歪むギターの音が炸裂。ライブの冒頭を飾ったのが、最新ミニアルバム『more than pink』の1曲目に収録した『Lady go』。最初から爆音を轟かせて3人が演奏。勢いを持ってぶつける凛々しい姿は、歌詞に記された言葉ではないが「負ける気しない」。ゆかるん(黒坂優香子/Keyboard)の振り回すタオルの動きに合わせて、フロア中の人たちも一緒になってタオルを振り回す光景も華やかだ。疾走するシャープなビートに乗せて爆音を轟かせつつも、SILENT SIRENらしいポップでチャーミングな魅力も歌に投影。すぅの「もっともっともっともっと」の声に煽られるたび、場内中の人たちの感情もゾクゾクしながら急上昇。さぁ、このままテンション爆上げでアガるところまでアガりきってしまおうか!!!

次に飛びだしたのが、ライブではお馴染みの『八月の夜』。序盤から新旧入り交え、SILENT SIRENの15年間の歩みを自由に行き交うように楽しめているのが嬉しい。ゆかるんの振り上げる腕の動きにあわせてフロア中から拳が突き上げる景色も、この場を彩る熱狂に欠かせない要素。唸るベース音を含め、あいにゃん(山内あいな/Bass)も身体にズシンと響く演奏をしながらも、胸を踊らせるポップ&チャーミングな表情もしっかりと見せていた。だから、その姿に視線が惹き付けられる。互いの微妙な距離が、すでに急接近してあっているのも嬉しい。

立て続けに繰り出したのが、『女子校戦争』。演奏を耳にした途端、フロアを埋めた観客たちの熱狂と興奮のボルテージが急上昇。早くもライブの後半戦で大騒ぎしている気分だ。無数のカラフルなレーザーが飛び交う中、3人は凛々しい姿を示し、観客たちを自分たちの懐の中へしっかりと巻き込んでいった。早くも現実が吹き飛んだ気分。どんどん熱の上がってゆく演奏も刺激的だ。

最初のMCで、すぅが「1曲目からぶち噛ましてきたんですけど、どうですか!? ここからヒートアップしていくから!」と煽れば、ゆかるんも「明日動けなくなるくらい出し切って、忘れられない日にするから」と煽っていた。あいにゃんはフロア中を見渡し、「今日、サイサイピンクの景色を見れてとても幸せです!」と今の気持ちを述べていた。

日頃からストレスを溜めている現代人へ向けて届けたのが、最新ナンバーの『Who’s that?』。この曲に身を預け、気持ちが動くままに身体を揺らせばいい。シャキシャキッとした軽快なビートに乗せて彼女たちは身体を跳ねさせ、ストレスが吹き飛ぶほどに気持ちをときめかす歌と演奏を届けてきた。ときに、すぅの「おしおきしちゃう」の甘い声に胸をキュンとしながらも、疾走するビートに合わせて、大勢の人たちが高く拳を突き上げていた。みんなスカッとした姿を見せていたのも、日頃から溜まっていたストレスを発散していたから!?

歪みを上げた激烈な音を鳴らすギターサウンドに乗せて、すぅが「ワンツー!」と声を上げるのを合図に『milk boy』が飛び出した。フロア中の人たちが野太い声をあげて騒ぎだし、すぅと熱い声をかけあう様も描きだす。疾走する甘い衝撃に触れ、気持ちが熱く奮い立つ。すぅの「罪なきみもう許せないよ」の声も刺激的だ。途中で、あいにゃんの甘いコーラスも魅力に加えた3拍子の表情に展開しつつ、そこから熱狂を携えて走り出す様も描くなど、熱を抱いて疾走する楽曲に身を預けた観客たちが、絶叫と熱狂の拳を3人にぶつけていた。

熱情した様へ、さらにスリリングな刺激を与えるように演奏をしたのが『Limited』。凛々しい様でギター掻き鳴らす、すぅの姿が強烈なインパクトを放っている。駆けるビートと高まる歌声がシンクロしながら、熱を上げるように加速してゆく。高ぶる気持ちを拳にして返す観客たち。無数に突き上がる拳を、3人はさらに熱狂へ導くパワーにしながら、熱風を吹かせるような歌と演奏を通し、この場をスリリングな空気で満たしていった。立て続けに懐かしい曲を演奏したのも、気持ちを騒がせる嬉しい要素になっていた。

続くMCでは、今年で結成15周年になることを報告。生まれた子どもが中3になるくらいの年齢を重ねてきたことになるとも説明。すぅは、10代の頃から「大人になりたくない」感情をずっと持ち続けてきたが、気づいたら自分が大人であることを自覚し、大人になることで大切なものが増えるし、大人になるのも悪くはないことだとも語っていた。

次に届けたのが、大人になったすぅの視点で、大切な人たちに向けて思いを届けた最新曲の『君とダーリン』。身近な大切な人たちへの今の素直な気持ちを、ラブソングに例えて表現。言葉のひと言ひと言を胸の奥で噛みしめつつも、愛しさを持って伝えるようにすぅは歌っていた。彼女の気持ちを後押しするように2人も演奏。ゆかるんが手を大きく振るたびに、フロアでもたくさんの手が揺れる。その景色も素敵だ。先までのブロックが熱狂を追い求めていたとするなら、このブロックでは、胸の内で大切にしている思いを、3人は愛しさを持って伝えてくれていた。

このブロックでも、新旧の楽曲を並べてきたのが嬉しい。続く、冬を舞台にした『Melty』では、胸の内から沸き立つ思いを、今は失った愛しい人へ伝えるように歌い奏でる3人の姿があった。すぅの歌う切ない歌詞の一つ一つを伸ばした手でしっかりと受け止めたい。切ない思いに胸がキュッと鳴るのに、躍動するあいにゃんのベース音を含め、疾走する楽曲をエモーショナルな気持ちで受け止めていた。甘くてエモいこの刺激が、今はとても心地好い。あいにゃんのベースの音も胸を踊らす嬉しい刺激だ。最後に届けた、ゆかるんのピアノの演奏もとても印象深かった。

ふたたび最新曲の『メイビーベイビーブルー』へ。すぅの刻むギターのリフに気持ちが騒げば、躍動するあいにゃんのベースとコーラスが胸躍る刺激を与えてゆく。ゆかるんも、ずっと身体を揺らして演奏。カラフルなレーザーも飛び交うステージの上で彼女たちは、熱狂する観客たちと一緒に胸の高鳴りを感じていた。3曲とも悲しい失恋の歌なのに、楽曲が熱と光を持って疾走するから、気持ちを熱くせずにいられなかった。

ここからは「サイサイコーナー」と題したブロックへ。3人のトークを楽しめる、ライブではお馴染みのコーナーだ。ここでは、ゆかるんが進行を担当。全7公演のツアー中、各会場でゲームを実施。ここまでの6公演では、3人とも「×」(負け)が2つずつ。この日のゲームで負けた人が、恒例の「大罰ゲーム」を受け、後にファンたちに映像として伝えることになる。

この日のゲーム内容は、「サイサイ フラッグゲーム」。いわゆる旗揚げゲームだ。流れてくる「赤上げて、白下げない」などの声へいかに正しく反応するかを競うのだが、普通の旗揚げゲームではなく、ときどき「ビアンコ(白)」や「ロッソ(赤)」などイタリア語で指示が出たり、「お米」や「ポスト」のように赤白を物に置き換えていたりもする。さらに「くるっと回って、はいポーズ」など、いろんなトリッキーな指示も出ることから、3人とも一瞬で理解するのが難しく、困惑する場面を何度も見せていた。

必死にゲームへ取り組んだ3人。 誰が一番上手かったのかの判定は、ファンたちの拍手の数の少なさで判定。この日は、あいにゃんとゆかるんの拍手の数が同じくらいだったことから、このゲームの主催者が最終判定。結果、「×」と告げられたのがあいにゃん。この時点で、あいにゃんが「大罰ゲーム」を受けることが確定した。その内容が、「ドリフト走行」体験。メンバーの中で一番三半規管の弱いあいにゃんだけに、過酷な罰ゲームになりそうだ。その模様は、後にSILENT SIREN側から告知されるので、小まめに情報をチェックしていただきたい。

ライブの後半戦では、このツアー前に「サイサイALLSTAR」と称して15年間で制作された楽曲の中からファンによる投票で選ばれた上位7曲のうちの1曲を演奏。ここまでのツアーで2位~7位の曲を披露してきたことから、この日は栄えある1位に選ばれた楽曲を演奏する。それが、長年ライブのみで聴ける人気曲として支持を得続け、会場限定でのみ音源を手に出来る『シンドバッド』。メンバーたちがSILENT SIRENという船に仲間たちを乗せて冒険の旅を続ける思いを歌っている楽曲だ。しかも、すぅの歌う「この手で」「かかげて」の歌や、あいにゃんの「Oh!Oh!Oh!Oh!」のコーラスの声にあわせて、みんなで一緒にシンガロングもしていける。曲中、ゆかるんが左右に大きく振る手の動きにあわせ、満員の観客たちも一緒に手を振り合い、メンバーたちと一緒に歌声を重ねあう景色が何度も誕生。胸の内に勇気や希望という旗を掲げ、荒波を乗り越えながら3人と一緒に航海を続ける。そんな勇ましい気持ちで、心を一つにしていた。

続く『KAKUMEI』も、SILENT SIRENのライブで長く支持を得てきた楽曲。すぅの奏でるリフが感情を嬉しく高ぶらせる。3人の歌声にあわせ、フロア中からたくさんの拳が突き上がる景色も最高だ。すぅのハートフルな歌声へ寄り添うように、誰もが腕を突き上げる。互いに思いを分かち合い、光射す未来へ向かって突き進む。どんどん気持ちを解き放つ開放的な曲調のように、気持ちが笑顔で騒ぎだすのを実感しながら、この曲を楽しんでいた。

MCでは、すぅが「特別な気持ちになった曲でした。大切なゾーンだった」と思いを述べていた。

次に届けたのが、日々を刻んだ想い出の街を巡りながら、ふたたび未来へ向かって新たな街へ進もうと歌う『この街で』。昔から、もちろん今も、そう。SILENT SIRENはライブを通していろんな街を回りながら、たくさんの想い出を作り続けてきた。『この街で』は、そんな彼女たちから、それぞれの街で出会う人たちと最高の想い出を作ろうと投げかける楽曲。歪むザクザクとしたギターの音に乗せ、すぅが深い思いを込め、甘い歌声で胸の内を伝えてゆく。きっと今回のツアーでも、彼女たちはこの曲を通していろんな想い出の景色を、それぞれの街で出会った仲間たちと描き続けてきたのだろう。この日も、この会場中に、心と心を一つに結び合う素敵な景色が生まれていた。「探してたもの見つけるあの街で」の歌詞に続き「TOKYO!!」と叫んでいた姿も印象的だった。

続く『オンリーワン』では、楽曲が一気に華やかさを持って弾けた途端、両手を頭上高く掲げて左右に揺らすゆかるんの動きにあわせ、フロア中の人たちも真似してはしゃぐ景色が誕生。『オンリーワン』は、とてもノリ良く華やかなアップチューン。演奏にあわせて心地好く身体を揺らし、一緒に踊る人たちがここには大勢いた。途中にトリッキーな曲展開も描きつつ、この場を、たくさんの腕が揺れるオンリーワンの景色に3人は染め上げていった。

MCでは、すぅが15年間の日々を振り返っていた。今でも大切な仲間であるクボナオキを含めた5人組バンドだったSILENT SIRENが、デビューをきっかけにガールズバンドになった経緯。自分たち独自の個性の出し方をしていくうえで投げつけられた、様々な偏見と戦い続けてきたこと。アイドルバンドと揶揄されながらも、今では、バンドシーン・アイドルシーンの両方で自分たちを生かせる色を作りあげたこと。SILENT SIRENという唯一無二のスタイルを確立したこと。それを支え続けてくれたサイファミ(ファン)のみんなへの感謝の思いなどを語っていた。

ライブも最後のブロックへ。すぅが荒々しくギターを掻き鳴らせば、あいにゃんが唸るベース音を炸裂させる。3人の「フジヤマディスコ」の言葉を合図に飛び出したのが、触れた人たちの感情を一気にスパークしてゆく『フジヤマディスコ』だ。この曲が流れたなら、彼女たちと一緒に「Oh!Oh!Oh!~」と声を上げて叫び、手にした扇子を大きく揺らしながら飛び跳ね続ければいい。あいにゃんがベースを大きく振り回し、ファンキーなビートを繰り出す姿も印象的だ。3人の繰り出す”踊る演奏”が、気持ちを熱く騒がせる。身体が疼くのなら、彼女たちと一緒に声を張り上げ、飛び跳ねればいい。魔法の言葉「フジヤマディスコ」と口にすれば、誰もが無敵になれる。だから、気持ちがアガるままに全力で騒げばいい。力の限り声を張り上げて飛び跳ねればいい。それこそが最高に胸を騒がせる音楽なのだから。

この熱気をさらにブチ上げようと、彼女たちは『Dance MusiQ』をぶつけてきた。カラフルなレーザーの光と、巨大なミラーボールに反射したたくさんの光が降り注ぐ中、しなる強烈なビートに乗せ、大勢の人たちが踊り、はしゃいでいた。それこそが、今を楽しむ最高の答え。すぅの歌にあわせて、あいにゃんとゆかるんが身体を横に揺らしだす。その姿に向けて、フロア中の人たちも身体を横に揺らしていた。間奏では、ゆかるんがお立ち台の上で踊りだす。あいにゃんの唸るベースの音も、しっかり踊っていた。さぁ、このまま上がるところまで上がっていこう。彼女たちと一緒に歌いながら身体を揺らせば、それが最高の快楽になる。

すぅが叫んだ「今日までうちらのことを支えてくれたみんな、大好き。ありがとう。私たちにとってみんながHEROであるように、みんなにとってのHEROが私たちであるように」の言葉を合図に、SILENT SIRENは最後に『HERO』を演奏。明るく開放的に。でも、疾走する演奏に身を預けていると、彼女たちと同じように自分もHEROになった気分になる。だから、あいにゃんのコーラスや、ゆかるんの振り上げる拳を漲る力に、すぅの歌う「君のHERO」を魔法の言葉にしながら、心をHEROの気持ちに染め上げて熱くなっていた。この曲に触れながら気持ちが踊るたびに、僕ら私たちは、誰かのためのHEROに変身していける。そんな素敵な魔法を、3人が歌声と演奏で掛けてくれた。

法被姿になったメンバーたちが、ふたたびステージへ。アンコールは、祭りビートも華やかな『What Show Is It ?』からスタート。 3人の呼びかける「わっしょい!×4」の声に合わせて「わっしょい!×4」と声を上げれば、誰もが一瞬で祭り人になれる。「わっしょい」の声が飛び交うたび、フロア中から無数の拳が突き上がる。気持ちの騒ぐまま、ともに「わっしょい!×4」と声を張り上げよう。その言葉が祭りビートに乗って宙を待っている間は、ずっと少年や少女に戻り、頭を空っぽにはしゃぎ続けていける。だから、ここでも一緒になって「わっしょい×4」と魔法の言葉を叫ぼう。そうすると、みんなが一瞬で笑顔になれる。

タイトなドラムビートに乗せて始まったのが、『ぐるぐるワンダーランド』。すぅが「ぐるぐるぐる迷って」と歌いだした途端、フロア中の人たちが一気に沸きだした。みんな、手にしたタオルを振り回し、声を張り上げて騒ぎだす。「ぐるぐるぐる迷って」の声に合わせてタオルをぐるぐる回すたびに、楽しい気持ちがぐるぐると螺旋を描いて上昇してゆく。気づいたら、フロア中が突き上がる無数のタオルと拳で埋めつくされていた。頭の中でワンダーランドへ連れ出す言葉と音楽がぐるぐる駆け回る。だから、楽しい気持ちも一緒にぐるぐる回りながら上昇し続けてゆく。そして…。

最後は、もちろんこの曲だ。「Cherry cherry bomb!」の言葉を合図に『チェリボム』がスタート。あいにゃんのスラップベースの演奏に乗せてビンビンに弾け飛べ。この曲でも、みんなで一緒に「Cherry cherry bomb!」と魔法の言葉を叫べばいい。それを唱えるだけで、無敵なパワーを手にしていける。3人とも、ステージの上で出来立てのポップコーンのように熱く弾け飛んでいた。このかわいい衝撃、何度だって味わたい。だから彼女たちと一緒に「Cherry cherry bomb!」と叫びながら、大きく両手を花咲かせていた。

最後にすぅが言った、「これからも一生青春だ」の言葉が、強く胸に届いた。本当に、その通りだと思う。SILENT SIRENのライブに足を運べば、3人と一緒に、終わらない青春の日々を、いろんな味を持って楽しんでいけるのだから。

TEXT:長澤智典
Photo:Kota Aoki

《SET LIST》
  1. 1.Lady go
  2. 2.八月の夜
  3. 3.女子校戦争
  4. 4.Who’s that?
  5. 5.milk boy
  6. 6.Limited
  7. 7.君とダーリン
  8. 8.Melty
  9. 9.メイビーベイビーブルー
  10. 10.シンドバッド
  11. 11.KAKUMEI
  12. 12.この街で
  13. 13.オンリーワン
  14. 14.フジヤマディスコ
  15. 15.Dance MusiQ
  16. 16.HERO
  17. -ENCORE-
  18. EN1.What Show Is It ?
  19. EN2.ぐるぐるワンダーランド
  20. EN3.チェリボム

Vo.&Gt. すぅ(吉田菫)使用楽器・機材紹介

SILENT SIREN

SILENT SIREN MINI ALBUM「more than pink」Now On Sale!!

通常盤CD
¥2,200(税込) YFT-0002

CD収録曲(全5曲収録)
01. Lady go
02. Who's that?
03. 君とダーリン
04. メイビーベイビーブルー
05. この街で
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