―ウェブマガジンSTAGEはアーティストが使用している機材について特集している媒体なのですが…なんと!すぅさんがアイドルをプロデュースして作曲も進めているとお聞きしました!

本誌では、2021.12.30東京体育館「FAMILIA」・021.9.25日比谷野音きららリベンジ〜サイサイ10歳祭〜・2021.6.17LINE CUBE SHIBUYA Symphonic Concertなどを過去に特集しておりまして本格派女性バンドとして魅力を存分に見せて頂きました。

SILENT SIRENでは作詞を⼿掛け、人の心に突き刺さるキーワードと唯一無二の歌声でたくさんの名曲を⽣み出してきた、すぅさんですから、今回のプロデュースはアイドルバンドなのかなと予想してましたが、全く違ってずいぶんと最先端の発想で取り組まれているようですね??

すぅ:「NFT IDOL HOUSE」というプロジェクト名で今進行中です。ちょうど明日までが一次審査の募集期間になっています(※1月11日取材)。2次審査がオンライン審査で、3次審査が対面審査、合宿審査を2回に渡り行いデビューというスケジュールで進行中です。私が楽曲、ビジュアル、コンセプト、衣装とか、総合プロデュースを務めさせて頂きます。

NFTがどういう絡み方をするんだっていうことについては、デビューしたメンバーが、NFTのイラストで約5000体発売されるんですね。で、Discordというアプリを使って、コミュニティを立ち上げて、そこでファンの方同士がコミュニケーションをとって、そこで出たアイデアとかが実際に運営に採用されたりとか。例えていうと、ライブの演出だったりとか、衣装はこういうのがいいんじゃないかっていうファンの方の声が実際に採用されるので、運営だけがガッチリ決め込んで、っていうよりは、みんなで作り上げるようなプロジェクトにしたいなと。

―新しい感じですよね。私はパッと聞いたときに、上場会社の株主にみんながなるのかなみたいなイメージでした。

すぅ:そうです、株主総会的な感じで(笑)

―それで意見を吸い上げて。

すぅ:そうですね。勿論、今回は意見を採用できなかったっていう場合もあるし、採用される場合もあるし、決まりは無いんですけど、みんながよりコミュニケーションを取れたらいいなっていう。ただのこう、「チケットいついつ発売です」っていうようなものを提示するファンクラブではなくて、みんなで盛り上げていけるような。NFT IDOL HOUSEっていうプロジェクト名なので、いろんな方がジョインして、アイディアを出して、みんなで育てていって世界に羽ばたかせるっていうのをテーマにしてるので。私的には、楽曲もコンペとか、私がリスペクトしてる人たちに声をかけて、「一緒に作ってくださいよ」みたいな感じで声をかけていこうかなとも思っています。

―アーティストの方もNFTホルダーになってくれるといいですね。

すぅ:そうですよね。私自身がまだNFT勉強中の身ではあるんですけど、やっぱり替えのきかない存在という、みんな一人ひとり個性があって素晴らしいじゃないかっていうのを私は常々思っているので。そういうのがNFTにも通づるものがあって。替えのきかない存在というところで、すごくピッタリ相性のいいプロジェクトだなって思ってます。

「NFT IDOL HOUSE」キービジュアル

―キーとなるのはやはりNFTとなりそうですが、私が気になると言うか、何か引っ掛かるのが「キービジュアル」の女の子と「孵化」という漢字です。このキービジュアルの女の子と「孵化」という言葉はどのように生まれてきたのでしょうか??

すぅ:NFTのイラストを描いてくれているのはあおいあめさんという方なんですけど、私が思い描いてる儚いけど芯のある女性みたいな感じのタッチがすごくピッタリだなと思って。ちょうどあおいあめさんがそういうイラストのタッチだったので、すごく自分のイメージに合うなと思ってお声掛けさせて頂きました。

あおいあめ

―前から知っている方だったんですか?

すぅ:存じ上げてはいなかったんですけど、NFTチームとやろうってなったときの企画書のイラストが別の方で、その方のイラストも素敵だったのですが、私がイメージしているタッチでお願いしたいと思ったときに何名かイラストレーターさんの表みたいなのを頂き、あおいあめさんがそこにいらっしゃって、是非この方がいいですっていう感じで。

このキービジュアルも描いて頂いたときに、このぐらい殻が破れてて、表情はこんな感じで、みたいに本当に細かく伝えて、忠実に再現してくれたので、今後もすごい楽しみです。

―そのビジュアルも「孵化」というキーワードが頭にあったからできたイメージですよね。ではなぜそもそも「孵化」という言葉を使うことにしたのでしょうか?漢字が出てるのもちょっと意外な気がしたのですが。

すぅ:そうですね。漢字もあんまりアイドルのオーディションとかで見慣れていないような言葉ではあるんですけど。このプロジェクトというか、私が元々アイドルをプロデュースしたいなって思ったのが2年ぐらい前で。自分がアイドルに曲の提供とかはさせて頂いていたんですけど、もし自分が提供じゃなくてプロデュースするならこういうテーマでこういうビジュアルでやりたいな、とかこういう曲作りたいなとかすごい思い浮かべていて、そのときからこのテーマはずっと決めていました。

私自身も結構殻に閉じこもる性格で、何をするにも「私なんて」って思っちゃうタイプだったんですけど、やっぱり一歩踏み出して、やりたいことに正直に、好きなことを好きだって言い始めてからどんどん夢が叶うようになって、応援してくれる方も増えて、サイサイも11年12年とかいろんな方に応援していただけて、見れた景色っていうのがすごい素晴らしいもので、自分の財産になったので。何かそういうやりたいことがあってもいろんな自分の幅を狭めてしまっている感情とかを破って一歩踏み出せるような環境作りだったりとか、私がサポートして、「一歩を一緒に踏み出そうよ!」って手を差し伸べてあげたいなって思って。

応援する方も、育成型というよりかは、なんて言うんだろう?ポケモン方式みたいな感じで。卵から孵る瞬間も、育っていく瞬間も、旅をする瞬間も、闘う瞬間も全部共にして本当に家族とか仲間っていうのをみんなで一緒に共有したいなと思ってこのテーマにしました。

―物語自体をみんなで共有して、成長の感動もすべて共有していくっていうのが、ご自身がいろんな思いをしてきたからこそ、頑張って道を切り開く子の力になりたいなと思われるわけですね。

すぅ:なりたいですね。

―選ばれたメンバーが孵化して、どのような魅力を見せていけるアイドルに育てたいと思っていますか?アイドルは年々たくさん生まれていますし、大まかなイメージはかわいい衣装を着て歌って踊ってといった共通点があると思うのですが、どの部分で突き抜けて行こうと考えていますか??

すぅ:こうすれば売れやすいなっていうパターンっていうのはなんとなく分かるんですよ。自分でも曲を書いてて、このフレーズとかこの言い回ししたらみんな喜んでくれるだろうなとか、そういうのは長年やってて大体分かるんですね。アイドルグループもこういうのがウケやすいとか。でも、そこに媚びすぎないで、本当に自分がいいなって思ってるものとか、自分が今やりたいことをやっていいんじゃないかと思っているので。

―それはすぅさんがですか?選ばれたメンバーの子たちがですか?

すぅ:まぁ、どちらもですね。なので、人それぞれ好きなものは別だと思うんですけど、私がプロデュースをさせていただくので、みんなの求めてるものに応えるっていうのは勿論そうではあるけど、私が届けたいものとかみんなと一緒に成し遂げたいことを見守ってほしいっていう気持ちはあって。プラチナムのアイドルは今は3組とか、今までもいっぱいいましたけど、プラチナム的には新しいなっていうジャンルのグループにはしたいと思ってます。

―すごいですね、逞しい。すぅさんももうすっかり監督みたいで。

すぅ:でもこんなこと言ってますけど、緊張してますよ(笑)毎日ドキドキして。

すぅさんの作曲について、そして困難の乗り越え方は

SILENT SIREN

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