SILENT SIRENのすぅがプロデュースするアイドルグループ「Fuhua」。Huluでは、オーディションからデビューまでを追うドキュメンタリー番組「Documentary of Fuhua 殻を破れ!デビューする瞬間」を全部で6話配信。ちょうど配信5話目と同じ日に当たる6月11日(日)に、Fuhuaが、お披露目となるデビュー公演「”Fuhua” Premium Reveal Live」をLINE CUBE SHIBUYAで行った。メンバーは、アノン・ウララ・スズナ・ナエ・ナツキ・ハルコ・ミユ・リリサの8名。まずは、当日のライブの模様をお伝えしたい。

眩いスポットライトに照らされて、メンバーらが舞台へ登場。8人がクラップをするのを合図に場内中かの人たちが立ち上がり、同じくクラップをしながら想いをぶつけだす。そして…。

ここから新しい物語を作りだす8人の前途を照らすように、いくつものスポットライトの光が輝きたす。Fuhuaのライブは、「どこへでも飛べるわ」と、これから広がる未来へ期待を馳せるように、SILENT SIRENのすぅが書き下ろした『Spotlight.』からスタート。8人は「止まらない鼓動」が騒ぐまま期待を胸に、力強く、元気いっぱいに歌っていた。声の間から少しの緊張も伝わるが、それ以上に「羽ばたく未来」へ向かって、ここから飛びたとうとする姿が、8人を照らしだすスポットライト以上の輝きを放っていた。舞台の上から8本の光のレールに乗って羽ばたきだした彼女たち。その未来が楽しみになってくる。メンバーいわく『Spotlight.』は、「不安な気持ちを覚える女の子たちが、ここから輝いて羽ばたく歌」だそう。

胸を弾ませる軽快な楽曲に気持ちを預け、彼女たちは『Fantasia』を歌いだした。8人は、デビューへ到るまでの日々も、これからも続いてゆく青春の日々も、すべて夢や希望という輝きの中へ包み込んで届けてきた。沸き立つ衝動へ導かれるままに歌う彼女たちの姿が、キラキラ輝いて見える。みんな笑顔だ。この舞台に立って自分が輝けることを実感しているからこそ、自然と笑顔が生まれる。もちろん、彼女たちを温かい目で見つめるファンたちの想いをしっかりと胸に感じていたのも、8人を輝かせた要因だ。

自己紹介では、すでに一人一人に熱いメンバーコールが飛びかっていた。結成から3ヶ月強とは思えないほど、メンバーみんなしっかりしている。とはいえ、何処か不安げな緊張が見えてくる姿も、今はとても初々しい。この日、ファン名を”Wings”と命名したことも彼女たちは伝えていた。

猫のようなツンデレな女の子をイメージして作ったのが、『Kitty』。メンバーらは、歌詞の世界へ気持ちを投影。一人一人が、自分なりのツンデレな女の子に成りきり、力強い声を放ちながら歌い踊っていた。凛々しい表情を見せるところに,彼女たちの表現力の豊かさも実感。ツン…というよりも、強い姿勢を持ってせまる彼女たちの姿は、とてもステージ映えしていた。

キラキラとした輝きを放つ『DA DA DA Darling♡』に乗せ、8人は愛しい人に会いたい気持ちを、胸をドキドキと弾ませるように元気いっぱいに歌っていた。キュートな仕種もいろいろ組み込んだダンスパフォーマンスも印象的。「ギュッと抱きしめてね」の歌詞に合わせ、メンバーどうしが抱き合う場面も、見ていて嬉しいインパクト。キュートでガーリーな恋する女の子になって想いを届ける姿は、ひと際キラキラとした輝きを放っていた。

MCでは、『Spotlight.』『Kitty』『LABIBI』の3曲が配信リリースおよびJOY SOUNDでカラオケ配信されることを伝えていた。さらにスズナが、「今はまだまだ遠い夢だけど、いつかWingsのみなさんと一緒に日本武道館をめざして羽ばたきたい」とも述べていた。

最後にFuhuaは、YouTubeでも配信中の『LABIBI』を届けてくれた。すでに目や耳にしている人たちも多く、メンバーらの振りを真似、8人と一緒に楽しむ人たちも客席のアチコチに登場。メンバーたちも、自分たちをキラキラ輝かせるように、沸き立つ気持ちを舞台の上から思いきり解き放っていた。8人が気持ちを一つに歌う声は、触れた人たちの気持ちを”ときめき”の色に染めあげる。彼女たち自身が輝こうと楽しむ姿に触れていると、同じように気持ちが華やぐ。このトキメキ、もっともっと深く知りたい。彼女たちは「好きになってちょうだいよ」と歌っていた。もちろん、そのつもりだ。

歌い終わり、最後に、この日の感想を語ったメンバーらの感想の言葉を掲載しよう。

結成してからデビューライブまでの3か月間、みんなと本当にたくさん話し合い、切磋琢磨しあって頑張ってきました。その結果、こんな素敵な場所で、こんな素敵なメンバー、スタッフさん、すぅさん。そして、Wingsのみなさんとデビューライブを迎えることが出来て、今、本当に嬉しい気持ちです。Fuhuaは、これから高く羽ばたいていくので、Wingsのみなさんに一番近くで見守っていてほしいです」(アノン)

ここのステージに立つことすら大変で険しい道のりだったようにわたしは思うんですけど。こうやって8人足並み揃えて、ここに立てたことがすごく嬉しいです。でも、ここはFuhuaの第一章ということで、これからもっともっと上へ向かって頑張っていきます。Wingsのみなさんがもっともっと応援してくださるように頑張ります」(ウララ)

ここに立つまでの3か月間、いろんな壁にぶつかることがありました。そのたびに私たちを支えてくれたすぅさん、メンバーのみんな、スタッフのみなさん、ファンのみなさん。私たちを支えてくれた人がいたから、ここに立つことが出来ています。これからの活動でも、感謝の気持ちを忘れることなく頑張っていきます」(スズナ)

今まで悩んでいたことも、今日のためだったんだなと思います。Fuhuaという場所が、Wingsのみなさんにとって、日々の嫌なことを忘れられる場所に出来るように私たちも頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」(ナエ)

私たち、経歴や個性、持っているもの、やってきたこと、すべて違うメンバーなので、ぶつかることも多かったように思うんですけど。それが、すべていい方向に転がって、このステージを作り上げられたなと思っています。NFTとアイドルという新しい試みなので、前例がないことはすごく大変なことだと思います。未知なものが多い中で、みなさんと一緒に作りあげるからこそ進んでいけることだとも思います。わたしたちはまだまだ未熟で、まだ出来て3か月という短い期間ですけど。これから大きな道へ進んでいくので、みなさんこれからも、良かったら一緒に戦ってくれたら嬉しいです」(ナツキ)

わたしはメンバーのことが大好きなんですけど。こんな大好きな8人で、このステージに立てたことが本当に嬉しいです。ここまでくるのにみんな夢をあきらめずに頑張ってきました。3か月間本当に努力を続けてきた姿を近くで見てきたので、この場を迎えられて本当に嬉しいです。これからも応援してください」(ハルコ)

Fuhuaを結成してから、たくさん練習してきました。このライブを成功させたいと思ってみんな頑張ってきました。初めてのライブでたくさんのお客さんに囲まれて、本当に嬉しいです。これからどんどん成長していくので見守っていてください」(ミユ)

私たち、本当にやってきたことや持っている才能、想いがそれぞれに違うメンバー8人が揃って、今、Fuhuaとしてみなさんの前に立っています。昔からいろんな活動をしていたメンバーだったり、自分を変えたいと思ってやっと一歩を踏み出せたメンバーだったり、アイドルという夢へ挑戦し続けてやっと手に入れたメンバーだったり、本当にいろんなメンバーが、いろんな想いをFuhuaにぶつけようという想いで3か月過ごしてきました。歌が得意なメンバー、ダンスが得意なメンバー、制作も出来るメンバー、絶対的にムードメーカーのメンバーとか、誰一人欠けてもFuhuaではないので、私たちバラバラな個性ではあるんですけど。それを生かして、今の私たちが掲げている一つの目標である日本武道館に立つことへ向かって進んでいきたいなと思っています。今、こうして来てくださっているみなさん一人一人と手を取り合って日本武道館に向かって進んでいけるグループでありたいと思っているので、これからもFuhuaの活動を応援し、見守ってくださると嬉しいです」(リリサ)

Photo:makiko takada
TEXT:長澤智典

プロデューサーすぅインタビュー


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