このライブはもともと、2020年に開催を予定していたが、新型コロナの情勢等を考慮して二度延期されていた。ついに2年の時を経て、ここベルーナドームで「BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020→2022」が開催されることとなった。
今回、リアルバンド4組はもちろん、他バンドのボーカルも大集合するということもあって、かつてないほどの多くのファンがベルーナドームに集結した。観客が身につけるグッズのレパートリーもいつになく豊富で、客席はとてもカラフルに彩られている。
本編前のオープニングアクトでは新生バンドMyGO!!!!!が、発売から間もない1st Single『迷星叫』を披露した。柔らかく儚さを感じるファルセット系のボーカルや、シンプルでありながらまとまりのある爽やかなバンドサウンドが新鮮な感覚を与えてくれる。今後の活躍が楽しみなニューフェイス、素晴らしいステージで会場を盛り上げてくれた。
やがて開演時間を迎えると、巨大スクリーンに出演バンドが次々と映し出される。登場メンバーの多さたるや、その賑やかで壮大なオープニングと共に大きな花火の音がドームに轟く。
本日1組目のバンド、Morfonicaのメンバーがステージに登場する。編のスタートを飾る1曲目は『Daylight -デイライト- 』だ。会場はまだ陽の光で明るいが、スカイブルーのペンライトの光が客席を覆う光景は壮観だ。エレガントなバイオリンの旋律、オーガニックなバンドサウンドがドームに響き渡ると、ペンライトの光が揺れ観客のテンションが高まるのが感じられる。
『ブルームブルーム』と『flame of hope』の間のジャムセッションでは、Morfonicaのイメージとはギャップを感じるエッジが効いたハードロックサウンドを披露した。彼女たちの持ち味が清楚な華やかさだけにとどまらないことを存分に見せつける圧巻のプレイに観客の熱が高まっていく。
2年前の時点ではMorfonicaは開演前のオープニングアクトでの出演予定だった。それから2年の間に数多くのライブをこなして実力を積み上げ、メインバンドとして成長を遂げた彼女たちが今回、本編のスタートを務めることになった。
『寄る辺のSunny, Sunny』では、アニメーション映像とステージ上の彼女たちの動きはもちろん、観客席の様子までもが非常に高い次元でリンクしていた。まさにバンドリ!の魅力が体現された見事なステージだ。
ここでMorfonicaの演奏が終わり退場するかと思いきや、なんとここでPoppin’Party(ポピパ)もステージ上に登場。複数バンドによるコラボレーション演奏も今回のライブの大きな醍醐味だ。
MCの最中に、ポピパの楽器セットもステージ上に運び込まれ、“Poppin’Party×Morfonica”による『絆色のアンサンブル』がライブ初披露された。
メンバーがステージを駆け回りながら、にこやかな表情を見せてくれる。客席のペンライトも色とりどりに輝いている。劇場版「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」の映像がスクリーンに映し出され、Pastel*Palettes 丸山彩のボーカルも演奏に重なる…ステージ上の10人による演奏がそれ以上にスケールアップしている感覚を覚える壮大なひとときだった。
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