Ba.奥野翔太 使用楽器・機材紹介
奥野のベースは、Fenderカスタムショップ製の5弦ベースとF-Bass製の6弦ベースがメインで使用された。『Hello』ではF-Bass製7弦フレットレスベースが、『Wings』ではYamaha製エレクトリックアップライトベースが使用されていた。
Fender Custom Shop Custom Classic Jazz Bass V
メインで使用されたうちの1本で、奥野がデビュー前に入手した多弦ベースの入り口になったというFenderカスタムショップ製の5弦ジャズベース。「パワーのあるギターサウンドの中でも負けずに音が前に出てくれるのでロック色の強い楽曲で使用しました」ということで、当日は『Freaky Jammin’』『DRIVIN’』『Solid Sky』『Shooting Stars』『Kingdom of the Heavens』、そしてアンコールの『Smile On Me』『D・A・M・E』『WE PROMISE』『JAGUAR ’13』で使用された。
F-Bass BN6
こちらも楽曲によって使い分けられメインで使用されたF-Bass製の6弦ベース。「発音が綺麗で音の重心が低いので、繊細なメロディーを丁寧に聴かせたい楽曲で使用しました」ということだ。当日実際に使用された楽曲は『Spring has come』『FANTASIA〜LIFE WITH FOOTBALL〜』『Sunrise』『Daybreak Highway』『I feel free(feat.Char)』『Jack in the Box』『Promised Land』『青いコンバーチブル』『Period.』の9曲。
F-Bass BNF7
『Hello』で使用された7弦フレットレスベース。チェロを思わせるような優美な音色は「手元のTONEノブを若干絞って、Bass CloneのコーラスとEventide H9のディレイをかけた状態で演奏していました」(奥野)
Yamaha SLB-200LTD
『Wings』ではエレクトリックアップライトベースも使用された。使用機種は、YAMAHAの「サイレントベース」SLB-200LTD。現在は生産完了しているモデルだが、通常のSLB-200にエボニー指板やカーリーメイプルネックの採用やプリアンプの改良などのグレードアップを施し、高い操作性と機能性が追求された限定モデルだ。
アンプはヘッドがtc electronic RH750 ( A ) 、キャビネットがOrange OBC410。 ヘッドの下のラックには奥野のサウンドメイクに欠かせないプリアンプ ( B ) Vintage Face WABI-SABIとダイレクトボックスの ( C ) Vintage Face M-DIがセットされている。
こちらが奥野のペダルボード。 ( 13 ) の箇所は当日のリハーサル中にも入れ替えられていたが、「普段使っているオーバードライブはDarkgrassですが、ベースリフでシーンが変わる印象的な場面で、より飛び道具的な音色にしたかったので今回はNeotenic Sound Bottom Breakerを使用しました」ということだ。
(1) Providence PEC-2(プログラマブル・スイッチャー)
(2) Limetone Audio LTV-30(ボリュームペダル)
(3) Free The Tone PA-1QB(イコライザー)
(4) Peterson Stomp Classic(チューナー)
(5) L.R.Baggs Session Acoustic DI(プリアンプ/DI)
(6) TECH21 SansAmp Bass Driver DI(プリアンプ/DI)
(7) Darkglass Electronics Microtubes B7K Ultra(プリアンプ)
(8) Eventide H9(マルチエフェクター)
(9) Custom Audio Japan In And Out(ジャンクションボックス)
(10) One Control BJF Buffer Split(バッファー/スプリッター)
(11) Emma Electronic DiscumBOBulator V2(オートワウ/フィルター)
(12) Electro-Harmonix Bass Clone(コーラス)
(13) Neotenic Sound Bottom Breaker(オーバードライブ)
(14) MXR M133 Micro Amp(プリアンプ/ブースター)
(15) Darkglass Electronics Hyper Luminal(コンプレッサー)
(16) Vital Audio Power Carrier VA-08 Mk-II(パワーサプライ)
ライブ撮影:ViVi 小春
機材撮影:小野寺将也