あいにゃん

あいにゃん  この一角は、本当に私の部屋を再現したスペース。部屋の壁もグレーですし、用意した照明も、わたしの家にあるものを持ってきました。まさに、私自身がお家で落ち着いている空間をここには再現しています。絵も、自分の好きな色だけを使って描いた作品ばかり。見てくれたお客さんたちも、「すごく落ち着く」「あいにゃん家にいるみたい」と言ってくれて、そういう言葉もすごく嬉しかったですね。 

ここのブースに飾ってあるのは、個展に向けて描いたんではなくて、好きで描いてた作品たちばかりなんです。だから「あいにゃんらしさが出ている」と言われたし、自分もそうだなと思えるゾーンです。
あっ、楽器だけは個展に向けて描きました。ここの一角は、わたしの好きをギュッと集めた、見ていて落ち着くゾーンになりました。 

あいにゃん ここのブロックは、個展に向けて挑戦してみようと、普段あまり使わない色を用いて作った作品を主に展示しています。「初期衝動」というタイトルの絵は、完成した絵を見た瞬間、「これは初期衝動だ」と自分の中で思えて出てきたタイトルです。水色と赤のコントラストがすごく好きで。この絵を見ていると、自分が11年前に、「バンドっていいなぁ」「ベースっていいなぁ」と思っていた頃のワクワク感にも似た初期衝動を思い出します。だから、そうタイトルに付けたんですよね。

普段はフワーッとした色合いが好きなんですけど。ここには、 自分の内側にある情熱や激しさが出てて、自分の心の奥底には、こういう強さや情熱があるのかなとも思いました。 「心臓」とか、まさに体内って感じがして名付けました。

ギターのペイントは、これが初めての挑戦でした。失敗出来ない分、すごいドキドキしながら描いたんですけど。躊躇せずにやった成果を示せた作品にもなりました。

あいにゃん このベースのペインティングは、筆に付けた絵の具をパーンと飛ばす、“アクションペインティング”という技法を用いて描いた作品です。さすがにこれは家では出来なかったので、場所をお借りして描きました。

ピックガードも素材としていっぱいあったので、描いて見たら何か新たな発見があるかなぁと思ってチャレンジしたら、意外と描きやすかったり。同じピックガードでも白背景と黒背景があるんですけど、絵の具の色の出方が違う面白さも発見しました。

今後もキャンバスにとらわれず、いろんな素材に描いてみたいなと思いました。ピックガードは実際に演奏面でも使えますし、削れるかも知れないけど…、それも味ですし、むしろ愛着が沸くかなと思うから今度実際にピックガードを取り付けて試してみようと思っています。

TEXT:長澤智典
Photo:小野寺将也

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