~ここからは、それぞれの部屋で特に思い入れのある作品について詳しく話を聞かせてもらった~
江嶋綾恵梨


江嶋 これは河川敷で撮った写真です。この辺りは、以前に水害に見舞われてしまった場所で。そのときに、たくさんあった木々が流されてしまい、無くなってしまいました。だけどこの木だけは、唯一倒れることなくしっかりと根を下ろしていました。
もともとここは、わたしが創作をするときに足を運んで、木々の横にあるちょっとした座れるスペースに足を運んで作詞などをしていた場所で、わたしにとってのパワースポットでした。そういう思い出の場所をしっかり記録しておきたいなと思って撮影しました。
構図としては、力強く立っているこの木を真ん中に据えることで、この木が持つパワーをみんなに与えたかったし、感じてもらえるようにというのを意識して撮りました。見てくださった方から「この木から強い意志を感じた」と言われたときは、思いが伝わったと思えてとても嬉しかったです。でも、よく見ると、横に倒れている木々もあって、この木もまた試練を乗り越えて、今の姿があるんですよね。だからわたしは、この木から強いパワーを感じていたんでしょうね。


江嶋 私的に、この写真を撮ったデータを確認したとき、「よっしゃー」となった作品です。この写真では多少色彩を淡く調整しましたけど、レタッチは一切していなくて、この淡さも自然に引き出せたものです。夕陽の差し具合と、自分の向けたレンズの角度など、いろんな要素と偶然性が相まって、あいにゃんさんを包み込むように、フレアのようなフワーッとした光が差し込む姿を撮ることができました。
都内で、こんなにも金木犀が咲いてるところってあまりないんですよね… まさに、ベストなタイミングで秋らしい写真が撮れました。しかも、あいにゃんさんがいい表情をしてくれてて。なんか、いい感じで哀愁が漂っていますよね。

江嶋 この写真は、わたしのフェチズムの紹介にもなるんですけど(笑)。わたし、女性の手元や口元が好きで、こういう画角の写真を撮ることが多いんです… このときは夏だったので、ちょうどひまわりを構図の中に組み込みながら季節感も出しました。きっと、あいにゃんさんは“顔を撮ってる”と思っていたかも知れないですけど…。
あいにゃん そう思ってた!!
江嶋 わたしはずーっと口元を撮ってました(笑)。今回の個展以外でも、アイドルカメラ部でやっている写真展だったり、自分で撮るときも、この画角は必ず出てきます。わたし、トリミングをするのは好きじゃないから、いつもこの画角で撮ります。だから、こういう画角の写真を見てもらえれば、「あっ江嶋さんですね」ってなると思うくらい、けっこう口元写真を撮るのが好きなんです。





















使用カメラ ボディ・レンズ
【SONY α7 III】
canon EF50mm F1.8 STM
マウントアダプタ SIGMA
【OLYMPUS PEN Lite E-PL7】
OLYMPUS G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
OMアダプタ MF-2
SILENT SIREN
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通常盤CD
¥2,200(税込) YFT-0002
CD収録曲(全5曲収録)
01. Lady go
02. Who's that?
03. 君とダーリン
04. メイビーベイビーブルー
05. この街で
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