―当時メンバーはまだ2人ですよね。

C:2人です。その当時はベースとギターは男性のサポートの方に入ってもらってやってたんですけど。やっぱりどうしても私の心の中の憧れは「けいおん!」のようなガールズバンドなんですよ。私が組みたいのはやっぱりガールズバンドだなっていうのをあらためて実感して、そこから長い長いメンバー探しの旅がはじまるわけなんです(笑)

―澪ちゃんを探すのか、梓ちゃんを探すのかっていう感じになっていくわけですね。

C:(笑)そんな感じですね。そこからは、ライブは続けつつ、大学生活もやりつつみたいな毎日を1年間過ごしてたんですけど。大学2年生に進学するぞっていうときに、なんとですね、私が通ってる大学につじかほが編入してきたんですよ!私がいるとは知らずにたまたまなんです。

つじかほとは高校の頃から大会で面識があって、連絡もTwitterですけど繋がりがあったので。ちょうど「かなこって日大だったよね?」みたいな。「ちょっと編入することになって」って。で、学部どこ?って聞いたら芸術学部で、え、すごい一緒じゃん!コースは?って聞いたら、音楽学科の情報音楽コースで、みたいな。えっ!それ私いるところ!みたいな感じでした(笑)

―それで、大学2年から3人でやりはじめたんですね。

C:そうですね、それが大きなきっかけではあったんですけど。今バンド頑張ってやっててって話したら、つじかほの方もギタリストとして活動してるところで、じゃあちょっとサポートって形で一緒にやってもらえませんか?って話をして。そこからはレギュラーサポートという形で一緒にライブを重ねてきてくれました。勿論つじかほの都合が合わないときは別の方に頼んだりもしてましたけど。

―Kahoさんがサポートから正式メンバーになったのはいつでしたっけ?

C:大学在学中でしたね。2019年の8月です。

―2019年の8月。それはすなわち大学2年生?

C:3年だったと思います。そのときにつじかほが正式メンバーとしてやっていくっていう風になりました。

Kahoが加わり3人になった当時のアーティスト写真(写真提供:rayznotes)

―そこから3人で活動していって、ベーシストはずっと男性サポートだったんですか?

C:いや、わかざえもんっていうベーシストの女の子がいるんですけど、軽音楽の大会で名前は知ってたり共通の知り合いがいたりしたので、その子にみもりん経由で頼んでもらって、レギュラーサポートっていう形で、その当時から女の子4人でやれるようにやってました。

一体全体誰がメンバーになってくれるんだい、みたいな感じだったんですけど、当時はサポートでやってもらってましたね。でも、とにかく女の子4人で演奏するっていうのがすごく大事だったんです。

―それでAyanoさんとはどういう出会いだったんですか?

C:出会いはですね…Ayano先生!

同席していたAyano:最初はTwitterで見つけてくれて、別でやっていたライブを見にきてくれた時に声をかけてもらいました!(笑)

C:上京するっていう情報と、知り合いのバンドと対バンするっていう情報を得て、実際見に行って、みたいな感じです。最初にサポートしてもらったライブは私のアコースティックライブでした。

―Canacoさんの個人活動はいつからしてたんですか?

C:個人活動はいつぐらいだったかな?大学の在学中ですね。

―バンドと同じ時期で並行して弾き語りもやってたんですね。

C:そうですね。バンドもやりつつアコのライブもやりつつ。

―それは弾き語り用に曲を書いてたんですか?

C:fleufleuの曲をやってましたし、そのアコースティックでしかやらない曲もちょっとだけ、みたいな感じでした。

―じゃあ随分忙しい大学生活でしたね。

C:もうずっとバンドでしたね。サークルにも入ることもなくて。大学で、出席表みたいなのが配られたんですけど、最初だけいて、最後までいるとリハの時間が間に合わないから、「めっちゃごめん、出しといて」みたいな感じで…(笑)、本当はダメなんですけど…突如消えたりとかしてました。本当に、大学の友達もめちゃくちゃみんな応援してくれてる子たちで、支えられて大学卒業できたなって思います!(笑)

―Ayanoさんが正式メンバーになるまでの流れを聞かせてもらいたいんですけど。

C:その当時、一番いろんな方にサポートをしてもらっている中で、メンバーになってもらうのは、Ayanoちゃんには勿論Unwaveっていう活動もありますし、どんなふうに受け止めてもらえるかわからなかったんですけど。きっかけとしては、遠征に初めて一緒に行ったときがあったんですよ。たしか、名古屋だったかな?

―その当時はまだサポートだったんですよね。

C:そうです。レギュラーサポートとして活動してくれてるときでした。遠征って車で移動なんですけど、閉ざされた空間の中で同じ時間を共有するわけじゃないですか。めちゃくちゃその人の持ってる雰囲気がじっくり分かる時間だなっていうふうに思ってて。初めての遠征ではあったんで、ドキドキはしてたんですけど、思った以上に「いやこれうちらに溶け込めるな!?」っていう感じで(笑)。すごいなんかこう本能的にしっくりきたっていうのが自分の中ではAyanoちゃんメンバーになってほしいなって思ったきっかけではありますね。

Ayanoが加わり4人のメンバーが揃った当時のアーティスト写真(写真提供:rayznotes)

―そこで4人のメンバーが決まって活動してきて、今回ちょっと休止してしまったけど、4/8に同じ4人で再始動っていうのは、感動的な物語の続きがまた見れるんじゃないかなって楽しみにしてます。

C:ありがとうございます。

Canacoの楽器遍歴、そしてFaulieu.としてのこれから

Faulieu.

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6/27(火) 下北沢 ReG(ワンマン)
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8/14(月) 下北沢 ReG(ワンマン)


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