―MVを見させて頂いて、楽しそうに撮影をしたのかなっていうイメージがあったんですけど、撮影のときの思い出とかエピソードみたいなものはありますか?

C:当日の様子は、撮影の様子とかちょっとしたメンバーのほのぼのとした風景とかのメイキングが上がってるんですけど。

監督さんには勿論いて頂きましたし、カメラマンさんにもいてもらったんですけど、その場での「もっとこういう雰囲気で映したいです」とかそういう注文をたくさんした思い出がありますね(笑)。けっこうこだわりつつ。私が思ってることをプロの方々にもっとよくしてもらって、一番最初の始動のMVとしてはたくさん関わらせて頂いていいものが出来たかなと思います。

ヘアメイクさんも、お手伝いで来てくれた方も、オフショットのカメラマンを友だちに来てもらったりとか、いろんな方に来てもらって、みんなで差し入れでもらったドーナツを食べたりとか、現場は和気あいあいとした雰囲気ではやってました(笑)

― 一度休止してから再始動ということで不安になっていたファンの方もいるとは思うんですけど、このMVを見て4人がしっかり同じ方向を向いてまた動きはじめたんだなっていうのが分かって、とても良かったと思います。今までのファンが求めている方向性の曲とブレていないというか、こういうのが欲しいという答えがそのまま来たような楽曲とMVだったと思うんですけど、ここでCanacoさんが作詞作曲に対して刺激を受けてきた、音楽のルーツを教えてもらえますか?

C:はい。音楽はその時々でハマったものが1曲あるとそればっかり聴くみたいな感じで、“お気に入りのアーティスト”みたいなのをずっと聴いてるとかじゃなくて、その時の気分で聴く音楽は変えています。勿論、勉強のために流行りの音楽を積極的に聴き込んだり人気の楽曲を聴いたりもするんですけど、そういった中でも、胸を張って「このアーティストが好き!」と言えるアーティストは高校~大学時代からずっと聴いている、相対性理論、サカナクション、女王蜂です。ふとした瞬間に何か音楽聴きたいなーっていうときに聴くのはこの3組のどれかなんですよ。全然ガールズバンド、みたいな感じじゃなくて(笑)

―どういう部分が特にグッとくるんですか?

C:この3組に共通してると私の中では思うんですけど、没入感と言うか、曲の世界観に引き込まれる感じが好きで。曲の、勿論メロディーもそうですけど、鳴ってる楽器だったりとかサウンド的な面も含めて、詞の深さとかも、すべてのものに考察ができるみたいな(笑)。ひとつの世界を凝縮した感じがこの3組の音楽にはあるなって思っておりまして。

アニソンとかそういうのも好きなんですけど、この3組は自分が歌いたいっていうよりは完全に聴く専で聴いてます。

―歌詞もこの3組に影響を受けているんですか?

C:勿論、素直な歌詞も書いていきたいなと思うしそれはそれで魅力があると思うんですけど、文章を見たときに、考える余白を作れるみたいな。ひとつとっても物語としてちゃんと成立してたりとか、「これがこういう風になったってことはこうだったのかな?」とかそういう思考回路をみんなにも巡らせてもらいたいっていう欲はあるかも知れないですね。わかりやすさとはちょっとかけ離れた部分になっちゃうので課題でもあるんですけど。

―今の時代はサブスクや配信でも簡単に聞けるとは思うんですけど、Canacoさんが一番最初に買ったCDとかそういうのはありますか?

C:一番最初に買ったのは、かなりミーハーなんですけど、小学5年生のときに、嵐の『Beautiful days』を買いました(笑)。その頃からすごい嵐が好きになって。

―いろんなバンドの話になるかもと思ったんですけど、そっち系だったんですね(笑)

C:そうなんです(笑)。結構私はバンドバンドみたいな感じで生きてきたって言うよりは、ちょっと迂回経路みたいな(笑)、そんな感じなんです(笑)

―ギターも弾けるし歌も上手なので、小さい頃からピアノなど音楽に触れてきた方なのかな?と勝手にイメージもするんですけど、音楽には何歳頃から携わってきたんですか?

C:3歳からYAMAHAのエレクトーン教室に通わせてもらってました。母も習い事としてですけどピアノをやってたっていうのと、私が3月生まれで早生まれなんですけど、ちっちゃい頃の一年って、4月に生まれた子と3月に生まれた子ではかなり差があるじゃないですか。それを母が心配に思って、幼稚園の前にエレクトーン教室に通わせて、私は年中から幼稚園に入ったんです。そのときから音楽には携わってはいましたね。

エレクトーン教室での発表会(写真提供:Canaco)

C:で、6歳で小学校に上がってから、個人で教わるピアノ教室に通わせてもらえるようになって。そこでは発表会、みたいな感じでクラシックも演奏したりはしてたんですけど、いかんせんピアノではクラシックの演奏よりもJ-POPとかのカバーが知ってる曲だっていうのもあって楽しくて好きで、クラシックをやる傍らで好きな曲の楽譜を先生に買ってきてもらってお楽しみとして弾きたい曲を弾かせてもらいながら楽しくピアノを習わせてもらっていました。

あとは、嵐がすごい好きだったんですけど、その嵐の曲のまだ楽譜に載ってない新譜が出たりしたら、やっぱり好きな曲だなって思うので弾きたくなるじゃないですか。それで、メロディーを耳コピしたり、左手は和音とかではないんですけど、ベースラインだけなぞれるようになったりとかで、耳コピをその頃からちょっとづつ初めて、楽しくピアノを演奏してましたね。

―耳コピを出来るようになったのは何歳ぐらいの頃でしたか?

C:多分、小学生の高学年だと思います。

―その頃には相対音感的なものはあったんですか?絶対音感ですか?

C:絶対ではないので、自信は無いですけど、相対音感ぐらいはあったと思います。

―ピアノの発表会とかもあったんですよね?

C:ありましたね。でもコンクールとかそういうのは出たことなくて。普通に趣味というか、楽しい習い事ってイメージでやってましたね。

―そこから中学生になると部活もはじまると思うんですけど、部活は何をやってたんですか?

C:母も習い事でピアノをやってたけど、日常的にピアノを弾くわけじゃなかったんですよ。どちらかと言うと、私は運動部と運動部の間に生まれた娘なんです。母は昔部活でバスケをやってまして、「かな、バスケ楽しいから入ってみたら?」って言われて、そしたらちょうどそのとき仲良かった友達も「バスケ部気になってるんだよね」って言うから、じゃあやってみよう!っていう感じでバスケ部に入部したんです。したのはいいんですけど…、思った以上に運動部辛っ…みたいな(笑)。私は絵描いたりとか、それこそピアノ弾いたりとかインドアな人間だったんですけど、みんなの口車に乗せられて入部したらあら大変ってことで、1年生の夏合宿で脱落(笑)、すぐ辞めてしまいました。

当時、クラスでもやっぱり部活で固まるじゃないですか。やっぱり辞めちゃったからバスケ部の子とちょっと居づらくなっちゃって。そしたら同時期に仲良かった友達と喧嘩したみたいな感じでちょっと孤立してる子がいて、その子と残りもの同士じゃないけどくっついたんですよね。そしたら、ちょうどそのとき柔道部が人手が足りないってことでその二人が誘われて。でも私は「運動は絶対無理だから」って言ったんですけど、「プレーヤーじゃなくていい、マネージャーになって」って言われて(笑)。柔道部のマネージャーとして入りました。

なので、中学の2年生は柔道部マネージャーとして過ごしました。で、中学2年生の終わり頃から、これがまた私が今こうやってバンドをやるきっかけにもなるんですけど、アニメにめちゃくちゃハマったんですよ。そしたら、柔道部マネージャーよりも、アニメってなると、昔から絵描くのも好きだったし、漫画研究部入っちゃう!?みたいな感じで(笑)。3年生で漫画研究部に入ったんです。そのときはあんまり柔道部の稼働も少なかったんで、兼部みたいな感じで(笑)。

―柔道部の人たち寂しかったでしょうね。

C:そうですかね。ちょっと申し訳なかったんですけど。でも漫画研究部も毎日ではなかったんですよ。毎週何曜日、みたいな感じだったんで、結構兼部は可能ではあったんですよね。

―3年生で漫画研究部に入って。でもなかなか他の楽器やバンドにいかないですね。

C:そうなんですよ。それで、アニメが好きだった影響で、アニソンも勿論そうなんですけど、ボーカロイドにめちゃくちゃハマって、その時期から執拗にカラオケに行くようになりまして。父も母もカラオケ好きっていうのもあったりして(笑)、昔から歌うのは割りと好きだったんですけど、その頃はボーカロイドのあり得ないくらい高いところをいかに上手く歌えるかみたいなので(笑)。ヒトカラとか行ったり、アニメ好きの友達とアニソンでわーっとやったりとか、もう“ボカロ縛り”みたいな感じで、よく遊びに行ってました。

いろんな部活に入ってるけど家には電子ピアノがあったので、好きだったボーカロイドの曲を気が向いたときに耳コピして弾いてみたりとか、そういうので、音楽とかけ離れてる生活をしてたっていうよりは、まだ日常の中に溶け込んではいたかなっていう感じでしたね。

「けいおん!」っていうアニメにドハマリしてバンドやりたい!って思いました

Faulieu.

Faulieu. Presents "4Step " 

Faulieu. Presents "4Step " 
stage.1 2024/9/26(木) 
stage.2 2024/10/21(月) 
stage.3 2024/11/14(木) 
stage.4 2024/12/3(火)

 下北沢ReG
 OPEN 19:00 / START 19:30
 料金 3,500円(+1D) 
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=L7290003 
※ワンマンライブです

Faulieu. Presents Merci 2024

Faulieu. Presents Merci 2024
2024.12.23(月)
渋谷DIVE 
OPEN 18:30 / START 19:30 
料金 4,000円(+1D)
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=L7290003
プレイガイド販売期間:9/21(土)12:00 ~ 12/22(日)23:59 

手売りチケット:9/26(木)ライブ物販にて販売開始

入場順 
1.プレイガイド 
2.手売りチケット 
3.当日券
※ワンマンライブです 


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