■話は変わりますが、2024年6月28日発売のBRIDEAR New Full Album『BORN AGAIN』についてお聞かせ下さい。

3月に3週間に渡りスウェーデン・イェーテボリにある「Studio Fredman」(スタジオ・フレッドマン)でレコーディングしたそうですが……

まずはスウェーデンの街並みや食事や遊んだ思い出、生活環境などについて教えて下さい。

AYUMI:実は、レコーディングスケジュールがタイトだったこともあり、ドラムのセッティングが始まった日から毎日「Studio Fredman」とメンバーと共同生活をした家の往復しかしていませんでした。
レコーディングの合間のランチは、フレドリックが毎日スウェーデンらしいご飯のアイデアをひねり出してくれて、ケバブピザや、ミートボールを食べたりしました。
ランチの時間はレコーディング期間中唯一の観光と言っていい時間だったので、短い時間でしたがスウェーデンを堪能できて嬉しかったです。
夜ご飯は、メンバーと共同生活だったのでほとんど毎日みんなで自炊をして食べていました。
各々が持参した鍋の素やご飯を使って、スウェーデンの食材を使って日本食を作ったのは良い思い出です。

MOE:スウェーデン・イェーテボリでの滞在は、とても貴重な経験でした。
街並みはまるで絵本に出てくるような可愛らしい家々が立ち並び、色とりどりの建物が美しい風景を作り出していました。自然も豊かで、空気が澄んでおり、とても過ごしやすかったです。

食事に関しても、現地の味をたっぷりと堪能することができました。
フレドリックやクリス(エグゼクティブプロデューサー)が、スウェーデンならではのレストランに連れて行ってくれたのは、特に思い出深いです。
スウェーデンの伝統料理であるミートボールを、甘酸っぱいジャムと一緒に食べるというスタイルには驚きましたが、とても美味しかったです。

滞在中は、メンバー全員で一軒家を借りて生活していました。
共同生活の中で、みんなで料理を作り、一緒に食事をする時間がとても楽しく、絆を深める良い機会となりました。

■プロデューサーのFredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)氏からどのような指示や要望があったのでしょうか?また、身近にいて氏の凄い部分はどの様な部分でしたか?

AYUMI:今回のアルバムは”ライブ感”を大切にするという全体的なコンセプトがあり、丁寧すぎず感情が乗っかったテイクを採用するという形でレコーディングが進んでいきました。
今までの作品作りと真逆なこともあり、私たちプレイヤー側としては「本当にこのテイクで大丈夫かな!?」という時もありましたが、フレドリックが一貫してコンセプトを守ってくれたおかげで、完成した作品を聴くとオーディエンスに熱量がかなり伝わる出来になったと思います。
フレドリックは名だたるアーティストと沢山の名作を送り出してきたプロデューサーですが、私たちとのレコーディングの時も常に遊び心を忘れず、常にアイデアが浮かんできて音楽を心から楽しんでいる、という感じでした。
その姿勢にはとても刺激を受けましたし、音楽を始めた頃の気持ちを忘れずに続けていきたいなと思いました。

MOE:フレドリックは、自身もギタリストということもあり、特にギターソロやリフに対して多くの提案を出してくださいました。
デモから変更した点も多く、彼のアドバイスを受けて楽曲の完成度をさらに高めることができました。
ツインギターの特性を最大限に活かすために、1人で弾いているギターソロにハモリを入れるという提案も彼からあり、より一層カッコよく仕上がりました。

フレドリックの凄い部分は、彼の音楽に対する鋭い感覚と技術です。
例えば、ギターソロやフレーズを彼の前で一度弾いた後、そのフレーズに最適なエフェクターをすぐに持ってきてくれるのですが、その選択がいつも完璧にマッチしていました。
彼のエフェクト処理のセンスは素晴らしく、各曲に適した音作りを迅速かつ的確に行ってくれる点には、本当に驚かされました。

また、彼のプロデューススタイルは非常に親しみやすく、コミュニケーションを大切にする姿勢も印象的でした。
私たちの意見やアイデアも尊重しつつ、的確なアドバイスを提供してくれるので、非常に良い環境でレコーディングを進めることができました。
彼と一緒に仕事ができたことは、とても貴重な経験であり、私たちの音楽に新たな深みをもたらしてくれたと思います。

■MOEさんはアルバムレコーディング参加は今回が初でしたが、いかがでしたか?

MOE:加入後初のアルバム制作、そして初の海外レコーディングということで、最初は多くの不安がありました。新しい環境やプロセスに慣れるのに少し時間がかかりましたが、メンバーやスタッフの皆さんのサポートのおかげで、次第に自信を持って取り組むことができました。

特に、フレドリックや現地のチームのプロフェッショナルなアプローチに触れることで、多くのことを学ぶことができました。
彼らの助言や指導を受けて、自分のパフォーマンスを最大限に引き出すことができたと思います。
ギターソロやリフの部分での細かな調整やアレンジも、非常に勉強になりました。

このアルバムには、自分が持っている全ての魅力を詰め込むことができたと感じています。
ファンの皆さんにも、このアルバムを通じて私の音楽に対する情熱を感じていただけると嬉しいです。

■1曲目の先行シングル、MVも公開されとてもカッコよい仕上がりになっていた”Still Burning”はMOEさんの作曲です。これはいつ頃作った曲でどのような思いや考えで制作したのでしょうか?

MOE:この曲はデモを制作し始めた時に、最初に取り組んだ楽曲です。
BRIDEARのこれまでの作品にあるキャッチーなメロディを大切にしながら、私自身が得意とするストレートなメタルの要素を融合させたいと思って作りました。

”Still Burning”は、バンドの新しい一歩を象徴するような曲にしたいという思いが強くありました。
アルバムの1曲目であり、MVにもなると聞いたときには、今のBRIDEARの魅力を最大限に引き出せる楽曲にしなければと、最後の最後までアレンジに悩みました。

特に、ギターソロバトルはこの曲の聴きどころの一つとして必ず入れたいと考えていました。
ツインギターのダイナミズムを強調し、ライブでも盛り上がる部分になるよう意識して作りました。
この曲を通じて、ファンの皆さんにBRIDEARの新しい魅力を感じてもらえると嬉しいです。

■AYUMIさんは前作の倍の4曲の作曲と2曲の作詞に挑戦しています。
その思いやオリジナリティな面やテクニカルな面について解説をお願いします。

AYUMI:今回は自分の中のコンプレックスを解放するつもりで全曲書いてアレンジもしました。
MOEがメンバーになって初めてのアルバム制作だったということもあり、「自分が引っ張っていかなければ!」という気持ちも少なからずあったかもしれません。
今回はプロデューサーにフレドリックを迎えるということがかなり前に決まっていたこともあり、メンバー全体で「とにかくメタルを作ろう!」という方向性を決めて作曲に取り掛かりました。
個人的には、その方向性を守りつつも今まで自分が影響を受けてきたMUSE,RadioheadといったオルタナティブUKロックの要素も入れることができて、自分でも「こういう曲作れたんだ!」と新発見でした。
コードトーンなど1音1音の絡みを拘わって作るのが私の曲の特徴で、アルバムタイトル曲『Born Again』などは特にその要素が現れているので、特にギターソロはぜひ聴いて欲しいです!


■とても6月29日(土)代官山UNITで開催されるワンマンライブ「The Ascension!」が待ち遠しくなってきました。
レコ発第一発目のライブに向けての意気込みをお聞かせ下さい。

AYUMI:日本語で「生まれ変わった」と題した新作『Born Again』を発売してから1発目のライブ、まさに新章開幕です!
新曲を聴きに来て欲しいですし、スウェーデンでなにを吸収して成長して戻ってきたのか、体感しにライブに来て欲しいです。
後悔させません!

MOE:新章開幕といえるライブになると思います。
スウェーデンでのレコーディングを経て、BRIDEARはさらに進化し、世界に羽ばたくヘヴィーメタルバンドとして大きく成長しました。
この「The Ascension!」では、その成長を余すところなく皆さんにお見せしたいと思います。
新しいアルバム『Born Again』の楽曲を引っさげて、これまで以上に力強く、エネルギッシュなパフォーマンスをお届けします。

BRIDEARの新たな魅力を体感していただけることを楽しみにしています。
ぜひ、ご期待ください!

BRIDEAR

BRIDEAR LIVE 2024 『Into the World Forever Tour』

RIDEAR LIVE 2024 『Into the World Forever Tour』
2024年
11月16日(土) 東京渋谷Spotify O-WEST
12月1日(日) 大阪梅田Shangri-La

両日とも開場17:00 開演17:30
前売¥4,500 当日¥5,000 1ドリンクオーダー
一般発売 2024年10月12日〈土〉10:00- チケットぴあ、イープラス、Rakutenチケット
youtube メンバーシップ先行〈Rakutenチケット〉9/7 10:00-9/15 23:59

最新アルバム『Born Again』AYUMIポストカード特典付で好評発売中!

6/28発売のBRIDEARニューアルバム『Born Again』店舗限定特典付きで好評発売中!

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New Full Album『Born Again』Now On Sale!!

BRIDEARがFredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)のプロデュースによる新作『Born Again』を2024/6/28にリリースした。
Fredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)とは、HAMMERFALL、ARCH ENEMYのプロデューサーとしても知られる実力者だ。

このレコーディングはスウェーデン・イェーテボリにあるStudio Fredman(スタジオ・フレッドマン)にて3週間に渡り敢行され世界と戦えるサウンドを目指し製作されたという。

アルバム『AEGIS OF ATHENA』(2022年)以来約2年振り、通算5作目のスタジオ盤フルアルバムとなる期待大の大作だ。

MOEのアルバムレコーディング参加は今回が初、1曲目の先行シングル『Still Burning』がそのMOEの作曲した曲と言うのも更に強力になった証だと思われる。

前作『AEGIS OF ATHENA』では2曲を作曲したAYUMIは本作『Born Again』では4曲の作曲の他、2曲の作詞に挑戦している事も新境地に踏み出した勢いを感じる。
10曲目『Die Like This』にはスウェーデンのヘヴィメタルバンドDream EvilのボーカリストNick Nightもゲストボーカルとして参加している。

BRIDEAR『Born Again』
2024年6月28日発売

<収録曲>
01. Still Burning  (Music: MOE Lyrics: KIMI)
02. Braver Words  (Music: AYUMI Lyrics: KIMI)
03. Born Again  (Music&Lyrics: AYUMI)
04. Cult  (Music&Lyrics: KIMI)
05. Empty Mind  (Music&Lyrics: AYUMI)
06. Scar of Reunion  (Music&Lyrics: KIMI)
07. Real is Real  (Music: AYUMI Lyrics:KIMI)
08. Fight it Down  (Music: MOE Lyrics:KIMI)
09. No Angels  (Music: HARU Lyrics: KIMI)
10. Die Like This  (Music:MOE Lyrics:KIMI)

Psychomanteum Recordsより全世界発売に先立ち日本盤がリリース。
先行シングル『Still Burning』のMVの撮影はArch EnemyやIn Flamesも手掛ける著名監督との事で、とてもカッコイイ仕上がりになっている。


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