日本国内のみならず海外でも人気を博す“鋼鉄（はがね）のヤマトナデシコ”こと、ガールズヘヴィメタルバンドBRIDEAR（ブライディア）。そのギタリストAYUMIとMOEは「SUKIYAKI SISTERS」としてYouTubeにギターカバーメドレー動画を発表し注目を集めている。今回、そのSUKIYAKI SISTERSが初めてのライブを開催した。ここでは、ライブ終了後に初ライブ「SUKIYAKI SISTERS 1st GIG “Double Shred Party”」について振り返ってもらうと共に、6/28に発売されるBRIDEAR待望のニューアルバム『Born Again』や6/29に開催されるワンマンライブ「The Ascension!」についても話を聞くことができた。

■まずは初めてのライブパフォーマンスでしたが率直な感想はいかがでしたか？

AYUMI：普段のライブとは全く違う環境ということもあり、入場SEが鳴る直前までドキドキしながら本番を迎えました。
ステージに2人だけという状態でどのようにパフォーマンスするか、どんな構成のライブだったらお客さんに喜んでもらえるか入念に準備して当日を迎えて、結果的に2人とも準備したもの以上の力を発揮できて良いライブになりました。
ほとんどギターとトラックのみの演奏だったのにも関わらず、お客さんたちがノリノリで聴いてくれたのも嬉しかったです。

MOE：初めて皆さんの前で直接ライブをすることができ、とても感激しました。
普段のバンド形態とは違い、ギターのみのライブという事で、最初は緊張や不安もありました。
ですが、ステージに立つと皆さんの熱気と応援が伝わってきて、次第に楽しさが勝るようになりました。

■収録ではなく観客を入れてという事もありサウンド面ではどのような工夫をしましたか？

AYUMI：今回のライブはお客さんとの距離的に、2人のアンプの生音のバランスが重要だと思ったので、そのあたりはいつものBRIDEARのライブよりも時間をかけて調整しました。
また、今回はほとんどの曲で打ち込みのドラムとベースの音源を流してライブを行うという試みもあったので、いつもライブに来てくれているディレクターさんにも協力いただきながら、リハーサルの時間をめいいっぱい使って本番直前まで音量調整をしました。
今回は同期のサウンドも自分たちで作っていったので、準備段階から勉強になることが沢山あり、楽しかったです。

MOE：収録の場合撮り直しをする事ができますが、ライブではその場で全てが決まる一発勝負です。
そのため、演奏のクオリティを最大限に高めることを最優先に考えました。
具体的には、全体の一体感を出すためにリハーサルを重ね、自分のパートを完璧にこなせるようにしました。
また、ツインギターのハーモニーをより美しく聴かせるために、音符の長さやビブラートをかけるタイミングを再確認し、互いにしっかりと合わせるようにしました。

■ゲストがKIMIさんという事で、洋楽カバーを歌う事を期待していた声も聞きました。今後はそのような展開や全曲インストでのライブ実施など……更なるアイデアや目標は生れましたか？

AYUMI：洋楽カバーのアイデアは、正直に「その手があったか！」と思いました！
せっかくならSUKIYAKI SISTERSのライブでは、BRIDEARのライブと全く違うものを見せていきたいので、いろんなことに挑戦していきたいです。
今回はセットリストに、BRIDEARのワンマンライブなどでたまにセットリストに入っていたオリジナルのインスト曲を演奏しましたが、今後スキヤキのみのオリジナル曲や、音源販売なんかもできたら良いですね…。

MOE：ファンの皆さんからの感想や期待の声を聞いて、次回開催する際にはぜひKIMIとのカバーも取り入れたいと考えています。
実際にAYUMIともそのような話をしていて、今後のライブの一つのアイデアとして検討しています。

■ライブをし続けるにはYOUTUBEでの定期発信も重要だと思います。
第一弾から第三弾はレジェンドハードロック、第四弾はジャパメタ、第五弾はクリスマスソング、第六弾は北欧メタルでした。
お客さんから企画や要望を募ったりしても面白いのではないかと思いますが……いま何か考えてることなどはありますか？

AYUMI：ありがたいことに、TikTokやYoutubeでよく演奏曲リクエストのコメントを沢山いただいてます。もちろん全てのコメントを読んでいますし、今後ショート動画のスタイルでリクエストに答えていけたら良いなと思ってます。
また、今まではメタルのカバー中心でしたが、新しい方向性も探っているので、どんな動画が出るか楽しみにしていてもらえたらと思います。

MOE：これまで、私たちはその時々のコンセプトに沿ったメドレー動画をアップしてきました。
ファンの皆さんからのリクエストを積極的に取り入れることも一つの楽しみであり、ぜひ取り組みたいと考えています。
また、これまでのジャンルにとらわれず、新しい音楽ジャンルにも挑戦したいと思っています。普段とは違うジャンルの楽曲をカバーすることで、新しい発見や楽しさを提供できるのではないかと考えています。
今後も多彩なコンテンツを通じて、ファンの皆さんと一緒にツインギターの魅力を広げていければと思います。

ニューアルバム、そしてライブについても話を伺いました！

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BRIDEAR

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New Full Album『Born Again』2024.6.28 Release!!

BRIDEARがFredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)のプロデュースによる新作『Born Again』を2024/6/28にリリースする。
Fredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)とは、HAMMERFALL、ARCH ENEMYのプロデューサーとしても知られる実力者だ。

このレコーディングはスウェーデン・イェーテボリにあるStudio Fredman（スタジオ・フレッドマン）にて3週間に渡り敢行され世界と戦えるサウンドを目指し製作されたという。

アルバム『AEGIS OF ATHENA』（2022年）以来約2年振り、通算5作目のスタジオ盤フルアルバムとなる期待大の大作だ。

MOEのアルバムレコーディング参加は今回が初、1曲目の先行シングル『Still Burning』がそのMOEの作曲した曲と言うのも更に強力になった証だと思われる。

前作『AEGIS OF ATHENA』では2曲を作曲したAYUMIは本作『Born Again』では4曲の作曲の他、2曲の作詞に挑戦している事も新境地に踏み出した勢いを感じる。
10曲目『Die Like This』にはスウェーデンのヘヴィメタルバンドDream EvilのボーカリストNick Nightもゲストボーカルとして参加している。

BRIDEAR『Born Again』
2024年6月28日発売

＜収録曲＞
01. Still Burning　 (Music: MOE Lyrics: KIMI)
02. Braver Words 　(Music: AYUMI Lyrics: KIMI)
03. Born Again 　(Music&Lyrics: AYUMI)
04. Cult 　(Music&Lyrics: KIMI)
05. Empty Mind 　(Music&Lyrics: AYUMI)
06. Scar of Reunion 　(Music&Lyrics: KIMI)
07. Real is Real 　(Music: AYUMI Lyrics:KIMI)
08. Fight it Down 　(Music: MOE Lyrics:KIMI)
09. No Angels 　(Music: HARU Lyrics: KIMI)
10. Die Like This 　(Music:MOE Lyrics:KIMI)

Psychomanteum Recordsより全世界発売に先立ち日本盤がリリース。
先行シングル『Still Burning』のMVの撮影はArch EnemyやIn Flamesも手掛ける著名監督との事で、とてもカッコイイ仕上がりになっている。