大原櫻子 使用楽器・機材紹介
Takamine TSP138C TRD
ライブ冒頭の『明日も』、そして『初恋』『瞳』で使用されたのはTrans RedカラーのTakamine TSP138C。Takamine 100シリーズのシンライン・モデルで、ソリッドギターと同様のボディの薄さや630mmのショートスケールを採用するなど、操作性・取り回しの良さを重視したモデルだ。
Takamine 大原櫻子カスタムモデル
ステージ袖には、デビュー以来愛用の大原櫻子カスタムモデルもスタンバイ。2015年に限定生産された大原櫻子シグネチャーモデルSO-70のベースとなったギターだ。抱えやすい700シリーズのスモール・ボディーに、桜のポジションマークとネームがインレイされた特注モデルで、CT4-DXプリアンプが搭載されている。
(株)高峰楽器製作所 アーティストリレーション 寺崎 誠 談
「2013年、映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でデビューした大原櫻子が、ソロ・シンガーとして稼働するタイミングで映画で使用したギターではなく、新たなイメージを打ち出すべく製作したカスタム・ギターです。
仕様決定時にクロサワ楽器渋谷店様にお忍びでお邪魔して様々なギターの色、形を見る中から基本仕様が決まりました。
指板ポジションのデザインは、私が考案したものですが、従来からの音楽ありきの硬派なミュージシャンとは全く異なるテイストに臨む事は、私にはハードルが高く、かなり悩みました(笑)。 偶然、似た年齢の長女とファンシーグッズの店に立ち寄り桜の柄のお弁当箱のデザインにヒントを得て、当時の櫻子さんに似つかわしいギターに仕上げられたと思っています。
ソロ・デビューから1stツアーまでは私がギターテクニシャンとして帯同していました。
自らギターが好きで手にした訳ではなく、デビュー時の役柄からギターを弾かなければならないというスタートを持つ大原さんだからこそ、とも言えるのですが、見た目だけではなく、下手でも音は出そう、という方向でエレアコのサウンドはしっかりP.Aでも出していました。
その事が、彼女がしっかりギターを弾けるようになるまでの時間を飛躍的に早くした記憶があります。
それだけ彼女が相当に努力した、という事に尽きると思います」
Edwards E-TE-98 ASM / SO CTM
『READY GO!』ではエレキギターも演奏。使用されたのはこちらのEdwards製の日本製TLタイプだ。E-TE-98 ASMをベースにブリッジサドルを6連タイプのものに変更したり、ピックガードをホワイト1Pのものに変更するなどのカスタムが施されている。ピックアップはEdwardsオリジナル国産ピックアップのET-1n & ET-1bだ。ヘッド裏にはペグのネジを利用して取り付けることができるコンパクトなチューナーD’Addario PW-CT-21が取り付けられていた。
こちらが大原用に用意されているペダルやエフェクター類が用意されたラック。ラック上部にはチューナーのPeterson Strobo FLIPがセットされている。
エレキギターの音作りにはLINE6 POD XTが使用されていた。2002年に発売され当時一世を風靡したモデリングアンプで、アンプ(スピーカー)は使用せずラインで出力されているようだ。ディスプレイには「#20C:Saku Main/ AMP 2:LINE G CLEAN」というパッチが表示されていた。
ラックの下段にはアコースティックギター用とエレキギター用にそれぞれボリュームペダルBOSS FV-500Lが用意されていた。
ステージ上の立ち位置後方のテーブルには様々なアイテムが用意されていた。
『無敵のガールフレンド』『JUMP』で使用されたのがこちらの青いタンバリン。
『STARTLINE』『踊ろう』『遠くまで』で使用されたワイヤレスハンドマイクはSHURE AXTデジタルワイヤレスシステムのAD2/BETA58。『Jet Set Music!』『真夏の太陽』『青い季節』で使用されたタオルも回しやすいように一端を結んだ形で用意されていた。
『Fanfare』『Joy & Joy』では今回のツアーグッズ「10(天)まで届く!!LEDライトブレスレット」を付けてオーディエンスと共に盛り上がった。
マイクスタンドにはTakamine製のピックP3Wが取り付けられていた。材質はポリアセタール、トライアングル型で厚さはMEDIUM(0.8mm)だ。
(株)高峰楽器製作所 アーティストリレーション 寺崎 誠 談
「エレアコでは、ピックが弦に当たる角度が不味かった場合などに、ピッキング瞬間のアタック音が強調される傾向があります。
ポリアセタール素材のピックは、このアタック音を軽減してくれる傾向がある為、デビュー時から使っているピックが使い慣れた事もあり、現在も変わらずステージで愛用しています」
機材撮影:小野寺将也
大原櫻子
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