2021年5月の羽田公演を皮切りに全国6箇所を回った『BE LIGHT』、これまで5箇所のZeppで素晴らしいライブを披露してきた本ツアーは、今回の横浜公演をもって千秋楽を迎えた。

また、このツアーでは、各公演のリアルタイムの配信も積極的に行われており、より多くのファンにRAISE A SUILEN(以下、RAS)のライブを届けてくれた。

座席いっぱいの観客たちは、開演時間が近づくにつれて、BGMに合わせてペンライトを振ったり手拍子を打ったりと、はやる気持ちを抑えきれない様子だ。会場の熱量が増していくのが体感できる。

RASのライブではもうお馴染み、今回もアンコールは無し。この潔さがまたカッコイイ。

開演時間を迎え、『EXPOSE ‘Burn out!!!’』のイントロの中、5人がステージに登場する。演奏が始まると「待ってました!」と言わんばかりに音楽に合わせて激しく身体を揺さぶる観客たち、力強く揺れるカラフルなペンライトが鮮やかだ。さすがRASの演奏。まるで音の塊が体にぶち当たるような芯のある迫力のサウンドでありながら、各楽器の存在感が綺麗に聴こえてくる巧みさも兼ね備えている。

Ba.&Vo.Raychell plays Spector EURO4 LX RAS LAYER -Twilight Amber-

ノンストップで『Domination to world』へと続く。Ba.&Vo.Raychell(レイヤ役)のボーカルは、やはり見事だ。低音の力強さ、高音の艶感、ブレない安定したピッチ、いつ聴いても圧倒される。それをグルーヴ感のきいたベースサウンドを奏でながら歌うのだから、凄まじい実力だ。ハードロックらしいクールなギターリフや、それと対照的な流麗なピアノサウンドなど、各楽器のサウンドを楽しみやすいナンバーでもある。

Gt.小原莉子 plays Strandberg Boden J6 RAS LOCK -Caribbean Light Blue-

圧倒的な演奏テクニックをソロプレイで見せつけるメンバー紹介パートから、ノンストップで披露されたのは『HELL! or HELL?』だ。アッパーチューンに合わせて七色のレーザーとスモークが激しく交差する。観客やメンバーのボルテージがさらに高まっている様子がそのまま視覚化されているようだ。演奏に応戦するように客席からはハンドクラップが湧き上がり、互いの魂をぶつけ合っている様子は最高にアツい。

DJ紡木吏佐

ここで初披露された『灼熱 Bonfire!』は本ツアーの見どころのひとつだろう。

演奏前にDJ紡木吏佐(チュチュ役)から、通称“灼Bonダンス”というパラパラのような振り付けのレクチャーが行われた。観客もバッチリ振り付けを合わせる。ダンサブルなビートに乗せて、会場にミラーボールの光がキラキラと輝く。つい体が動いてしまうような楽しいナンバーで、今後のライブの定番曲になるかもしれない。

Gt.小原莉子 plays Strandberg Boden J7 RAS LOCK -Caribbean Light Blue- ※

続いての『SOUL SOLDIER』でGt.小原莉子(ロック役)が奏でるディストーションサウンドは、クールでありながらも全てを飲み込んでしまいそうな迫力を持ち合わせている。この曲ではギター、ベースともに多弦モデルが使用されている。通常モデル(6弦ギター、4弦ベース)と多弦モデルでは、弦の本数の違いだけでなく使用される木材やピックアップの仕様が変えられており、サウンドキャラクターの違いに耳を傾けてみるのも面白い。

Ba.&Vo.Raychell plays Spector EURO5 LX-PJ RAS LAYER -Twilight Amber-

©BanG Dream! Project

※ こちらの写真のみ札幌公演の写真です。

さらに加速する熱狂のライブ後半へ


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Sadowsky Snare Weight DRUMSHOW
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