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バンドリ!のナンバリングライブもついに11回目を迎え、その勢いは止まることを知らない。
2DAYSで行われる今回のBanG Dream! 11th☆LIVE、初日はPoppin’PartyとRAISE A SUILENの2組がそれぞれどんな銀河(GALAXY)を見せてくれるのか…事前に「これまでの合同ライブとはひと味違うシャッフル形式になる」という情報が配信番組などで語られていた。期待に胸が膨らむばかりだ。
最大収容人数15000人を誇る有明アリーナに客席いっぱいのバンドリーマーが駆けつけ、今か今かとライブのスタートを待ちきれない様子だ。
本公演開演の20分前には、オープニングアクトとしてMyGO!!!!!が登場。『迷星叫』の演奏が始まると、客席から歓声とコールが湧き上がった。続けて『名無声』を披露し、さらに会場を盛り上げる。MCで感じられるフレッシュな初々しさとは裏腹に、技巧的なテクニックが散りばめられたとてもストイックなバンドサウンドだ。『影色舞』では、その軽快なビートに乗せたツーステップも披露し、観客もそのビートに身を任せながらブルーのペンライトを振って声援を送っていた。
デビューからまだ日が浅い彼女たちだが、 ソロライブをコンスタントにこなしており、サウンドやプレイスタイルがしっかりと確立されている。堂々たるステージで有明アリーナを熱く盛り上げていた。今後の活躍が楽しみなニューフェイスのパフォーマンスが終わると、客席の熱気がさらに増したように感じられた。
開演を告げる映像とBGMに合わせて、割れんばかりの歓声とクラップがドッと湧き上がり、会場が色とりどりのペンライトに彩られる。
まずはRAISE A SUILEN(以下 RAS)がライブ初披露曲の『DEAD HEAT BEAT』でスタートを飾る。演奏が始まると、待ってました!と言わんばかりの凄まじいコールが客席からステージに送られる。ど頭からハイテンポなアッパーチューンをぶつけ、感情をフルスロットルで昂らせると、ノンストップで『HELL! or HELL?』でさらにテンションをぶち上げていく。
Raychell「全力で声出して頭ふれ!!!」
会場のボルテージの高まりに乗せて、演奏の熱量も相乗効果的に上がっていく。
会場の熱量が空気を震わせ、ビリビリと体に伝わり、“ライブってこうだったなぁ”という懐かしさと新鮮さが同時に込み上げてくる。
続いての『A DECLARATION OF ×××』ではなんと、Poppin’Party(以下 ポピパ)よりBa.西本りみ(牛込りみ役)が登場。ベースパートを一手に担い、Ba.&Vo.Raychell(レイヤ役)はボーカルに専念するという全く新しいセッションスタイルを披露。レイヤがマイクを片手に歌う姿もかなり新鮮だ。全身でパワフルにベースを操る牛込りみのアグレッシブなプレイに応戦するように、バンドの音圧がいっそう力強さを増していく。観客の歓声も自然と大きくなっていた。
今回のセッションの組み合わせの伏線が、WEB上に公開されていたティザームービーに散りばめられていたということで、勘のいいファンはある程度予想していたかもしれない。
ここでポピパよりDr.大橋彩香(山吹沙綾役)と、RASよりDr.夏芽(マスキング役)がステージに登場し、2人によるドラムソロセッションを披露。これも今回初のニュースタイルだ。ドラムのみ、他の音は一切なしだ。そのため両者のサウンドキャラクターの違いを明確に感じられる。奇しくもこの2人のキャラクターカラーがイエローのため、客席が見渡す限りイエローに輝く。体の奥底から揺さぶられる圧巻のドラムソロセッションに、観客の鼓動も思わず高鳴っていた。
シームレスにポピパが登場し、RASに応えるようにクールなアッパーチューン『Moonlight Walk』から披露した。エッジの効いたリフに乗せて観客のコールが湧き上がる。
愛美「もっともっとみんなの声聞かせてー!!」
『イニシャル』ではGt.&Vo.愛美(戸山香澄役)の呼びかけに答えて大きな歓声が湧き上がり、クラップと合わせて客席を揺らすほどの盛り上がりを見せた。ポピパとしては珍しい白基調の衣装で、クールな姿でホットな演奏を展開する。
さらにノンストップで『Time Lapse』を披露。「もっともっと声出せるでしょー!?」と観客を煽り、さらにパワフルな歓声とコールが巻き起こる。Gt.大塚紗英(花園たえ役)がアグレッシブなライトハンド奏法を披露し、派手なプレイで観客を圧倒した。
MCでも、これでもかと歓声が湧き上がり、観客とのコミュニケーションを存分に楽しんでいる様子がとても印象的だ。お馴染みの掛け声「ポピパ ピポパ ポピパパピポパ」も会場が1つになって、ポピパらしいとても楽しいひとときだ。
『ぽっぴん’しゃっふる』からDr.大橋彩香とKey.伊藤彩沙(市ヶ谷有咲役)がそれぞれフロントのスタンディング・ドラム、キーボードへ移動。曲中にメンバーと自由に戯れ、ポピパらしい笑顔溢れるステージを展開する。さらに『What’s the POPIPA!?』を披露。カラフルでポップなステージが続き、軽快なメロディに乗せて観客もコールやジャンプで楽しんでいた。
大塚のギターソロから続いて披露された『ぽっぴん’どりーむ!』では、RASからDJ 紡木吏佐(チュチュ役)とKey.倉知玲鳳(パレオ役)が加わり、楽しさと賑やかさにさらに拍車がかかる。
メンバーが楽しんでいる様子を見るのは何より嬉しい。見ているこちらもつられて笑顔になるステージだ。間奏ではゲスト2人によるDJソロ、ショルダーキーボードによるソロを披露、さすがRAS仕込みのテクニックだ。7人による化学反応で観客のテンションも天井知らずに上がっていく。
バンドの交代がとてもシームレスなことも印象的だ。短時間の間にバンドが替わり、会場の空気がガラッと切り替わる様子も、これまでの合同ライブとは一味違って新鮮だ。ライブタイトルの通り、銀河から銀河へとワープするような感覚だ。
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