2021.11.18@TOKYO DOME CITY HALL ライブレポート

9月29日よりスタートした山本彩の全国ツアー「SAYAKA YAMAMOTO TOUR 2021 ~ re ~」。同ツアーは、12月15日、16日のグランキューブ大阪公演で幕を閉じる。ここでは、11月18日(木)にTOKYO DOME CITY HALLで行われた公演の模様をお伝えしよう。

ライブは、オープニングを彩った『-reboot-』に乗せ、GLAYのTAKUROより譲り受けたレスポールを手にした山本彩が舞台へ姿を現し、幕を開けた。冒頭を飾ったのが、とても雄大な景観を描く『oasis』だ。山本彩は、大きなうねりを持った演奏に身を預けながらも、沸き立つ気持ちを少しずつ解き放つように「何を信じて 進めばいいの」とギターを掻き鳴らし歌っていた。彼女は、葛藤に揺れ動く心を奮い立たせるように歌声を響かせていた。身体をグイグイと前へ押しやる大きなスケールの力強い楽曲だからこそ、山本彩も感情を直接ぶつけるのではく、少しずつ熱を加えながら気持ちを高ぶらせてゆく。

勇壮なラテンのビートが身体を熱く騒がせる。『unreachable』に乗せ、さらに力強さを増すように凛々しい姿で歌う。「どんな楽園もあなたとの地獄には勝てない 希望の鍵はどこにあるのか」と感情を剥き出しに山本彩は歌う。いや、剥きだそうとしていたと言ったほうが正解だろうか。熱情した楽曲に刺激を受け、気持ちを奮わせながら。でも、まだ少しだけ感情を押さえ、破裂寸前の状態で突きつけてゆく。その歌声に触発され、見ている側の気持ちにも熱情した想いがどんどん膨らみだす。一緒に上がってゆく、その感覚が気持ちいい。

さぁ、追い風に乗って気持ちを一気に解き放て!! 山本彩は「行くぞ、TOKYO!!」と叫ぶ。輝きをまとい走り出した楽曲に刺激を受け、フロア中から熱い手拍子が響き渡った。『against』と題した歌の追い風に乗り、自分の心を開放的な空間へ解き放つように歌っていく。眩しい光をつかもうと元気に明るく走り続ける彼女の歌声へ導かれるように、見ている人たちも気持ちを熱く奮い立たせていた。

切ないストリングスの音色も印象深いインストナンバーの『-refine-』を挟み、雄大かつスリリングな演奏が流れだした。4人のダンサーたちを従えた山本彩は、『Don’t hold me back』に乗せ、心の中に渦巻く、空回りし、葛藤するネガティブな感情を吐き捨てるかのように歌い躍っていた。舞台劇の一部のようにも見えたダンスパフォーマンスも魅力に据えながら、山本彩は現状を抜けだし、少しでも前へ進もうと気持ちを熱く掻き立ててゆく。

ダンサーたちとのパフォーマンス・ストーリーは、『yonder』へと繋がれてゆく。葛藤の中から光を見いだすように、それまでよりも少しずつ柔らかい表情や歌声に塗りかえながら、見ている人たちを穏やかな声で包み込むような歌唱だ。それまでの攻めた姿勢ではなく、いろんな思いや運命を受け止めるように歌う姿にも視線は引き寄せられていた。

MCでは、ここまで攻めた表情を中心に歌ってきたこと。みんなの本気の思いも感じたいことを語りながら、さりげなく観客たちの気持ちを煽っていた。

次に披露したのが最新デジタルシングルの『あいまって。』。管楽器の音色も印象深い、メロウで美しい楽曲だ。全体的に優しく流れるような曲調という理由もあるのか、山本彩の歌声も、少し切なさを抱いた歌詞へ寄り添い優しく包み込むように響いていた。一人の女性の揺らぐ心模様を、ダンサーが演じるように躍ることで具現化。その姿へ思いを重ねるように儚さを抱いた声で歌う山本彩の姿も、壊れそうなくらい儚く、美しく見えていた。

-remedy-』と題したインスト演奏をブリッジに、一人の女性の気持ちの内側を巡るよう、山本彩はアコギをストロークしながら『ゼロユニバース』を歌っていた。優しさの中へ力強さを覚えていたのは、彼女自身が光をつかもうとしていたから。とても穏やかな歌声だ。でも、そこには希望をつかもうとする強い意志が示されていた。前を向いた気持ちが、山本彩自身にふたたび光を降り注いでいた。

眩しい輝き降り注ぐ中で、山本彩は『サードマン』を歌いだした。彼女自身は、いつも自分がみんなに希望や輝きを与える存在になりたいと思っている。見ている人たちへ「いつか変われるときがくるから、それまでは自分らしくいよう」と優しく歌いかけていった。

次のブロックは、演奏陣がアコースティック楽器へ持ち替え、山本彩も座りながら、リラックスした姿勢で楽曲を届けるアコースティックな演奏から始まった。選んだのが『イチリンソウ』だ。気持ちを奮い立たせるように力強く歌う原曲から色を変え、ここでは、儚い歌声で、自分を奮い立たせる言葉を探しては噛みしめるように歌っていた。いや、語りかけるようにと言ったほうが良いだろうか。言葉のひと言ひと言に込めた想いを確かめながら。その想いを咲かせるように歌う姿が、とても印象的に見えていた。

美しいベルの音色へ導かれるように流れだした『Larimar』も、とても温かさを抱いた楽曲だ。人肌と同じ温もりと言えば良いだろうか。山本彩の歌声自体が、心に安心や安堵を覚える温かさを持って響いていた。とても、心癒されるひとときだった。

インストナンバーの『-release-』を合図に、ライブは終盤戦へ。山本彩は、観客たちの姿のその先に見えていた明日へ向かって、凛々しく、力強く『JOKER』を歌っていた。情熱的な楽曲へその身を、歌声を預けながら、晴れ渡る歌声を会場中に響かせていった。

山本彩が、ギターを激しく掻き鳴らし歌いだしたのが『TRUE BLUE』だ。さぁ、この舞台を蹴り上げ、ここから一気に感情を爆発させろと言わんばかりに、挑発するような仕種も見せながら彼女は歌っていた。高ぶった気持ちは止められない。むしろ、もっともっと心の熱を掻き立てろと言わんばかりの姿勢で攻めてゆく。その姿に気持ちが熱く刺激を受けていた。

続く『喝采』でも、心の中のわだかまりを荒ぶる気持ちのまま吐き出すように歌っていた。とても荒々しい歌声だ。むしろ、今にも襲いかからんばかりに攻める姿や歌声に触発され、気持ちが熱く騒ぎだす。

「Are you ready?」の声を合図に飛びだしたパワフルなロックンロールナンバー『Are you ready?』では、フロア中の人たちが、熱い手拍子をぶつけ、心の中で「Oh! Oh! Oh!」と叫びながら沸き立つ気持ちを、山本彩と一緒に思いきり空へ解き放っていた。「両手広げ 皆で声上げろ」の歌に合わせ、会場中の人たちが大きく両手を広げ、心の中で「Oh! Oh! Oh!」と叫び続けていた。

最後に山本彩は『ドラマチックに乾杯』を届け、会場中の人たちと一緒に、どんなに心閉ざすことがあっても、明日は一緒に笑っていようよと、一人一人の心へ最高の元気と笑顔のエールを送ってくれた。気持ちを無条件に上げ、現実を消し去り「楽しい」という気持ちだけで心を満たしてゆくポジティブナンバーに触れながら、みんなで楽しさと幸せを分かち合っていた。

アンコールは、愛らしさを振りまくように、リラックスした雰囲気で『愛なんていらない』を歌唱。舞台の上には、飾り気のない山本彩がいた。身近な仲間たちへ声をかけるように、彼女は爽やかな笑顔を浮かべながら、『愛なんていらない』を前向きな気持ちで歌っていた。切ない心模様も記したこの曲の、輝きの部分をより際立たせるように晴れた声で歌っていた。

さぁ、ここからは熱狂というボリュームを一気にフルテンにしていこうか。山本彩が、会場中の人たちが手にしたタオルや拳をグルグル振りまわしながら、超ゴキゲンなパーティー系ロックンロールナンバー『Let’s go crazy』へ飛び乗り、その名の通りクレイジーにはしゃぎだした。まさに「最高のパーティータイム」だ。フロア中の人たちが、身体を騒がせる極上のロックンロールに乗せ、ハメを外し騒いでいた。この楽しさ、最上級じゃない!?このまま現実なんてすべて吹き飛ばし、山本彩と一緒に最強のヒーローやヒロインになって騒ぎ尽くせ!!

最後に、山本彩は『メロディ』をプレゼント。晴れた景色へ心を導く歌に触れながら、会場中の人たちが山本彩と一緒に眩しい景色の中で想いを分かち合っていた。互いに気持ちを一つに重ねながら、山本彩と過ごすこのひとときに幸せを覚えていた。気がついたら、心がキラキラ輝いていた。少しだけ眩しい輝きを身にまとった自分になれていた。

TEXT:長澤智典

《SET LIST》
  1. 1.opening -reboot-
  2. 2.oasis
  3. 3.unreachable
  4. 4.against
  5. 5.inst -refine-
  6. 6.Don’t hold me back
  7. 7.yonder
  8. 8.あいまって。
  9. 9.inst -remedy-
  10. 10.ゼロユニバース
  11. 11.サードマン
  12. 12.イチリンソウ
  13. 13.Larimar
  14. 14.inst -release-
  15. 15.JOKER
  16. 16.TRUE BLUE
  17. 17.喝采
  18. 18.Are you ready?
  19. 19.ドラマチックに乾杯
  20. -ENCORE-
  21. EN1.愛なんていらない
  22. EN2.Let’s go crazy
  23. EN3.メロディ
山本彩

デジタルシングル「あいまって。」「Don’t hold me back」「yonder」好評配信中

最新のデジタルシングル「あいまって。」は、全国ツアー「SAYAKA YAMAMOTO TOUR 2021 ~ re ~」にて初日公演からすでに披露されてファンの間で話題となっている新曲。最先端のエレクトロニックサウンドとHIPHOPのエッジを組み合わせたプロデュースワークが話題のプロデューサーyonkeyと山本彩の共作による注目の楽曲!
「あいまって。」配信はこちら
https://umj.lnk.to/SY_Aimatte

「Don’t hold me back」配信はこちら
https://umj.lnk.to/SY_Dontholdmeback

「yonder」配信はこちら
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