ここからはサウンド・システム、使用楽器・機材をミヤによるコメントとともに紹介していく。まずはギターからご覧いただこう。
ギター
Hapas Guitars SLUDGE 727 Custom Shop Limited
Hapas Guitarsは木材の質感を活かしたリッチなルックスと上質なトーンを備えたモデルを生み出しているドイツのブランド。日本国内で販売されていない中、ミヤはインスタグラムでHapas Guitarsを見つけ、強く興味を惹かれたという。「見た目がすごく好みだったんですよね。試奏ができない状態だったけど、これは良さそうだから一発勝負してみようと思って購入して、手元に届いたら最高だった(笑)ただ、PUのゲインが高過ぎたから乗せ換えたんです。そうしたら、良くなくなってしまった。PUを乗せ換えるためにザグリを増やしたから、その状態で元のPUを乗せたらすごく良くなりました(笑)」(ミヤ)。スペック的にはアッシュ・ボディー、ウォルナット・ネック/メイプル指板、27インチ・スケールなどが特徴。ミヤのメインギターとして活躍している。
Hapas Guitars SLUDGE 727
サブギターとしてミヤが購入したギター。「俺は1PUのギターが好きで、SLUDGE 727はサブにいいなと思って買ったんです。このギターはメインよりもさらにハイゲイン感があるというか、すごくソリッドかつモダンな音がするのでドロップGの『惡-JUSTICE-』、『CRACK』とかの、チューニングが低い曲で使ってます。今はサブという使い方はしていなくて、チューニングによって使い分けています」(ミヤ)。メインとの音の違いはメイプル&ウェンジ・ネック/エボニー指板が採用されていることが大きいようだ。SLUDGE 727は高品位なトーンに加えて、ボディー・トップ/バックのコンター加工と1弦側のホーン裏側を削り落とした仕様により、高度なプレイ・アビリティーを実現していることも見逃せない。
Hapas Guitars SLUDGE 6弦
メインのSLUDGE 727を入手した後、Hapas Guitarsが気に入ったミヤは6弦のSLUDGEを同ブランドにオーダーした。「7弦と同じ27インチ・スケールで6弦を作ってほしいと言ったのに、25.5インチで来たんですよ。Hapasはレギュラー・スケールのほうがいいからそうしたと言っていて、そのまま使うことにしました。このギターは6弦を使うハイゲインな曲に意外とフィットするんですよね。すごくハイゲインで弾くことを前提で作っているからだと思うけど、PUがオリジナルで、すごく歪ませてもあまり破綻しないんです。それが俺の使い方に、すごく合う。それに、モダンなギターだけど結構ボリュームのタッチが繊細なところがあるので、最近は『流星』とかでも使っています」(ミヤ)
MAYBURY Guitars Recycled RAM T-TYPE
伝統性と個性を融合させたギターを制作するイギリスのブランドとして知られるMAYBURY Guitars。「このギターもインスタで見つけて、完全に見た目で買いました。スチームパンクっぽくて、最高にカッコいいなと思って。そうしたら音も最高だった。ビンテージ・テレキャスターっぽい音がするんですよ。ただ、メッチャじゃじゃ馬です(笑)。セミホローだからめっちゃハウるし、テンションがめちゃくちゃキツい。でも、だからいい音がするんですよね。シングルコイルが合う曲で使っていて、今回のツアーでは『アルファ』とか『夕紅』『メディアの銃声』とかで弾きました。それに、MAYBURY Guitarsはアプローチの仕方が突拍子もなくて、ボディーをつなぎ合わせてあるじゃないですか。あれは飾りじゃなくて、実際につなぎ合わせてあるんです」(ミヤ)
Ibanez AXION LABEL RGD R4427FX
RGD R4427FX はIbanezがよりヘヴィかつモダンなプレイヤーをターゲットにして開発したAXION LABELシリーズに属するモデル。そのため26.5インチスケールや7弦、リバース・ヘッド、ディマジオPUといったスペックが与えられている。「このギターはHapasよりもさらにドンシャリな音で、単音のリフで押していくような曲に合うので今回のツアーでは『CRACK』とか『神風 Over Drive』で使いました。今度出る新曲の『GONER』のレコーディングでも一部使いましたね。俺が持っているギターでは一番ジェンティな音だけど、あまり好みではない。曲に合うから使っているけど。でも、ルックスはすごく好きです。リバース・ヘッドだし、青とナチュラルな木目を活かしたカラーリングも気に入っています」(ミヤ)
Mayones Regius 7
良質なギターを作るポーランドのブランドとして篤い支持を得ているMayonesの7弦ギター。「Mayonesはすごくいい7弦ギターを作ると聞いていて、実際に弾いてみたら予想以上に良かった。7弦ギターにありがちな雑な感じが全くなくて、結構歪ませてもプレイの細かいニュアンスとかがちゃんとわかるんですよ。ただ、俺が弾くギターとしてはちょっとハイファイ過ぎるというか煌びやかな音なので、明るい曲で使うことが多いですね。『MY WORLD』のような明るい曲、『落陽』『明星』のような、Hapasだとちょっと表現しきれない細かいニュアンスが多い曲で弾いています」(ミヤ)。スルーネック構造でメイプルとマホガニー、ウェンジ、アマザックを組み合わせた11プライのセンター・ブロックを使用。メイプル/ホワイト・アッシュ・ボディー、メイプル指板といった仕様となっている。
Psychederhythm JAZZMASTER TYPE
本機はミヤが一番最初に購入したPsychederhythmのギターで、入手以来愛用し続けている1本。「ライブで持つことはあまりなかったけど音がすごく良くて、ずっとレコーディングで使っていたんです。今回のホール・ツアーで昔の曲をやるとなったときに、こいつの音だったら昔の曲を任せられるなと思って使うことにしました。ジャズマスターのキャラクターをドンピシャに出してくれるところが気に入ってるし、色もかわいい。これも結構なじゃじゃ馬ですけどね。古いギターじゃないのにすごくノイジーで、俺はノイズを出しちゃう体質なのでピックガードに触れた瞬間“ビッ!”というノイズが出るんですよ。それを防ぐためにピックガードにテープを貼っています。適当に貼ってあるわけじゃない(笑)」(ミヤ)。今回のツアーでは『パノラマ』と『優しい歌』『ニルヴァーナ』で使用した。
Yamaha Revstar RSP20CR
スマートなデザインや良質なトーン、優れた演奏性などが光るRevstar RSP20CR 。セットネック構造、メイプル/マホガニー仕様のラミネート・ボディー、マホガニー・ネック、ローズウッド指板、22フレット、ビンテージ系オリジナルPUなどが主なスペックとなる。また、IRA処理を施して、よく弾き込まれたギターを思わせる鳴りの良さを実現していることもポイント。「このギターは最近ずっと使わせてもらっています。纏まりのいい音がするんですよね。俺はYamahaのSGを持っていて、SGがちょっと進化したみたいな音がする。“キュッ”とコンパクトに纏まるんだけど、おいしい帯域が鳴ってくれるんですよ。すごく使いやすいギターなので、6弦ギターを使う曲はこれを使うことが多い。あと、色が好きですね。俺は曖昧な色が好きなんです」(ミヤ)。『G.G.』、『スーパーヒーロー』、『スピカ』で使用。
Sugi DH500C EM/AT/SBK
ジャパン・メイドならではのクオリティーの高さを誇る1本。「俺がSugiで最初に使わせてもらったギター。『球体』から使っているから、もう14年くらい使っていますね。これもセミホローだけど一番しっくりくるというか、6弦のすごくオーソドックスな音がする。Yamaha Revstarとの使い分けとしてはSugiのほうがちょっとメタリックというか、ドンシャリな音なんですよ。だから、ミドル・バラードはYamahaのほうがいいけど、速い曲とかはこっちのほうが合うんです。Sugiはギターらしい音が塊で“ゴンッ!”と出てくるキャラクターで、安定した王道的な音がしてくれる。このギターもしばらく使っていなかったけど、自分のモデルのSugiはさらに鋭角で、このギターは若干柔らかみがあるので、今回はこれをセレクトしました」(ミヤ)。『ファズ』、『娼婦』、『謡声(ウタゴエ)』などで使用した。
Dragonfly Border Custom 666
Dragonflyは精度の高い作り込みとモダン&リッチなトーンを備えたモデルをラインナップしている国産ブランド。ロングスケールに関する造詣の深さは群を抜いていて、世界規模で高い評価を得ている。「このギターはドロップ・チューニング用で、『ハイデ』『TONIGHT』といったドロップCの曲とかドロップA#の『ENDER ENDER』とかで使いました。Dragonflyはロングスケールのパイオニアなので、信頼感がありますね。あと、俺が持っているDragonfly Borderは最近PUを全部EMG(アクティブPU)からセイモア・ダンカンのJBに乗せ替えました。今やっている曲はEMGよりもダンカンのほうが合うから」(ミヤ)。本機もメイプル・オン・マホガニー・ボディーで、ミヤはセットネック系のギターはラミネート・ボディーの音を好んでいることがわかる。
MUCC
New Single 『GONER/WORLD』2021.11.5 Release!!
初回限定盤(CD+DVD) MSHN-116-117 ¥2,420(tax in)
通常盤(CD only) MSHN-118 ¥1,485(tax in)
<収録曲>
01 GONER
02 WORLD
03 XYZ.
04 XYZ. -Original Karaoke-
05 WORLD -Original Karaoke-
06 GONER -Original Karaoke-
MUCC TOUR 202X 惡-The brightness WORLD is GONER
3人体制での始動ツアー。11月4日を皮切りに10公演開催!
2021年11月4日(木)東京 USEN STUDIO COAST OPEN 17:00/START 18:00 *
2021年11月15日(月)なんば Hatch OPEN 17:00/START 18:00 *
2021年11月16日(火)なんば Hatch OPEN 17:00/START 18:00
2021年11月22日(月)仙台 GIGS OPEN 16:30/START 17:30 *
2021年11月23日(火/祝)仙台 GIGS OPEN 16:30/START 17:30
2021年11月26日(金)金沢 EIGHT HALL OPEN 16:30/START 17:30 *
2021年11月27日(土)金沢 EIGHT HALL OPEN 16:30/START 17:30
2021年11月30日(火)名古屋ダイアモンドホール OPEN 17:00/START 18:00 *
2021年12月1日(水)名古屋ダイアモンドホール OPEN 17:00/START 18:00
2021年12月3日(金)東京 USEN STUDIO COAST OPEN 16:30/START 17:30
*朱ゥノ吐VIP会員限定公演
LIVE ALBUM 「Best live CDs from TOUR 惡-The brightness world」2021.12.24 Release
SATOちラストツアーのベストテイクを集めたライヴアルバム
【朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤】MSHN-119-121 CD3枚組 ¥7,150(tax in)※送料別
【初回限定盤】MSHN-122-124 CD3枚組 ¥5,500(tax in)
【通常盤】MSHN-125-126 CD2枚組 ¥3,850(tax in)
VIDEO「MUCC ライヴ クロニクル4 ~20TH ANNIVERSARY~」2021.12.24 Release
結成20周年公演をまとめた映像作品
【朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤】MSHN-127-132 Blu-ray 6枚組 ¥19,690(tax in)※送料別
【通常盤(Blu-ray)】MSHN-133-135 Blu-ray 3枚組 ¥9,600(tax in)
【通常盤(DVD)】MSHN-136-140 DVD 5枚組 ¥9,600(tax in)
VIDEO「Crossroad of the brightness world」2022.2.2 Release
SATOちラストツアー 茨城ファイナル公演を収録した映像作品
【朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤】MSHN-141-142 Blu-ray 2枚組 ¥9,900(tax in)※送料別
【初回限定盤(Blu-ray)】MSHN-143-144 Blu-ray 2枚組 ¥8,800(tax in)
【初回限定盤(DVD)】MSHN-145-148 DVD 4枚組 ¥8,800(tax in)
【通常盤(Blu-ray)】MSHN-149 Blu-ray ¥6,600(tax in)
【通常盤(DVD)】MSHN-150-151 DVD 2枚組 ¥6,600(tax in)