オーストラリア・ツアー振り返りインタビュー

―今回、約5か月ぶりのワンマンとの事で海外遠征を経て成長した姿をファンの皆さんは楽しみに来場したと思います。今回のワンマンに対しての心意気や取り組んだ事、海外ツアーで吸収した事や6月のワンマンから個人的に進化した部分・変えた事などがあれば教えてください。

KIMI:今回のツアーで、初めての土地で私たちを全く知らない人が多くいるライブを久しぶりに経験しました。
初心に帰ることが出来ましたし、もっと色んなところに行かなければいけないという気持ちになりました。
変えたことはライブでの動きです。より意識的に前のめりな姿勢で臨みました。

AYUMI:前回6月29日に代官山UNITで行ったワンマンライブは、最新アルバム『Born Again』の発売日翌日の開催だったこともあり、「みんなに早く新曲をライブで聴いてもらいたいけど、でもみんなまだ聴き込めてないかもしれない…けど新曲も演奏したい!!」という感じで、実際にセットリストの内容もメンバー内でかなり議論して、やはり新曲を多く演奏するのには時期が早いかなという結論になり、新曲は主要な楽曲(MVになっている曲や、アルバムタイトル曲など)に絞って演奏する形になりました。
今回のオーストラリアツアーとワンマンライブは、やっと新曲たちをたくさん披露できる機会ということでとてもわくわくしていました。
オーストラリアで新曲を沢山演奏する中で、「この曲とこの曲の流れは良いな」とか「この曲は初聴きのお客さんが多くても盛り上がってるな」とか、ワンマンライブへのイメージを湧かせながら実際にセットリストもオーストラリアで決めました。
6月のライブから個人的に変えた部分としては、以前はアンプの歪みだけでメインの音作りをしていたのですが、プラスで歪みエフェクターを前にかまして、より理想のメタルらしい歪みに近づけました。

MOE:今回のワンマンライブは、約5か月ぶりということで、私たち自身もとても気合いを入れて準備に取り組みました。
オーストラリアツアーを経て、多くの経験を積み、成長した自分たちをファンの皆さんにしっかりとお見せしたいという強い思いがありました。
まず、演奏面のクオリティはもちろんですが、ステージングやパフォーマンス全体の見せ方にもこだわりました。
今回のツアーを通じて、音楽以外の部分での表現力の大切さを強く感じ、視覚的にも楽しめるようなライブを意識しました。
個人的な進化としては、ツアーでの連続公演の中で得た精神的なタフさや、即興で対応する力がついた事です。
海外でのライブでは、想定外のことが起こることも多いですが、そうした中で柔軟に対応しながら、いつも最高のパフォーマンスをするという力がつきました。
また、自分自身のプレイスタイルや音作りにもさらに磨きをかけ、これまで以上にライブの深みを出せたのではないかと思っています。

―ここからはオーストラリア・ツアーを振り返って頂きます。今回訪れたブリスベン、キャンベラ、シドニー、メルボルンについて。
それぞれ4箇所での「ライブの感想」と「遠征中の思い出」をそれぞれ地域ごとで一言づつ簡単で構いませんのでコメントをお願いします。

ブリスベン

KIMI:窓全開のライブハウスで、日本との違いを感じたオーストラリアツアー初日でした。みんなでコアラを見に行ったのですが、ワラビーに心奪われました。

AYUMI:初日のライブ前にまさかのコアラやカンガルーを観に行くという元気ぷり。
ライブは、舞台袖からDREAM EVILのメンバーが観てくれているのを横目で確認して、少し緊張しつつも「かっこいいだろ!!」って見せつける気持ちでやりました。

MOE:ツアー初日ということもあり、緊張しつつも、オーストラリアの皆さんの暖かさを感じ、良いスタートを切ることができました。
前日に同期機材がロストバゲッジして焦りましたが、無事に戻ってきて、万全の状態でライブができました。

HARU:初めてのEUツアーを思い出すようなライブでした。DREAM EVILのリハーサルやライブからも学ぶことが多く、オーストラリアでたくさん収穫して帰れる!と確信した1日でした。

NATSUMI:初日のLIVE会場はとても広くステージは高く観客側からもステージ側からもよく見える作りでお客さんの顔がよく見えて嬉しかったです。
バーカウンターは仮設で作られていて日本より大きく、みんな飲みながら自分のペースで見ている人がとても多くて、自由で開放的だなぁと感じました。

カンガルーが良い顔してる!!(HARU)
ワラビーとMOE(KIMI)

キャンベラ

KIMI:今回のツアーの中で一番日本のライブハウスに雰囲気が近く、逆に緊張しました。ライブハウスの隣がクラブで、ノリノリのお姉さんDJに誘われて踊っていたメンバーのダンスが変で面白かったです。

AYUMI:海外ツアーで初の国内飛行機移動を経験して、オーストラリアの広さを痛感!
初日のライブの感触を元に、予定してたセットリストの曲順を少し変えて挑みました。
狙い通り最後の最後まで盛り上がってくれました!

MOE:ブリスベンでの初日を経て、オーストラリアでのライブにも慣れ、よりリラックスして演奏できました。観客の皆さんの熱気で、寒さも吹き飛びました。
ライブ後に隣のクラブのような場所で、急にステージに上げられ、メンバー全員で踊ったのが楽しいハプニングでした。

HARU:ソールドアウトでギチギチの会場!
初日の様子を見てセットリストも組み直しました!

NATSUMI:ここのライブハウスはお客さんの間を通って入場する感じのホットな箱でした。
沢山の人が見に来てくれたし、前から後ろまでファンで埋まって嬉しかった。
ライブもとても盛り上がったし熱かったです。

キャンベラで謎のダンスを披露するメンバー(KIMI)
スタッフの家の飼い犬が疲れ知らずで、HARUにぬいぐるみを投げて遊ぶことを一生要求していた。滞在中は本当に絶え間なく要求していてかわいかった(KIMI)

シドニー

KIMI:屋外ボーリング場が併設されたライブハウスで、音楽と日常生活とが密接な関係なんだなと感じました。移動中に食べたキャロットケーキがシナモンが効いていて美味しかったです。

AYUMI:ライブ本番に同期シンセ用の回線が繋がれておらずまさかの音が出ていなかったというトラブル発生…「海外ツアー始まったな!」って会話をしました。
落ちサビがアカペラになるみたいな曲もありつつも、みんな逆境でもやってやる!って気持ちがまとまったのか、ライブらしい良いライブになりました。

MOE:一番観客の皆さんの盛り上がりを感じた会場で、とても熱いライブになりました。
少し機材トラブルがありましたが、KIMIのアカペラが披露され、レアなライブになったと思います。
ライブハウスにボーリング場が併設されていて、驚きました。

HARU:まさかのトラブル発生…KIMIのアカペラが聞けちゃったり、激レアで面白いライブになった気がします!

NATSUMI:ものすごい大きな会場で、レストランと一緒になっていたから食事しに来た人達が音を聞いて集まってくる感じでした。もちろんLIVE目的の人もいたけど、日本と違うのは、私たちを知らない人達がLIVEを見て行ってくれることかな!リハーサルで数曲やって、近くのホテルに戻ろうとしたら、リハーサルを聞いてた初見のお客さんが、もう終わりなの?もう曲はやらないの?って話しかけてくれて嬉しかった!

HEALTH START RATINGというマークが食品に付いていて、レッドブルは0.5、スプライトは1.5、水は5だった。(KIMI)
シドニーといえば!(HARU)

メルボルン

KIMI:最後の2日間でようやくオーストラリアの雰囲気に慣れてきたように思います。BRIDEAR Tシャツを着た方が最前列にいてくれたのをしっかりと目に焼き付けました。スタッフの方がBBQを開催してくださったのですが、ホテルの駐車場で爆音でメタルをかけながらというあまりにも海外な出来事に笑いました。

AYUMI:オーストラリアはBRIDEARにとって初めての土地で、どれだけの人が観て楽しんでくれるかすこし不安に思っていた部分もありましたが、最終日にはDREAM EVILファンも一緒に大勢の人が手を上げてかかげてくれて、来れて良かった!また来たいな!と改めて思った最終日でした。

MOE:ツアー最終地であり、2日間のライブを行いました。
DREAM EVILのニック・ナイト氏(Vocal)と、『Die Like This』を初披露することができました。
オフ日があったので、都市部を観光し、博物館などを訪れ、リフレッシュすることができました。

HARU:最終日はNickさんにもゲスト参加いただき、そして私達もDREAM EVILのライブに出させていただいて、激アツなオーストラリアツアー最終日になりました!!

NATSUMI:海外アーティストとコラボすることって初めてだったから貴重な体験ができて嬉しかったです。

DREAM EVIL号とBRIDEAR号と機材箱?で移動してました!(HARU)
なんだかリゾート感満載(?)な写真ですが、オーストラリアでのフォトシューティングを行いました!公開を楽しみにしててくださいね!(HARU)
BRIDEAR

New Full Album『Born Again』Now On Sale!!

BRIDEARがFredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)のプロデュースによる新作『Born Again』を2024/6/28にリリースした。
Fredrik Nordström(フレドリック・ノルドストローム)とは、HAMMERFALL、ARCH ENEMYのプロデューサーとしても知られる実力者だ。

このレコーディングはスウェーデン・イェーテボリにあるStudio Fredman(スタジオ・フレッドマン)にて3週間に渡り敢行され世界と戦えるサウンドを目指し製作されたという。

アルバム『AEGIS OF ATHENA』(2022年)以来約2年振り、通算5作目のスタジオ盤フルアルバムとなる期待大の大作だ。

MOEのアルバムレコーディング参加は今回が初、1曲目の先行シングル『Still Burning』がそのMOEの作曲した曲と言うのも更に強力になった証だと思われる。

前作『AEGIS OF ATHENA』では2曲を作曲したAYUMIは本作『Born Again』では4曲の作曲の他、2曲の作詞に挑戦している事も新境地に踏み出した勢いを感じる。
10曲目『Die Like This』にはスウェーデンのヘヴィメタルバンドDream EvilのボーカリストNick Nightもゲストボーカルとして参加している。

BRIDEAR『Born Again』
2024年6月28日発売

<収録曲>
01. Still Burning  (Music: MOE Lyrics: KIMI)
02. Braver Words  (Music: AYUMI Lyrics: KIMI)
03. Born Again  (Music&Lyrics: AYUMI)
04. Cult  (Music&Lyrics: KIMI)
05. Empty Mind  (Music&Lyrics: AYUMI)
06. Scar of Reunion  (Music&Lyrics: KIMI)
07. Real is Real  (Music: AYUMI Lyrics:KIMI)
08. Fight it Down  (Music: MOE Lyrics:KIMI)
09. No Angels  (Music: HARU Lyrics: KIMI)
10. Die Like This  (Music:MOE Lyrics:KIMI)

Psychomanteum Recordsより全世界発売に先立ち日本盤がリリース。
先行シングル『Still Burning』のMVの撮影はArch EnemyやIn Flamesも手掛ける著名監督との事で、とてもカッコイイ仕上がりになっている。


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