竹内アンナ 使用楽器・機材紹介
Martin OMJM


竹内が敬愛するジョン・メイヤーのシグネチャーモデル。5年ほど前にJ-WAVEのラジオ番組『MARTIN GUITAR SOUND HOLE UNIVERSE』に出演した際にOMJMを弾いたのがきっかけで入手したという。竹内がはじめて手にしたマーティンギターで今回もアコースティックのメインとして使用された。当日使用された楽曲は『Free! Free! Free!』『DRAMAS』『WILD & FREE』『生活』『TOKYO NITE』『YOU+ME=』『手のひら重ねれば』の7曲だ。
Martin Custom Shop Anna Takeuchi Custom


約2年の歳月を経て2022年末に完成したMartinカスタムショップ製の竹内アンナオリジナル・カスタムモデル。00サイズのボディでアディロンダック・スプルーストップにサイド/バックはマホガニー材をセレクト。バインディングにはコア材が使用されている。スノーフレーク・インレイやピックガードの形状はOMJMの流れを汲んだものだ。ヘッドプレートのMartinロゴは45スタイルの縦ロゴで、指板の20フレット部には竹内のシグネチャーがインレイされている。当日はアンコールの『Love Your Love』と『RIDE ON WEEKEND』で使用された。
Martin D-X2E 12Strings


『Ordinary days』で使用されたのは、昨年の弾き語りツアーから導入された12弦ギター。スプルース材(トップ)とマホガニー柄のハイプレッシャー・ラミネイト材(サイド/バック)を用いたXシリーズの12弦モデルだ。Fishman製のピックアップが搭載されている。
Gibson Custom Murphy Lab 1961 ES-335TD Ultra Light Aged 60s Cherry


東京・神保町にあるG-CLUB TOKYOにて数時間かけ10数本の中から選定したというお気に入りの一本。VOS仕上げの物などとも比べ、このマーフィーラボの方が塗装も薄くボディ鳴りの大きさ、出音のレスポンスを気に入って選んだものだという。『ALRIGHT』『BREAK MY CASE』『ICE CREAM.』『made my day』『サヨナラ』『AT Medley 2018-2024』『最幸のふたり』で使用された。
Gibson Les Paul Standard 50s Plain Top(Classic White)


50年代のレス・ポールの仕様を踏襲した「Les Paul Standard 50s」モデル。43ミリのナット幅、マホガニーの2層構造でチェンバー加工の無い完全ソリッドボディとビンテージスタイルの仕様で、ボディトップはプレーン・メイプルがクラシック・ホワイトのソリッドカラーで塗装されている。ピックアップはBurstbucker 1(ネック)&Burstbucker 2(ブリッジ)が搭載されており、王道のレス・ポール・サウンドをもった1本だ。シリアルナンバーから2023年製だと思われる。『I My Me Myself』で使用された。
―12弦ギターとレスポールの導入の経緯について、サウンド面での特徴や魅力、ライブでの使用感について教えて下さい。
竹内アンナ:原曲に忠実なアレンジで演奏する、というのが今回のテーマのひとつでした。もともと『Ordinary Days』は12弦ギターを使用してレコーディングしていたため、ライブでも選びました。またレスポールは本編最後の『I My Me Myself』で初めてライブに導入しました。非常にパワフルなサウンドで見事にラストを彩ってくれたと思います。ES-335の甘くてまろやかな音に対して、鋭くアグレッシブな表情を見せてくれるのも楽しいです。

アンプはSHINOS & LのRocket Headと同シリーズの112 Oval Backキャビネットが使用されていた。6L6、EL34の真空管がユーザー側で交換ができる仕様になっており、高級志向のサウンドが得られる本格アンプでありながら、0.3/3/30Wのアッテネートが可能で、ヘッドホンジャックもついており、ステージでの使用はもちろん、ステージのサウンドをホームユースにまでサイズダウンが可能な懐の深さを持っている逸品。コンパクトなサイズも魅力だ。

竹内の足元のペダルボード。スイッチャーが導入されており、エレキギター用とアコースティック用のペダルがあわせて1枚のボードにレイアウトされている。( 3 ) ~ ( 7 ) はアコースティックギター用のセットアップだ。( 11 ) のフットスイッチBOSS FS-6はアンプのトレモロ/リバーブのオン・オフスイッチとして使用。
( 1 ) Free The Tone ジャンクションボックス
( 2 ) Free The Tone ARC-53M(プログラマブル・スイッチャー)
( 3 ) Grace Design BiX(プリアンプ)
( 4 ) BOSS LS-2 Line Selector(ラインセレクター)
( 5 ) L.R.Baggs Align Series REVERB(リバーブ)
( 6 ) BOSS TU-3s Chromatic Tuner(チューナー)
( 7 ) BOSS OC-3 Super Octave(オクターバー)
( 8 ) Suhr Riot Mini(ディストーション)
( 9 ) MXR M94SE Fat Sugar Drive(オーバードライブ)
( 10 ) MXR MC401 Boost/Line Driver(ブースター)
( 11 ) BOSS FS-6(フットスイッチ)
( 12 ) Effects Bakery French Bread Delay(ディレイ)
( 13 ) BOSS TU-3s Chromatic Tuner(チューナー)
( 14 ) Xotic SP Compressor(コンプレッサー)
( 15 ) Custom Audio Japan DC-DC Station II(パワーサプライ)

さらに上記のボードの左側にはこちらのペダルもセットされていた。
( A ) MXR M288 Bass Octave Deluxe(オクターバー)
( B ) Zoom AC-3(アコースティック用プリアンプ/マルチエフェクト)
( C ) Custom Audio Japan Power Blocks HUB6(電源ハブ)
―アンプ/エフェクターについて、音作りで気を使った点やサウンドメイキングのこだわりや、お気に入りの点があれば教えて下さい。
竹内アンナ:サックスとトランペットを迎え、今までで1番大人数の編成だったこともあり、音の抜け感はとても大切にしました。なので、クリーンとクリーンブーストは最後までかなり微調整しました。結果チャキチャキと気持ちいいサウンドになり、それによってドライブやソロ用の派手なエフェクターが生きたと思います。緩急が大事なんですね。またスイッチャーを最近導入したことから、圧倒的に自由度が増しました。


マイクスタンドのピックホルダーには「THE BEST DRAMAS 2018-2024」ロゴ入りのピックが並んでいた。ピックの厚さは1.0mmとのこと。
Photo by Kazushi Hamano
森光奏太(Bass)/ 松浦千昇(Drums) 使用楽器・機材紹介
竹内アンナ
《ライブ情報》
ACOUSTIC LIVE -atELIER-
2025年3月29日(土) ヒューリックホール東京
開場16:00 / 開演17:00
ゲスト:幹葉(スピラ・スピカ) / 竹内朱莉 / 佐藤まりあ(フィロソフィーのダンス)
<チケット>
at TENDERチケット:8,000円 (終演後に竹内アンナの生歌演奏+お見送り)
指定席一般:6,500円
指定席学割:5,000円
ファンクラブ先行受付中 https://smam.jp/s/sma01/artist/2103
一般発売日 2025年2月15日(土)
問 HOT STUFF 050-5211-6077