【Mardelas機材紹介】2024.2.25@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE Mardelas Oneman Show “Dead or Alive” ライブレポート

2024/4/24

Instrumental Technician 石井亮

―樹京さん、本石さんの機材で気を使って対応した部分やセットアップについてなど、それぞれについて教えてください。

石井：樹京くんやもっさんは機材の選定から音作りまで自身で探求して出来上がったものを現場に持ち込みます。客観的にアドバイスをさせてもらうことはありますが、基本的に私はステージ環境やトラブルシューティングなどに重きをおいて現場に臨んでいます。

私からは使用機材というよりは音作りについて説明します。

樹京くんはギターの音をマイクで拾わずラインでPAに送ります。よくラインで送ると音の反応が早すぎたり、張り付いた音になり弾き手のニュアンスが伝わりにくい事がありますが、アナログな機材を要所に取り入れることで空気感があるアンサンブルに適した音になっています。特に今回はエンハンサーが良い効果を出していると思います。

もっさんはシンプルな機材ですが、特徴としてはミドルの出方、鳴りなどベース自体の特性を音作りに反映させていることです。ライブワークにおいて趣向が似た同一のものをメイン、サブと用意する事がありますが、もっさんはこの曲にはこのベースと決めてあり、あえて様々なタイプのベースを使います。

―今回のライブについて特に印象的だった事や全体的な感想など、コメントをお願いします。

石井：今回のライブで印象的だったのは、ステージサイドで見てて序盤でマリナちゃんが見せた優しい笑顔でした。何か確信を得たような表情でもあり、安心したスタッフも多かったと思います。これから10周年に向けて様々な仕掛けがあると思いますが、良い足がかりになったライブになったと思います。

撮影：小野寺将也

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