及川樹京(Guitar)使用楽器・機材紹介
Jackson Custom Shop Soloist 7
今回及川が使用したギターは2本。まずこちらはJackson USA カスタムショップ製の7弦Soloistモデル。ブリッジパーツの一部はCreatifinity Parts製のチタンパーツに交換されているほか、ピックアップセレクターもセンター位置のない2点切替のものに変更されている。ピックガードもプレイヤビリティ(ボディと弦との距離)を考慮してオリジナルで後付けされたものだ。作りの良さ、ピッチの良さから7弦を使用しない楽曲でもレコーディングに使用されるほどの信頼が置かれている1本だという。ストラップはDimarzio製の豹柄のもの(Yngwie Malmsteenモデル)が使用されていた。
Jackson Stars Kellystar
ボディとネックだけのジャンク品をカスタマイズしたというJackson Stars製のKellystarモデル。こちらも7弦Soloistと同様にピックガードが取り付けられている。ストラップはRight On Strap製のものだ。
アンプヘッドはPeavery 5150、キャビネットは新たに導入されたGENZ-BENZ GB412G-FLEXが使用されていたが、ヘッドはパワーアンプ部のみの使用で、プリアンプは後述するラック内のSoldano SP-77が使用されている。アンプはヘッド・キャビネット共に外装をレパード柄にするカスタムが施されている。
続いて、アンプの左側にセットされたラックを見ていこう。上部の4Uラックにはライブのマルチトラックレコーディングに使用する機材がセッティングされている。
[ A ] FURMAN M-8×2(パワーコンディショナー)
[ B ] Presonus Quantum 2626(オーディオインターフェイス)
[ C ] Behringer ADA8000 Ultragain Pro-8 Digital ×2(A/D-D/A コンバーター/マイクプリアンプ)
続いて、巨大な14Uのラック。上部にはイヤーモニター用の機材が並ぶ。[ 6 ] のラックは足元にセットされたtc electronic G-SYSTEMのコントロール部から分離させたDSPエンジン部でフットコントローラー部分とCAT5 LANケーブルで接続されている。
[ 1 ] FURMAN AR-1215J(パワーコンディショナー)
[ 2 ] SHURE PSM300 Transmitter P3T(ワイヤレストランスミッター)
[ 3 ] Behringer Ultralink Pro MX882(8chミキサー/スプリッター)
[ 4 ] American Audio DB Display MkII(LEDレベルメーター)
[ 5 ] Soldano Series II Guitar Preamp SP-77(ギタープリアンプ)
[ 6 ] tc electronic G-SYSTEM GFX1(マルチエフェクターG-SYSTEMのラック部)
ラックの下部にはコンパクトペダル(後述)と、サブのパワーアンプとして [ 7 ] Orange Pedal Baby 100がセットされていた。
[ 7 ] Orange Pedal Baby 100(パワーアンプ)
こちらがラック内にセットされたコンパクトペダル類。G-SYSTEMのループスイッチャーセクションを介してすべてMIDIでオンオフを制御できるようにシステムが組まれている。 ( D ) ZOOM MS-50Gはクリーントーン用に使用しているということだ。
( A ) Xotic EP Booster(オーバードライブ/ブースター)
( B ) MXR ZW-44 Berzerker Overdrive(オーバードライブ/ブースター)
( C ) Fortin Amplification ZUUL-BlackOut(ノイズゲート)
( D ) ZOOM MS-50G(マルチエフェクター)
及川の足元のペダルボード。ラック内にセットされていたG-SYSTEMのフットコントローラー部をメインに、直接操作するワウペダル、ボリュームペダルが並ぶ。
( 1 ) LINE6 Relay G70(ワイヤレスレシーバー)
( 2 ) KORG Pitchblack PB-01 RED(チューナー)
( 3 ) Providence VZW-1 Vitalizer WV(バッファーアンプ)
( 4 ) Morley VAI-1 Bad Horsie(ワウペダル)
( 5 ) BOSS FV-500(ボリュームペダル)
( 6 ) tc electronic G-SYSTEM(フットコントローラー部のみ)
( 7 ) Digitech Whammy Ricochet(ピッチシフター)
( 8 ) Ex-Pro TBX-1 Through Box(ジャンクションボックス)
( 9 ) Ex-Pro PS-2 Power Supply(パワーサプライ)
アンプの上に置かれていたピックはMusic Lifeのトライアングル型で、材質はポリアセタール、厚さは1.50mm。
―本ライブに向けて前回と異なる部分やアップデートした部分があれば教えて下さい。
及川樹京(以下、及川):前回はスイッチャー(RJM Mini Effect Gizmo X)と空間系のラックエフェクター(TC ELECTRONIC G-Major 2)を組み合わせて音作りをしていたのですが、今回はTC ELECTRONICのG-Systemでコンパクトエフェクターのスイッチングと空間系エフェクトの切り替えを一括して行っています。
同期のPCからのMIDI信号で音色を切り替えるシステムはそのまま維持しているので、純粋にルーティングがシンプルになったのと音質の向上につながっています。
―今回の音作りのこだわりポイントや気を使った点について教えて下さい。
及川:新譜のレコーディングは5150にTS9(Mod)で音を作ったのでツアーもその構成で始めたのですが、そのセッティングだとライブでは音抜けが今一つだなと感じたので今回のツアーファイナルの前にSoldanoプリアンプと5150パワーアンプの従来の構成に戻しました。
EQやブースターの設定で若干音源のサウンドにも寄せて音抜けと重厚なメタルサウンドの両立を意識しました。
ライブ撮影:Hidemi Otsuka
機材撮影:小野寺将也
Mardelas
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