モリモトヨシキ(Drums) 使用楽器・機材紹介
モリモトのドラムセットはGretsch製のキット。2タム1フロアタム、1バスドラムの構成で、スネアはメインの他に左手側にセカンドスネアもセットされている。
―このGretsch製のキットについて選んだ理由や入手の経緯、また、サウンド面での特徴や魅力、愛着の理由もあれば教えて下さい。
モリモトヨシキ(以下、モリモト):Gretschのキットは23歳の時に事務所の先輩(の奥様)から譲っていただきました。ドラム生活ほとんどを共に過ごしてきた大切な楽器です。音が太く元気があって、叩いていてわくわくする音。見た目も好きです。
メインスネアはLudwig LM400。
―Ludwig LM400を選んだ理由や入手の経緯、また、サウンド面での特徴や魅力、愛着の理由もあれば教えて下さい。
モリモト:メインスネアのLM400は60年代のものです。12年前にヤフオクで買ったと思います。表面のメッキに激しめのピッツが浮いていたりと見た目に難がありましたが、それが決め手で即決しました。
見た目や機能に問題のある楽器が好きで、そういう楽器がよく手元にあります。優しくて強い音です。僕自身ソリッドな音に寄っているので、優しさで包んでくれるイメージがあります。
スティックはTAMA SUEDE-GRIP Series Hickory H2145B-SGが使用されていた。
―このスティックに行きつくまでの経過やこのモデルの良さを教えて下さい。
モリモト:スティックは基本的に「スティックに合わせる」派で、あまり探さないようにしています。ずっとH214Bを使っていましたが、ある日ふとしたきっかけで持ったH2145BがめちゃくちゃしっくりきてH2145Bになりました。「合わせる」派の自分が、それでも「合うもの」を見つけたのが大切なことかなと思っています。
型番Bのボールチップは均一な音を出したいと思って選んでいます。リバウンドが均一でコントロールしやすく感じました。表面加工、この日はSUEDE-GRIPですがまだ試行錯誤中です。標準グリップのものにして手に滑り止めを塗ることも多いです。
キックペダルはYAMAHA FP710を使用。ハイハットスタンドにはdw6000シリーズのものが使用されていた。
シンバル類はZildjian製を中心に、AGEAN Natural Series SplashとUFiP Blast Crashもセレクトされている。ラインナップは下記の通り。
Cymbals and HiHats (L to R)
( 1 ) Zildjian FX Oriental China Trash 20″
( 2 ) A Zildjian New Beat Hi Hat 14″
( 3 ) A Zildjian Medium Thin Crash 18″
( 4 ) AGEAN Natural Series Splash 10″
( 5 ) K Zildjian K Splash 12″
( 6 ) Zildjian Medium Crash 18″
( 7 ) Zildjian K Custom Hybrid Ride 20″
( 8 ) UFiP Blast Crash 18″
左手側のテーブルにはモニター調整用のミキサーYAMAHA MG102Cと、ヘッドホンアンプRupert Neve Designs RNHP、iPadで表示している譜面のページめくりに使用するLEKATO Wireless Turnerが用意されていた。Pearl製のワイヤーブラシ722Eも置かれている。
機材撮影:小野寺将也