“流動的Sunny Boxバンド” メンバー使用楽器・機材紹介

増田武史(Guitar) 使用楽器・機材紹介

Fender Custom Shop Classic Player Stratocaster

増田武史の使用ギターはFender Custom Shop製のClassic Playerストラトキャスター。リアピックアップにはDimarzioのツインブレードハムタイプが搭載されている。ペグはSperzel Trim-Lok。ヘッド部には弦の共振を防ぐためにスポンジが挟まれている。

―このギターの入手の経緯から改造にいたるまでの過程を教えて下さい。また、最終的にこのようなPU配列になった意味合いについても教えて頂けますか。

増田武史(以下、増田):購入は2000年頃だったと思います。知人が同モデルを所有していて、ライブで扱いやすいロック式ペグでノイズが少なく、それでいて王道のストラト的音色が奏でられるこちらに魅力を感じて購入に至りました。

もともと3シングルのP.U.構成でしばらくそのまま使っていたのですが、ふとリアハムの飽和感のある音色が欲しくなり、Dimarzioのシングルサイズのハムに乗せ替えました。その際、試しに外したリアのP.U.をフロントに乗せてみた所、程よくパワー感が増して好きな歪み乗りが得られたのでこちらも変更しております。

また、近年リフレットをしましてステンレス製のものに替えております。ステンレスを選んだ理由としましては、単純に減りを気にせずにいられるからなのですが、音色もやや元気が増した感じがしてここも気に入っております。

結果、王道のストラトサウンドよりもややコンポーネント系のサウンドに寄ってしまいましたが、今回のようにライブで様々な曲調に合わせるのにはとても心強い存在になってくれてます。

それから、細かな点としましてバックのスプリングのところや、ヘッド部分にスポンジを噛ましていますが、これは残響をカットする狙いからです。残響の切り具合を色々と試して今回はこの状態になりました。

Taylor GCce JPN LTD

アコースティックギターはTaylor製のGCce Japan Limited。日本国内限定で発売されたモデルで、小さめで薄く抱えやすいサイズのグランド・コンサート(GC)シェイプにカッタウェイが施され高い演奏性を獲得している。

アンプはKemper Profiling Amplifier Headを使用。バックアップ用にKemper Profiling Amplifier Rackもセットされている。

―Kemperを使用した今回のサウンドメイキングについて、こだわった部分など教えて下さい。

増田:JCM800タイプの音色をベースにしてます。ギター側のボリューム操作で歪み具合をコントロールし慣れているというのが一番の選択理由になります。

増田の足元がこちら。Kemperをコントロールする ( 1 ) Kemper Profiler Remoteを中心に、Kemperで使用するエクスプレッションペダルとして ( 2 ) BOSS FV-500がセットされている。また、ワウペダルは別途 ( 3 ) Jim Dunlop GCB65が使用されている。( 4 ) はアコースティック用のプリアンプで、コンプレッサーやコーラス、リバーブ等のエフェクトも搭載されている。

( 1 ) Kemper Profiler Remote(Kemper用フットコントローラー)
( 2 ) BOSS FV-500(ボリュームペダル/エクスプレッションペダルとして使用)
( 3 ) Jim Dunlop GCB65 Custom Badass Dual-Inductor Edition Wah(ワウペダル)
( 4 ) Fishman TONE DEQ AFX PRE EQ DI(アコースティックプリアンプ)
( 5 ) Custom Audio Japan AC/DC Station IV(パワーサプライ)

―Fishman TONE DEQ AFX PRE EQ DI(アコースティックプリアンプ)について、Taylorとの相性や使用する事でどのような優位性があるのでしょうか?このモデルの魅力的な部分を教えて下さい。

増田:アコギのDIは、音色的に出来るだけ自然に演奏できるものを探してこれにしました。自分の場合、エレアコで音色に違和感を感じると力んで演奏してしまったりするのですが、こちらを使いだしてからはすごく楽に弾けるようになりました。本機の魅力としてエフェクトやブーストなどの便利さもありますが、自分が選んだ理由は演奏しやすいこの音色が一番です。

テーブルにはESP made of ULTEM 1.2mm JAZZ typeのピックやGravity Pick、カポタストも置かれていた。

―Gravity Pickとカポタストはどの曲で使用したのでしょうか?特にGravity Pickを使用した意味合いを教えて頂きたいです。

増田:Gravity Pickはすみません、本番では使っておらず、リハのウォーミングアップ用で一瞬使ったのみです。自分はこれでウォーミングアップすると無駄な力が抜けてピッキングの調子が上がるみたいです(笑)。ちなみに同じGravity PickのGoldというタイプのものを実際のアコギレコーディングで愛用しております!

カポは「しんこきゅう」にて2フレットに装着しました。アコギでKeyAをGにしてローコード化する狙いです。幸いエレキでローコードを使用する曲は、カポが不要なKeyの曲でした(笑)

機材撮影:小野寺将也

モリモトヨシキ(Drums) 使用楽器・機材紹介


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