AZU(Bass) 使用楽器・機材紹介

Fender Custom Shop ’64 Jazz Bass 3Tone-Sunburst NOS Reisue

AZUの使用ベースはFender Custom Shop製の’64 Jazz Bass Reissue。使用されずに保存されていた状態を再現したNOS(New Old Stock)モデルだが、現在は使用に伴う塗装剥がれやラッカー塗装面のクラックが入りヴィンテージかのような風格が漂う。フロントピックアップ下の半透明の四角いものはフィンガーレストとして使用されている防振用のゴム。

―このベースとの出会いや選んだ理由、サウンド面での特徴や魅力、愛着の理由があれば教えて下さい。

AZU:20歳のときに、フェンダーのジャズベースを探していて、御茶ノ水で試奏した際にこれだ!!!と思い購入しました。どのジャンルの楽曲にもアンサンブルとして馴染みやすい所と、ネックが細いので演奏しやすい所が気に入っています。

また、ギターの増田さんも同じフェンダーのカスタムショップのギターを使っていられたので、相性も良かったのではないかな、と思います。

―半透明のフィンガーレストはどのような意味合いで取り付けたのでしょうか?素材やサイズや形状や位置などについても教えて下さい。

AZU:フィンガーレストは東急ハンズ等に売っているクッションゴムを貼っています。1cmの四角型で、厚みは5mmぐらいのものです。

師匠の山田直子さんから教えていただいた方法で、自分のフォームに合わせて人差し指と中指がちょうどいい位置に来る場所に貼っています。

Greco BGB-2500

LAZYgunsBRISKYの頃からAZUがプレイしているGreco BGB-2500。グレコBGシリーズギターのボディフォルムとヘッドデザインを踏襲した日本製BG Bassシリーズの上位モデルで、ラッカー塗装で仕上げられたアッシュボディにメイプルネック、エボニー指板という材構成。見た目にも印象的なリバースヘッドは12度のアングルが付けられている。864mmのロングスケールで21フレット仕様、フレットにはジャンボサイズのステンレスフレットが採用されている。

―フェンダーとグレコはどのように使い分けしたのでしょうか?

AZU:グレコはサブベースとしての役割でしたので、今回は使用しておりません。

ストラップは、Fender Jazz Bassにはジャガード織紋様のLevy’s Strap M8HT-10、Greco BGB-2500にはRed Monkey LIVE WIREストラップが使用されていた。

アンプはOrange Terror Bass 500ヘッドを使用。復刻された現行モデルではなく、旧モデルのTerror Bass 500だ。プリアンプ部にはECC83/12AX7真空管を搭載し、コンパクトながら500Wの出力を誇る。キャビネットはMarshall VBC412が使用されていた。

―Orange Terror Bass 500ヘッドのノブのメモリにシールが貼ってあります。こちらのセッティングについて解説して下さい。サウンドメイキングのこだわりについても教えて下さい。

AZU:基本的には常に軽いドライブがかかっているようなイメージで音作りをしています。歪を意識すると、ローが強くかかるのでカットしていて、逆にハイを上げております。

ボリュームは今回の神谷さんの現場ではキャビも持ち込みができたので、1メモリしかあげておりませんが、普段ヘッドのみ持参の現場では2メモリにすることが多いです。

こちらがAZUの足元全体。向かって右側がアコースティック用、左側がエレキベース用という配置になっている。

まずはこちらがアコースティックベース用のペダル。[ 2 ] BOSS AD-3で基本的な音作りをしている。

[ 1 ] KORG VP-10(ボリュームペダル)
[ 2 ] BOSS AD-3 Acoustic Instrument Processor(アコースティック用プリアンプ/エフェクター)
[ 3 ] BOSS TU-3w Chromatic Tuner(チューナー)

―BOSS AD-3は何の曲でどのベースで使用したかとその効果についてを教えてください。

AZU:アコースティックコーナーでアコベを使用した際に、プリアンプの役割として使用しました。オベーションの本来の音に少し柔らかさを加えるようなイメージで音作りしました。

こちらはエレキベース用のボード。本誌で取材させてもらったLAZYgunsBRISKY活動休止前ラストワンマンライブ(2022/1/22)時とペダルのラインナップは変わっておらず、それだけAZUにとって理想的なサウンドやコントロール性を備えた機材群なのだろう。( 2 ) のワウペダルはWEBサイトの企画でESPギタークラフト科の協力の元本人が制作したものだ。

( 1 ) Custom Audio Japan IN and OUT(ジャンクションボックス)
( 2 ) Original “CAT” Wah(ワウペダル)
( 3 ) Custom Audio Japan Loop and Link II(ループスイッチャー)
( 4 ) MXR M80 Bass D.I.+(プリアンプ)
( 5 ) Digitech HT-6 Hard Wire PolyChromatic Tuner(チューナー)
( 6 ) Fulltone Bass-Drive(オーバードライブ)
( 7 ) T-Rex Bass Juice(ディストーション)
( 8 ) MXR M108 10 Band Graphic EQ(イコライザー)
( 9 ) Freedom Custom Guitar Research Unicorn Bass Preamplifier(プリアンプ)
( 10 ) Digitech X-Series Bass Synth Wah(エンベロープフィルター)
( 11 ) Custom Audio Japan AC/DC Station IV(パワーサプライ)

マイクスタンドのピックホルダーにはGreco製でトライアングル型のAZUオリジナルピックが用意されていた。素材はポリアセタールで厚さは1.0mmということだ。

機材撮影:小野寺将也

指田フミヤ(Keyboard) 使用楽器・機材紹介


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