ここではキャンバスに描かれた作品を中心に見ていこう。まずは『快晴の月』の両隣に展示されていたこの2作品から。

『瞳で語る鰐』
『翼のある馴鹿』
『宇宙を泳ぐ烏賊』

―すぐには完成できないであろう繊細なデザインがあったり、とても描くのが難しそうで色をつけるのも時間がかかりそうなものもありました。だいたいどのくらいの時間をかけて完成にいたるのでしょうか?苦労した事や生みの苦しみが特にあった作品などあれば教えて頂きたいです。

SATOKO:小さいものは割とすぐに完成しますが、大きいものはなかなか、下地を描くだけで数日要したりします。

自分の中で完成だと思ったらサインを描いて、保護剤を塗ります。それまでは、出来たと思っても、家ですぐ眺められる場所に置いておいて、毎日これで完成か眺めて、足したい時は足します。
同時進行で4、50作品そうやって置いておきます。
一つの作品に偶然施した技法がとても良いとなって、他の多数の作品に付け足したりすることもあります。

今回一番時間がかかったのはやはり、一番大きな『快晴の月』と『死と再生のくじら』の2点ですが、どちらも1ヶ月くらいですかね。 大きいものは細かくいくらでも描き入れられるので、終わりと決めるのが本当に苦労します。

『宇宙恐竜くじら』

ここからは額縁に額装されて展示されていた作品の数々。サトウ画材の小さな額縁を使用した小さめの作品が多い。

左から順に、『はっぽうくじら』『10種のうんこ』『マカロンネコーン』『縁起の良い縞馬』

撮影:小野寺将也


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