GYROAXIAと風神RIZING!のメンバーがバトルした初日公演をレポート!

様々なボーイズバンドたちの青春模様を描いたメディアミックスプロジェクト「from ARGONAVIS」。1月7日にTOKYO DOME CITY HALLで行われた公演には、GYROAXIA・風神RIZING!が登場した。

雅な音色が鳴り響く場内。その音は、次第に不穏さを増してゆく。ライブの先陣を切ったのが、GYROAXIA。ドラムのビートに合わせ、フロア中から鳴り響くクラップ。旭 那由多(Vocal/CAST:小笠原 仁)のラップを合図に楽曲は『NEW ERA』へ。魂に点いた火を燃やすように、演奏陣は旭 那由多の声を船頭に少しずつ熱を上げだした。歌が進むごとにパワーを増す楽曲。メンバーが身体中から放つ熱に刺激を受け、フロア中の人たちも気持ちを熱く高ぶらす。旭 那由多のエモい歌声が、どんどん現実から意識を遠ざけてゆく。

GYROAXIAは『GETTING HIGH』を通し、もっともっと暴れなよと観客たちを誘いだした。台に足を乗せて煽る旭 那由多と、ギターの美園礼音(Guitar/CAST:真野拓実)。他の演奏陣も身体を揺らし、今にも舞台の上から飛び下りんばかりの気合を見せ、観客たちに熱い刺激をぶち噛ましていた。メンバーらの煽りに合わせ、しっかりと身体でリアクションを返す観客たち。ライブは始まったばかり。でも、この空間には、早くも熱い空気が渦巻きだしていた。

美園礼音(Guitar/CAST:真野拓実)

各自のキャラクターの見える自己紹介を受けて歌ったのが、『Dawn』。曙 涼(Bass/CAST:秋谷啓斗)の5弦ベースから繰り出される重低音を筆頭に轟音鳴り響く演奏の上で、挑むような姿勢で旭 那由多が歌を突きつける。歌も、演奏も、胸をヒリヒリさせる緊張感を持っている。そのピリッとした刺激が、見る側の気持ちにも挑みかかる勢いを与えていた。曲が進むごと、少しずつ空気が熱を帯びてゆくのが伝わる。この刺激が、堪らなく気持ちいい。

まさに、タイトル通り『火花散ル』の演奏が炸裂。旭 那由多のエモーショナルな歌声が、楽曲をぐいぐいと引っ張る。彼の高ぶる気持ちを押し上げるように、エナジーに満ちた演奏を響かせる楽器陣。メンバー全員の気持ちが一つに重なりあったときに生まれるのが、魂を揺さぶる高揚。熱情したこの気持ち、もっともっと熱く騒がせたい!!

ライブのバトンを受け取ったのが、風神RIZING!。先程までとは異なる熱さを彼らは提示。五島 岬のパワフルなドラムソロから幕を開けたライブは、そこへ雅な音色も重ねながら次第にバンド演奏へ進化。セッションする演奏陣の音を受け、ヴォーカルの神ノ島風太(Vocal/CAST:中島ヨシキ)が登場。「嵐の如く風よ吹け いざ!!」の声を合図に、風神RIZING!のライブは『フウライ出陣歌!』からスタート。彼らは、パワフルでエモーショナル、かつ、ダイナミックなロックナンバーを魅力に、観客たちのハートに熱い風を吹かせてゆく。さぁ、ここから共に熱狂の世界へ向かって出陣だ!!

長崎弁のMCも強烈なインパクトだ。「はしゃぐ準備はよかと!?いくばい!!」の声を合図に飛び出したのが、ブラスの音色が気持ちを熱く沸き立てる『G線上にY!?』だ。クラシックの要素も巧みにスパイスに取り込んだ、スカッとした爽やかさを抱いたカラフルなロックナンバーだ。壮大さと、親しみやすさ、二つの表情を1曲の中でミックスしながら、風神RIZING!はこの空間を楽しい宴の様に染め上げていった。

「ランガンラン」の言葉を合図に、風神RIZING!はフロアにいる人たちの身体をひと際大きく揺らしだした。いや、魂を熱く騒がせるパンキッシュな『ランガンラン』の演奏に触れ、じっとなどしていられない。神ノ島風太の「ハシレ!」や「Run! Gun! Run!」の声を耳にしながら、ずっと身体を揺らしていたい。演奏に合わせ突き上がる数多くのペンライトと拳の様が、とても派手で胸アツだ。

ふたたび五島 岬のドラムビートが鳴り響く、そこへメンバー一人一人が音を重ねだす。気持ちを騒がせる演奏に乗せ、神ノ島風太が手にしたタオルを振り上げる。いつしか演奏は、『SunRize ~黄金の太陽~』へ。ブラスの音が「騒げ」の合図となり、メンバーも観客たちも、ゴキゲンなスカビートに乗せ身体を揺らし、手にしたタオルやペンライトをグルグルと振りながら、この空間に熱い風を巻き起こしていった。「祭りだ! 大騒ぎしよう」の歌詞通り、ここにいる人たちみんなが、ゴキゲンなスカビートに合わせ、気持ちが求めるままに身体を揺らし、タオルやペンライト、拳を振りまわし、思い切りはしゃいでいた。

ライブのバトンは、GYROAXIAへ。荘厳な雰囲気を醸しだす始まりだ。GYROAXIAも、界川深幸(Drums/CAST:宮内告典)のアグレッシブなドラム演奏を皮切りに、そこへ演奏陣が音を重ねだす姿を持って、スタート。奏でたのが、エッジ鋭くもスリリングなギターの音色も印象深い『MANIFESTO』。激しくも緊張感を抱いた楽曲の上で、旭 那由多は次々と言葉をぶつけ、この会場を、ふたたびGYROAXIA色の空気に塗り変えた。すでに熱情している観客たちへ、強烈な歌と演奏の刺激を次々投下。気持ちの内側から熱情させる楽曲だ。

その勢いへ、さらに熱い躍動を加えるように、GYROAXIAは『Freestyle』を突きつけた。感情の芯から熱くさせる楽曲と演奏だ。一度熱した魂は、そうそう簡単に消えやしない。熱情した魂をもっともっと熱い炎で包み込んでくれ。そんな風に思うくらいに気持ちが熱く沸き立っていた。まさに、歌詞通り「革命の freestyle!」なナンバーだ。

里塚賢汰(Guitar/CAST:橋本真一)

ライトハンド奏法も印象深い里塚賢汰(Guitar/CAST:橋本真一)のギタープレイも胸を熱くさせる。「燃えてるか」と煽る旭 那由多。GYROAXIAは、もっともっと熱情していけるだろうと煽るように『DANCING PARANOIA』を突きつけた。旭 那由多の歌や煽りに合わせ、フロア中から無数のペンライトと拳が高く突き上がる 。フロアでは、飛び跳ねる人たちも。冷静でなどいられないのは、最初から分かっている。だからこそ、誰もが制限のある中で、思いきり自分の気持ちや身体を、GYROAXIAの楽曲という鍵を使って解き放ち、あるべき自分の姿になって騒いでいた。GYROAXIA、まさに熱情の先導士たちだ。

新しい世界の始まりにこの曲を聴いてくれ」(里塚賢汰)。「刻め、『BREAK IT DOWN』」(旭 那由多)の言葉に続き、GYROAXIAが ライブの本編最後に突きつけたのが『BREAK IT DOWN』。とてもスケール大きく、激烈かつエモーショナルなラウドロックナンバーだ。フロア中の人たちが身体を揺らしながらも、圧倒的な存在感を放つ曲世界に嬉しく気持ちが飲み込まれてゆく。このまま激烈な音の衝撃に身を捧げ、カオスな世界の中で恍惚に浸っていたい。GYROAXIA、最後に、すさまじい音世界をぶち込んでくれた。

ふたたび姿を現した風神RIZING!。椿 大和のエモーショナルなギターソロから、ライブはスタート。彼の演奏へ導かれるように、他のメンバーたちも雄大かつエモーショナルな演奏を重ねだす。やがて楽曲は、穏やかな音色を響かせ『longing』へ。熱く騒がせるのも風神RIZING!らしいが、心の奥の奥へと染み込ませるように思いを届けるスタイルも、彼らの魅力。メンバー自身の関係性を歌にした『longing』を通し、改めて5人の絆を実感。きっと彼らは何時までも、いくつになっても夢見るBoyたちに違いない。

早坂絋平のリードベースに絡むドラムの五島 岬。やがて楽曲は、爽やかながらも、雄大な景観をこの場に描きだす。その表情をガラッと塗りかえるように、リズム隊が唸りを上げて駆けだす。その演奏に合わせ、楽曲は一気に華やかに。ブラスの音色がこの場へさらに華やかさを描き加える。

さぁラストスパートばい!」の神ノ島風太の声を受けて飛び出したのか、『夢見るBoy守るため』。アッパーでエモーショナルなスカビートの上で、神ノ島風太が気持ち騒ぐままに歌う。疾走する楽曲と歌声が心地好くシンクロ。曲が進むごとにどんどんエモさが増す。そのエモい楽しさへ刺激を受けた観客たちが、心の中で掛け声を上げ、くしゃくしゃの笑顔でサイリウムや拳を高く振り上げ飛び跳ねていた。

さぁ、飛べるよな?」の声へ誘われるように、フロア中の人たちが『フウライ全力ジャンプ』に合わせ、これまで以上に高く飛び跳ねだす。「飛び跳ねて 盛り上がれ」と風神RIZING!は観客たちを熱く、熱く騒がせていた。途中で見せた、甘い表情を浮かべ、メンバーみんなで寄り添いながら歌い演奏する場面も、印象的だ。後半も、エモくてアッパーなスカナンバーを通し、この会場を祭りの場に染め上げていった。

つらかときがあってもオレたちの音楽はいつもみんなの味方たい!」。最後に風神RIZING!は『SWORD!』を演奏。とてもハートフルでエモーショナルな楽曲だ。彼らは、自分の心の弱さと戦い、未来を切り開く勇気という歌の剣を振りかざしていた。会場中にいる人たちにも同じ勇気を降り注ぎ、気持ちを一つに結びながらライブの幕を閉じていった。

アンコールで登場したのが、GYROAXIA。彼らは、3月に公開される「劇場版アルゴナビス AXIA」の主題歌になるラウドロックナンバーの『MILESTONE』を突きつけ、この空間に熱情を瞬時に取り戻した。彼らの演奏に合わせ、拳やペンライトを振り上げ、大きく身体を揺さぶる観客たち。このまま熱い衝撃に身を浸しながら、熱狂に溺れてしまいたい。途中で表情をガラッと塗り変えるなど、1曲の中でドラマチックな展開をGYROAXIAは描きだす。感情が揺れるままに変化してゆく曲調。そのうねりの中へ、気づいたら心地好く溺れていた。

最後は、GYROAXIAと風神RIZING!のメンバーが登壇。2バンドで一緒に演奏したのが風神RIZING!の『バンザイRIZING!!!』。めちゃめちゃアッパーでファンキーなスカロックナンバーに乗せ、2バンドのメンバーたちはもちろん。フロア中の人たちも楽しい気持ちを一つに、拳をガンガン振り上げて思いきりお祭り騒ぎしていた。歌詞の一節ではないが、本当にここにいる人たちみんなで「わっしょい!!」と祭り上がりながら、初日のライブの幕を盛大に、華やかに閉じていった。

PHOTO:西槇太一
TEXT:長澤智典
©ARGONAVIS project.

《SET LIST》
  1. 1.NEW ERA/GYROAXIA
  2. 2.GETTING HIGH/GYROAXIA
  3. 3.Dawn/GYROAXIA
  4. 4.火花散ル/GYROAXIA
  5. 5.フウライ出陣歌!/風神RIZING!
  6. 6.G線上にY!?/風神RIZING!
  7. 7.ランガンラン/風神RIZING!
  8. 8.SunRize ~黄金の太陽~/風神RIZING!
  9. 9.MANIFESTO/GYROAXIA
  10. 10.Freestyle/GYROAXIA
  11. 11.DANCING PARANOIA/GYROAXIA
  12. 12.BREAK IT DOWN/GYROAXIA
  13. 13.longing/風神RIZING!
  14. 14.夢見るBoy守るため/風神RIZING!
  15. 15.フウライ全力ジャンプ/風神RIZING!
  16. 16.SWORD!/風神RIZING!
  17. -ENCORE-
  18. EN1.MILESTONE/GYROAXIA
  19. EN2.バンザイRIZING!!!/ALL CAST

Gt.里塚賢汰(CAST:橋本真一)使用楽器・機材紹介

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