フェザーズ

探偵オペラ ミルキィホームズシリーズから【フェザーズ】の2人が登場し『セイシュンビギナー!』を披露した。2人はさまざまなコンテンツでその姿を見ない日はないといっていいくらいに活躍しているが、フェザーズとしてのライブはミルキィホームズと同じく約4年ぶりになる。コールレスポンスの際には観客を「○○ファン、ブシロード株主」などに分けユーモアを発揮していた。

ミルキィホームズ

そして同シリーズより【ミルキィホームズ】がいよいよ登場し『正解はひとつ!じゃない!!』を披露した。活動休止から約4年ぶりの再集結となるが、そのブランクを全く感じさせない見事な歌声とパフォーマンスを披露。観客のコールも完璧で、まるで時間が巻き戻ったかのような感覚すら覚える。『ミルキィ A GO GO』でゴンドラへ乗車し、観客のさらに近くへと向かう。コメディタッチのMVに合わせて賑やかで笑いが絶えない一幕を見せてくれた。そしてデビュー曲『雨上がりのミライ』を披露し、ラストはお馴染みの挨拶で締め括った。マスク越しでも観客の笑顔がわかるほど楽しい一幕だった。
ブシロードのメディアミックス・コンテンツのパイオニア的存在の一つと言える彼女たちの実力は今もなお健在だ。

Roselia

いよいよクライマックス、バンドリ!から【Roselia】が登場。『FIRE BIRD』が披露されると、会場のペンライトが真っ赤に染まった。力強い歓声とバンドサウンドが重なり、すさまじいパワーがドームを満たしている…。演奏にも熱が入っているのが音で伝わってくる。『BLACK SHOUT』でコールレスポンスが展開するのは2020年2月以来の光景だ。耳に手を当てるジェスチャーでさらに観客の声を求める。『ROZEN HORIZON』は初めて声出しありでの披露となった。ラストの「Lalalala」のコーラスを会場全員で歌う様子はまさに圧巻だ。

最高の声をありがとう

西尾夕香

大トリを前に西尾夕香がDJタイムで会場を盛り上げた。ラストを飾るのは、 かつて10周年記念ライブでトップバッターを務め、バンドリ!を牽引するバンド【Poppin’Party】だ。『ぽっぴん’どりーむ!』から始まり、MCではブシロード15周年を祝して頭文字の「Bコード」をかき鳴らすというセンスの良さを見せた。さらに『ときめきエクスペリエンス!』『キズナミュージック♪』を続けて披露する。フロントの3人がセンターステージへ向かうと会場はさらに盛り上がり、客席からのコールが一層パワフルになっていく。

Poppin’Party

みんなが楽しそうで、私たちもめちゃくちゃ嬉しい!

MCでは自由なトークから、セットリストに無い曲(ティアドロップス)のワンフレーズを、なんとその場のノリで弾き出した。予想外のカタチでバンドの実力を目の当たりにした観客も大盛り上がりだ。

Poppin’Party×Happy Around!

いよいよこの日の最後の曲、ライブ全体でなんと65曲目になる『Yes! BanG_Dream!』を披露。磨きのかかったテクニックを散りばめたハイレベルな演奏を見せた。【Happy Around!】も途中からステージに合流し、会場の盛り上がりが今日一番のピークを迎え、壮大なフィナーレを迎えた。

トータル5時間以上に及ぶブシロード史上最大級のライブを駆け抜けた出演者を代表して【Poppin’Party】と【Happy Around!】から挨拶された。最後はめでたく一本締めでライブが完結、銀テープが舞い大円団を迎えた。

19組の出演者によるトータル65曲に及ぶセットリストがノンストップで展開するかつてないスケール感に圧倒された。これほどビッグスケールのライブイベントで声出しが解禁され、大成功を収めたことは、世の中に明るいニュースを発信したトピックと言える。ライブに関わったすべての人たちの功績を称え、最大のリスペクトを送りたい。

一部、前日も披露された曲もあった。しかし同じ曲でも歓声やコールレスポンスがあるとないとでは印象がここまで違うのかと実感することができた。おそらくそれは、観客だけでなく演奏していた面々も実感していたのだろう。

観客からの歓声やコールが起こるたびに、どのキャストも笑顔がいきいきと輝いているように見えた。取材席からもドームに響き渡る歓声を体感し、数年ぶりの感覚に思わず鳥肌が立った。さらに今回のライブで、歓声やコールレスポンスを初めて経験したユニットもある。忘れられないステージになっただろう。

2023年5月、富士急ハイランド・コニファーフォレストにて開催されるBUSHIROAD ROCK FESTIVAL 2023の情報解禁でも、声出しOKが発表された。終演後のドームに再び大きな歓声が沸き、今からファンの期待が高まっていることが伝わってきた。エンターテインメント界を牽引する存在として、今後もブシロードの活躍から目が離せない。

取材・文:佐々木雅晃
Photo:ハタサトシ、福岡諒祠(GEKKO)、JOKEI、池上夢貢(GEKKO)、中村ユタカ

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