バンドのセッション演奏を挟み、着替えを終えた近藤真由が舞台へ。ここからは、オリジナル曲を軸に据えた後半戦へ。

ふたたびMartinのギターを手にした近藤真由。「まばたきすら不思議だった~」と歌いだしたのが、『言葉もいらない』。近藤真由の歌声を始まりの合図に、ゆったりと歩調を進めながら楽曲は形を成してゆく。思いを優しく届けるように歌う近藤真由の歌声からは、恋にときめき、幸せの中でさえも揺れ動く女性の心模様が見えてきた。温かい歌声と楽曲に触れながら、淡く、甘い温もりに、ずっと包まれている気分だった。

エレピの音色へ誘われるように、アコギの音を重ねだす。言葉のひと言ひと言に込めた思いを確かめるように、近藤真由は少しアンニュイな声でL’Arc~en~Cielの『瞳の住人』を歌いだす。感情のボリュームを上げたサビ歌では、胸がキュンとする感覚も覚えた。彼女の心に光が差すのに合わせ、演奏や、会場を彩る照明も輝きを増す。思いを紬ぐ近藤真由の歌声にみんなが気持ちを寄り添え、心動くライブを作りあげる。その様が、この曲を通して伝わってきた。

ゆったりとした近藤真由の歌い語りへ誘われるように、演奏陣も音を重ねだす。『言い出せない』でも近藤真由は、胸の奥に秘めた言葉を、少しずつ引き出しては零すように歌っていた。『言い出せない』に触れている間中、秘めた彼女の心の素顔を覗き見るような気持ちでいた。その切ない気持ち、そっと手を伸ばして包んであげたい。

近藤真由の秘めた胸の内を覗き見るように。いや、本心を少しずつ語りかけるようにライブは進んでゆく。

冬のせい』が流れだしたとたん、ウキウキと気持ちが弾みだした。どんな寒い環境たろうと、外に出てはしゃぎたい気持ちにこの歌や演奏は染めてゆく。なんて晴れた歌声や楽曲だろう。フロアでも心地好く身体を揺らし、手拍子をする人たちもあちこちにいた。でも、この曲だけ「撮影OK」ということから、近藤真由の歌う姿を、たくさんの人たちが手にしたスマホで夢中になって撮影していたことも伝えておこう。

歌始まりで届けたのが、『命知らずなキミ』。弾む気持ちのまま歌う近藤真由の声へ誘われるようにバンド陣が次々と輝くような楽しい音色を奏でれば、フロア中の人たちも熱いクラップを鳴らし、一緒に気持ちをアゲてゆく。弾む気持ちを、彼女は軽やかな歌声に乗せて届ける。近藤真由の気持ちが晴れるのに合わせ、演奏もどんどんカラフルに色づいてゆく。楽しい。そう、楽しい空気がここには間違いなく生まれていた。

人前に出ることさえ恥ずかしかった近藤真由が、今では、こんなにもたくさんの人たちの心に夢や元気を与える輝く存在になっている。それが、歌うことを通して彼女がつかんだ心の成長なんだと思う。ライブが苦手だった彼女が、この日の経験を通してライブが楽しいと伝えてきた。互いに、思いを一つにした中で作りあげたこの関係が嬉しい。

愛おしいみんなへ向け、近藤真由は最後に、この日のライブのタイトルにもなっていた『ラストナイト』を届けてくれた。応援してくれる仲間たちと一緒に作りあげてきた“これまで”を糧にしながら、近藤真由は、この日のライブを皮切りに、“これから”新しい物語を描くために再び歩みだす。近藤真由は「これからも生きていくの」と、いろんな含みを持たせた『ラストナイト』を最後に歌いながら、この日のライブの幕を閉じていった。

取材・文:長澤智典
撮影:秦瑛二

《SET LIST》
  1. 1.月の向こう
  2. 2.Darlin’2秒間
  3. 3.心絵
  4. 4.flower
  5. 5.ハイウェイ
  6. 6.風になる
  7. 7.そばかす
  8. 8.おジャ魔女カーニバル
  9. 9.言葉もいらない
  10. 10.瞳の住人
  11. 11.言い出せない
  12. 12.冬のせい
  13. 13.命知らずなキミ
  14. 14.ラストナイト

近藤真由 使用楽器・機材紹介

近藤真由

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