清原梨央(Gt/Vo) 使用楽器・機材紹介

Fender Player Stratocaster

清原がバンドをはじめる際にはじめて手にしたギターだという思い入れのある1本。Fender Player Seriesのストラトキャスターで、アルダーボディにメイプルネック、パーフェロー指板といった材構成。様々なスタイルにマッチするフェンダーらしい王道のストラトキャスターサウンドのモデルだ。

Fender Player Stratocaster
Color:Polar White
Body:Alder
Neck:Maple
Fingerboard:PauFerro
Pickup:Alnico5 Single-Coil
Scale:25.5″

―機材との出会いや選んだ理由や購入の経緯を教えて下さい。

清原梨央(以下、清原):私はきみとバンドになる前ラストアイドルというグループで活動してまして、卒業して愛媛に戻ってきたタイミングで、プロデューサーからバンド組むよ!と言われたのがバンド活動の始まりでした。
担当楽器を決める時、父が昔「娘にギターを弾けるようになってほしい」と言っていたことを思い出して、弾けるようになったらかっこいいじゃん私…!と思ってギターを選びました。笑
白のストラトキャスターを選んだのも、直感で見た目が可愛いと思ったから。
当時はストラトについて何も知らずに購入しましたが、今となっては飛び跳ねながらギターを弾いているので、身体にフィットするようにカーブしてくれているストラトのデザインは、自分にとても合っているなと感じています。

―サウンド面での特徴や魅力、愛着の理由を教えて下さい。

清原:ストラトは割とどんな曲にも良い感じに馴染んでくれる柔軟性があるように思います。ピックアップ次第で音がガラッと変わるので、クリーンからドライブまで音作りも幅広く出来て楽しいです。特に歪ませた時の音がジャキっとしてて好きです。
でも一番の愛着ポイントはやっぱり身体へのフィット感、弾きやすさです。ボディが薄くてカーブしてくれてるので、弾きながら動き回る私にとって本当にピッタリなデザインなんです。

Fender American Professional II Telecaster

Fender American Professional II シリーズのテレキャスターも用意されていた。メイプルネック、メイプル指板にロースト処理されたパイン材がボディに採用されている。オーソドックスなテレキャスターらしいルックスながらピックアップやブラス製の”Bullet”ブリッジサドルなど最新の技術も取り入れられたまさに現代のスタンダードと言える1本だ。

―このギターのサウンド面での特徴や魅力、愛着の理由を教えて下さい。

清原:サブギターのテレキャスは、ピックアップセレクターのセンターポジション(ハーフトーン)で鳴らすアルペジオの音がとにかく好きです。
単音弾きした時の響きが凄く綺麗で、バラード系でアルペジオや単音フレーズが多いものはテレキャスを使うことが多いです!

―2本のギターはどの曲でどのように使い分けをしているのでしょうか?

清原:パフォーマンスが激しくて、ドライブサウンドでかき鳴らす曲(『恋のモンスター』、『∞YAKEN』など)は、身体にフィットしてくれて音もしっかり歪んでくれるストラトを使っています。
バラードでアルペジオ弾きが多い曲(『rosemary』、『amulet』など)は、曲にマッチする音が出しやすいテレキャスを使うことが多いです。

ストラップはいずれもFender Monogram Strapが使用されていた。

アンプはMarshall JCM2000 Dual Super Leadヘッド。キャビネットも同社製のMarshall 1960A Cabinetだ。

マイクスタンドにはJim Dunlop Tortex 0.60mmピック等が用意されたピックホルダーやKyserカポが取り付けられていた。

こちらが清原のペダルボード。( 1 ) のワイヤレスレシーバーから ( 8 ) のディレイまでが上記写真内の番号順に直列で接続されている。オーバードライブやブースターが複数並べられ、楽曲やシーンに応じて様々なドライブサウンドを使い分けているのが分かる。

( 1 ) SHURE GLXD6(ワイヤレス・レシーバー)
( 2 ) Vivie CLIONE(バッファー/ブースター)
( 3 ) Xotic EP Booster(ブースター)
( 4 ) Mad Professor Sweet Honey Overdrive(オーバードライブ)
( 5 ) Fulltone OCD(オーバードライブ)
( 6 ) Ibanez TS-9(オーバードライブ)
( 7 ) tc electronic Hall of Fame 2(リバーブ)
( 8 ) tc electronic Flashback 2(ディレイ)
( 9 ) Vital Audio VA-08 Mk-II(パワーサプライ)

―アンプやエフェクターにこだわりがあるように思います。音作りで気を使っている点やサウンドメイキングについて教えて下さい。

清原:アンプについても知識が沢山あるわけではないのですが、初めて使用したものがMarshallだったので、それからもずっとMarshallを使用させて頂いています!音作りとしては、キンキンしすぎたり他の楽器との馴染みが悪くならないように気をつけています。主張しすぎず、出るとこではしっかり!みたいなイメージで。

ボードは浅草公会堂の前に組み直したのですが、数ヶ月前に取り入れたオーバードライブのOCDが特に気に入っているエフェクターです。ドライブサウンドでかき鳴らすのが一番好きなので、歪み系は弾いてて気持ちいい音が出るようにいつも調整しています。
マッドプロフェッサーのハニードライブも初期の頃から愛用しているもので、強く弾けば歪んで、優しく弾けば柔らかい音が出てくれて、色んな使い道があるので気に入っています!

PHOTO:森本一誠、佐藤圭

大野真依(Dr) 使用楽器・機材紹介

きみとバンド

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