―では、ここからは各曲について順番にお聞きしていきたいと思います。まず、1曲目は『Navy Night』ですね。ネイビーという色が早速入っていますけど。これ、私聴いたときにパッと思ったのが、前作の『Gold City Lights』から続くイメージを感じたんですね。
N:あ、でも、それ超合ってます(笑) はい。
―CDを掛けた瞬間からタイトなスネアとハイハットのサウンドで。さぁくるぞ!サックスの音が今からくるぞ!みたいな感じがしたんですけど。いかがですか?
N:たしか、この曲をオーダーしたときは、まったく仰る通りで。前作の『Gold City Lights』がやっぱり一番の、前回のアルバム『Colors』のメイン曲でたくさんの方に愛された楽曲なんです。
―MVも作られてましたもんね。
N:そうです。いろんなソロで演奏できるような現場に行って、必ず『Gold City Lights』はやってたんですね。みなさんも凄い盛り上がってくださる楽曲だったんで、それこそ続編て仰いましたけどまさにその通りで。『Gold City Lights』と同じようなテイストで、そういうカラーを私の中で作っていってもいいかなと思っていて。テイストが似ている感じで、更に疾走感のある、走り抜けるような楽曲を作って頂きたい、みたいなお話をした記憶があります。
―まさに、疾走感の溢れるロック的なドラミングもあって。
N:はい(笑)
―あと、もう1個なんですけど、そうなるとこの『Navy Night』と前作の『Gold City Lights』。“Night”と“Light(s)“を掛けたのかな?とも思ったんですが…
N:あははは(笑) 実はそこは考えてなかったな(笑)
―スペルを見ると「~ight」まで同じなのでそう思ったのですが…。では、掛けたということにしておきましょうか(笑)
N:掛けたということで(笑) 夜のイメージ、夜の疾走感のあるイメージっていうのは『Gold City Lights』と、この『Navy Night』っていうのは同じ雰囲気なんです。周りの景色も夜、駆け抜ける、疾走感のあるイメージっていうのは一緒です。
―ありがとうございます。続いて、2曲目は『Carnelian Dance』。これはなんて読むんでしょうか?
N:カーネリアンですね。カーネリアンていう赤い系統の色がありまして。
―検索すると、ちょっとオレンジっぽいような、誕生石みたいな石の画像が出てきたりもしましたが…
N:そうですね!それで合ってます。
―これはちょっと1曲目のロック感と違って、サックスはじまりでかっこいいジャズ感というか。鍵盤が跳ねる感じで入っていて、かっこいいですね。
N:1曲はやっぱりサックスっぽい、「サックスインスト」っぽいものが欲しいなと思ってて。あと、この曲は「Dance」ってタイトルに付いてることもあるんですけど、みんなが身体を揺らしながら聴けるような楽曲になっているので。『Navy Night』は揺らすというよりも「いけいけどんどん!」みたいな(笑)感じなんですけど、そうじゃなくて、自然と身体が動くような、そういう楽曲が欲しいなって話をして。ちょっとお洒落ジャズテイストを入れた、でもジャズとかじゃなくて、やはりメロディーがしっかりあって、難しいことはせずに、みなさんの頭に残るメロディーの楽曲という。
―3曲目は『White Tender Light』。この曲はピアノはじまりで、雪が降る12月のイメージでした。個人的な見解ですけど、1月の雪が降るイメージじゃなくて12月に雪が降るイメージだなぁと思いましたが、いかがですか?
N:素晴らしい!まさにその通りで、前作の『Colors』の中に『Red Leaves』って曲があるんですけど、それが秋のイメージ、紅葉の風景のイメージで、季節の曲を1曲だけ書いて頂いてるんです。今回やはりバラードを1曲、雪、冬の季節にしっとりと聴ける楽曲が欲しいなということで、この曲をお願いしました。
―前作の4曲目『Red Leaves』もMVになっていますね。まさに秋の紅葉が美しい映像で、鍵盤とサックスが相まみえるアンサンブルが頭の中のイメージでも秋っぽい感じを思わせるんですけど。今回のこの『White Tender Light』もピアノとサックスが相まって、雪が降っているようなイメージができますよね。
N:はい。ありがとうございます。そうやって仰っていただけると嬉しいです。
私の推しは『White Tender Light』なんですけど(笑)
中村有里
中村有里 『Colors~Relay Point~』Now On Sale!!
2024.10.2 Release
ZENT-0006
3曲入り 税込1,500円
各種配信はこちらから
https://linkco.re/bphdDFU4