―それから、さっきご家族と離れて暮らしてたのは4年生までって言ってましたよね?それ以降はどうなったんですか?

R:それ以降は家族で暮らすようになって。それまでは、それこそ一番かまって欲しい時期にすごくひとりやったから、その反動がすごくて。小1から小3までは勉強とかもほぼ全部放棄してて、それは構ってほしかったんでやってたんですけど。それでも駄目で、だったらめちゃめちゃ賢くなればいいんじゃないかと思って。そこからめちゃめちゃ勉強するようになって。毎年学級委員長もやって、またお稽古も再開して、そこからはピアノじゃなくてエレクトーンをはじめて。小4ぐらいからロボット作るのをはじめたりとかもして。ロボットのプログラミングをはじめて、ロボットの世界大会に行くようになって。

―それもすごいですね。

R:そうなんですよね。いろんなことをまたそこから。

―プログラミングをやろうとしても最初は習わないとできないですよね?

R:なので、ロボット教室みたいなところに行って。Crefusっていうロボット専用の塾みたいなものが全国に結構あって。それが自分のお家の近くにもあったので、プログラミングとかロボット作ったりっていうのを小学校4年、5年ぐらいからはじめて、やってましたね。

―そこからどうやってギターと出会うんですか?

R:ギターはもっともっと後です。

―じゃあそのギターにいくまでの間っていうのは?

R:そうですね。だからその頃は一旦曲を書いたり詞を書いたりするっていうのは、まぁちょこちょこはあったんですけど、幼少期ほど多くはなかったし、自分はNASAに就職したくて。NASAに行くんだ!って思ってそのロボットとかやってたんです。その時期はすごく勉強したんですよ。もう、本当にそのまま飛び級で高校まで受験できるくらい、そういう外国の理系工学系の大学に行けるよねってくらい勉強したんですけど。でも、家族と離れたくなかったのと、小学校も皆勤賞やったんで、中学校にも行きたかったんですよ。だから、受験とか留学とかせずに中学校に残ったんですけど、地元が結構荒れ狂ってて。

―ご出身はどちらでしたっけ?

R:大阪の堺です。中学はけっこうヤンキー校っていうか、窓ガラスもバンバン割れて、みたいな。授業も面白くないって言ったらあれですけど、ロボットを日々作ってた私からすると何だこれはっていうような授業やったし。しかも良くも悪くも目立っちゃうから、それで先輩とかに呼び出されて圧をかけられたりして、なんか行くの嫌になって、中学校は3年間トータルで半年も登校してないですね。

―トータルで半年!?

R:半年も行ってないです。3ヶ月行ってたらいい方、ぐらい登校してなくて。弟もそのとき小4ぐらいで、病気のこととかいろんなことでいじめられたりしてて、同じタイミングで二人とも学校に行かなくなって。そこから私は中学2年生の夏ぐらいまでは1年半ぐらいずっと引きこもりをしてました。

―そこから何か動き出すきっかけがあったんですか?

R:その頃にちょうど、ONE OK ROCKの『The Beginning』とUVERworldの『THE OVER』がMV公開時期やったんですけど。私は本当引きこもりで、自分の部屋でYouTubeを見てて。それまで私バンドとかも知らなかったし、カラオケにも行ったことがなくて、人といたら聞いてた音楽とかも今までは一切知らなかったものを、引きこもりになって時間が無限にあったから、見るじゃないですか。衝撃やったんですよね。

そこで、初めて世界が広がった気がしたんですよ。自分が住んでる土地だったり場所だったり、自分のこの境遇とかで、なんか閉じ込められてる感覚をずっと持ってて。自分の居場所はここじゃないみたいなことを、ずっとどこかしらで思ってたんですけど。そのMVを初めて見たときに、本当すごく広がった気がしたんですよ。で、「あ、私、歌を歌おう」みたいな(笑)

―それは偶然見たわけですけど、どういうタイミングだったりとか、何かきっかけとかはあったんですか?

R:家にいて、本当もう真っ暗な部屋で、電気も点けずに。いまだにその情景だけはすごい鮮明に覚えてるんですけど。すごいちっちゃいスマホの画面で、真っ暗な部屋で、『The Beginning』のMVを初めて見て。で、その『The Beginning』の関連動画にUVERworldの『THE OVER』が出てきたんです。多分ちょうどおんなじタイミングで。衝撃的でしたね。

―すごい衝撃を受けたわけですね。

R:今だから分かるんですけど、あのときは本当何かも分からず、パッと見たものがあのMVで、映像とともにすごい衝撃的で。やっぱ小学校に通ってても中学校に行っても人と話してても、どこかみんな平和そうで幸せそうだったんですけど、自分はそうじゃなくて。それにすごくずっと違和感を感じてて。“みんなが笑ってればハッピーだよ”みたいな教育を受けるじゃないですか?でもそれをぶち壊してくれたのが音楽だったというか。あ、私もこんな風に、画面越しで、画面から繋がった先にいる、自分と同じような人たちに届けたいなって。

―それまでもテレビの音楽番組とかは見たことはあったんですよね?

R:Mステとかもすごく憧れではあったんですけど、衝撃的やったのが、そのYouTubeで見た誰かも分からない、しかもバンドかどうかすらまだ認識できなかった、あれがもう本当に衝撃的で。とても。で、そこら辺から結構のめり込んでいった記憶がありますね。

―そこからバンドというものを認識しはじめたんですね。

R:かっこいいなって思ったのと、でも、YouTubeで見るものって、昔は今ほどメジャーじゃなかったじゃないですか。Mステとか、やっぱりテレビに出るものが有名で。ってなってるときにONE OK ROCKって私にとっては有名じゃなかったんですね。テレビとかメディアって考えたときにやっぱりその中にはいなくて。UVERも然り、どっちもそうなんですけど。こんなにかっこいいのにバンドって売れないんだ、バンドってマイナーなんだ、ってすごく思ったんですよ。

―なるほど。

R:母親がK-POPがすごい好きで、BIGBANGとか2NE1とかのライブには連れていかれてて。それはすごくシンプルにかっこいいなと思ってたから、音楽をどうせ始めるならダンスボーカルにしようと思って。バンドはかっこいいなと思うけど、でも売れないし、怖いし、今ほどポップなイメージがなかったんです。ライブハウスとかも、ね?劣悪で、母親とかにはまだ「バンド?」「そんな危ないもの…」みたいな感じの認識やった中で、ダンスボーカルをしようと思って。

―まだギターには行かないんですね。

R:中学校のとき引きこもってたわけじゃないですか。で、その引きこもってる中で、周りの人はいろんなことしてるのに自分だけ永久に引きこもってるのは嫌だって思って。調べたら、大阪スクールオブミュージック(OSM)っていうのを見つけて。その後高校はそこに行ったんですけど。

―OSMは高校からありましたっけ?

R:そうなんですよ。高等専修学校が大阪にはあって。それに行く前のオープンキャンパスっていう体験入学が中学生から通えて、で、中2でも通えたんですよ。

―はい。「Myスクール生」って言うんでしたっけね。

R:そう、Myスクール。Myスクールに中2から通い初めて、通った回数が多分500回以上(笑)。最年少で歴代最多で多分伝説になってると思います(笑)。OSMの先生で多分私のこと知らない人いないぐらいには通いまくってて。そこでダンスとか歌とかをやって、その中でギターも入ってくるんです。

R:もともとダンスボーカルをやろうと思って、OSMにダンスボーカル課を希望してずっと体験入学に通ってたんですけど、ダンスボーカル向いてなかったんですね。それこそ小学生ぐらいからダンス踊ってきてる人たちの隣で鏡に映った自分を見ると。

―小さい頃からみんなやってますからね。

R:そう。ダンスの人たちは小さい頃からやってて。で、私はそこから初めてやったから、どうしても違和感を感じて。何かが違う(笑)。で、その違いも分からないし。それに、自分の声がすごく通る声で、オケのサウンドと自分の声が合わなくて。抜けすぎてて。それを見兼ねた先生に「お前ギター持って歌えば?」って言われて。そのときにたまたま軽音部の大会があって。

―軽音部の大会?

R:高校3年生とかが出る、軽音部の大会があったんです。

―OSMの中の大会だったんですか?

R:いや、OSMの場所でやる、協賛かなんかの大会があったんですね。高校生が主催って感じで。で、「その大会にお前ソロで出てみいひん?」って言われて、一人で、じゃあギター買いますって言って、そのまま楽器を買いに行って、テレキャス買って一週間でその大会に出たんですよ。ギター弾けないのに。

―それが中3でしたっけ?

R:そうです。だからもう中2から中3にかけてはダンスボーカルやったりとかいろんなことをMyスクールでやって。ギターを買ったのが中3の4月か5月ぐらいですね。

「ЯeaL」結成へ

ЯeaL

ЯeaL Яock Яevolution vol.11 10th Anniversary -vs- nano.RIPE- 開催決定!

2023/2/24(金) 下北沢SHELTER
OPEN 18:15/START 19:00
スタンディング ¥4,000
※ドリンク代別
https://l-tike.com/realnanoripe/

ЯeaL Яock Яevolution vol.11 10th Anniversary -EPリリースツアー- 開催決定!

2023/4/8(土) 名古屋ell.SIZE OPEN 17:30/START 18:00
2023/4/9(日) 大阪club vijon OPEN 17:30/START 18:00
2023/4/29(土) 下北沢SHELTER OPEN 18:30/START 19:00

スタンディング ¥4,500
学割スタンディング ¥3,500
※ドリンク代別
https://l-tike.com/real/

ЯeaL Яock Яevolution 10th Anniversary -FINAL- 開催決定!

2023.12.08(金) LIQUIDROOM
OPEN 18:15/START 19:00
スタンディング ¥5,000
学割スタンディング ¥4,000
※ドリンク代別

■FC先行 ※抽選
FCはこちらから
https://fanicon.net/fancommunities/4307
・受付期間:2023/12/17(土)20:00~1/31(日)23:59


ESP E-II Horizon Infinite MOGAMI
山野楽器Ginza Guitar Garden Digimart LOVEBITES
Ryoga Snare Weight DRUMSHOW
Dean Martin Ukulele Cannonball
Hofner Orange Valve Tester MkII Heritage
Orange Glenn Hughes MONO