―いい話ですね。もうそっからはガチっと固まって。今年は6ヶ月連続配信リリースっていうすごいことを発表されたじゃないですか。

R:そうですね。すごい、らしいですね、はい。

―これを考えたのは誰なんですか?

R:私ですね。

―メンバーはまたすごいこと言い出すなって思ったんじゃないですか?

R:でも「お前がツラいだけやで」って言われました。曲書くのも編曲するのもだいたい私なんで。

―これ発表した時点では、6ヶ月分のリリースする曲ができてるわけじゃないですよね?

R:全然できてないです。

―にも関わらず、やはり、Ryoko節は健在だったと。

R:なんで、今でもメンバーにもスタッフにも「社長」って呼ばれてますね(笑)

―このインタビューの時点では(インタビュー日は9月下旬)、7月の『カミサマ』から、8月『Bright』、9月『さよならの理由』と3曲出ました。この後、もう次の曲もできて。10月リリースの『ディストラクション・ガール』と。もう今は6ヶ月分全部できてるんですか?

R:いや、あと1曲できてないです。まずいです(笑)

―もちろん12月のリリースっていうのは、発表されてる12月のワンマンの前にはリリースするってことになるんですよね?

R:はい。

―今回の6ヶ月連続配信のリリース、全部に一貫したテーマはあるんですか?

R:テーマはやっぱり楽曲一個一個にはあります。今は、なんか新しいことをしたいなと思ってやってますね。

―こういうことをすることでSNSとかでも露出が増えてるようにも感じますし、YouTubeでも見るようになりましたし、アグレッシブに一層動いてるな、頑張ってるなっていうのは感じているので、来月以降の楽曲も楽しみです。

R:ありがとうございます。

―そして、一番なのはやはり12月のライブですが、このライブは10周年記念てことになるんですかね?

R:そうですね。10周年記念のワンマンライブです。

―そうですよね。今日の話を聞いてるだけで、もうちょっと感極まってしまいそうなライブになるなと思うんですけど。

R:(笑)しかも、(会場のO-)WEST(現Spotify O-WEST)は結構ね、思い入れがあるところで。東京でちゃんとワンマンライブしたのもWESTがはじめてで。で、メンバーが脱退したのもWESTなんです。その後、メンバーが抜けてからすぐしたのも多分WESTで、結構WESTは自分たちにとっても思い出深い箱なんです。

―となると、やっぱり今回もそこで何か重大発表だったりが、あることも期待していいわけですよね。

R:そうですね。はい。

―なるほど。わかりました。あと、最後になるんですが、12月のライブに向けて今どういうことを思っているかということをお聞きしたいんですけど。勿論、6ヶ月連続配信して、その物語をもってワンマンに立つんだと思うんですけど。

R:そうですね。でも、なんだろう。10年て結構すごいことやと思ってて。

―私はインタビューしてて、10年よりも前の、ちっちゃい頃に、寂しいながら詞を書いたっていうところから、そこから歌を歌って、バンドも、全部そこから繋がってのすべての集大成が見られるんじゃないかな、と思いますけど。どうですか?

R:そうですね。それもそうだし、今年の1月2月で母親のことがあって、自分はたとえ身内がこういうことがあろうが、何があろうが、一生ステージに立ち続けるんだなって思ったんですよね。辞めることもできたし、延期にすることもできたけど、裏で母親が手術とかしてて、生死をさまよってる中で私はステージに立ってたんですね。だいぶ狂ってることやと思うんですけど、でも、なんか、自分らしいなってすごく思ったんですよ。そのときに、本当にこの先、自分が死ぬ以外は、多分何があろうがこうして歌ってるんだろうなぁっていう、すごく再確認した年の初めやったんで。そういうこともちゃんと思ったうえで10周年を迎えられるっていうのは、こう、なんだろう、10年ただただ続けてきただけじゃなかったんやな自分って。

―期せずして10周年の前に確認することができたと。

R:なんでバンドやってるんですか?って言われてもあんまり答えられなくて。だからって言って、バンドがすごく好きですか?って言われるとそれも答えられなくて。なんか、“一部”と言うか。なんて言うんだろ、辞めるっていう選択肢がそもそも論多分無い、生活の一部。だからこそ10年間、メンバーも多分そうやと思うんですけど、何があろうが、仲が悪かろうが(苦笑)、喧嘩をしようが、ムカつこうが、悲しいことがあろうが、ステージに立つしか方法が無くて。それに気付けた上での10周年だからこそ意味があるというか。それを見に来てもらえたりとか、いろんな人に伝えたいなって思ってるのも事実なので。本当にたくさんの人に来てほしいし見てほしいし、今の自分たちをちゃんと届けたいなっていうのはありますね。

―Ryokoさんの生き様、メンバーの生き様ですね。10年以上前からずっとあるんだとは思いますけど、それをしっかりと見せつけて、感動のライブをしていただきたいなと思います。頑張ってください!

R:はい。頑張ります。

機材について ~ギター遍歴

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