―でもそこからのバンド活動は順調でリリースも毎年されて。

R:はい。ありがとうございます。

―MVもかっこいいのを毎回出して。

R:ありがとうございます。

―それこそ、NAONのYAONみたいな、日本を代表するバンドの方々とも一緒にやって。大きな会場でワンマンもやってきましたから。そこで、加入してから順調に行く中で何か思ってきたことはありますか?

R:いやー、どうですかね。まぁ、順調そうに見えてるんであればいいんですけど。結構やっぱ、大変は大変でしたね。すごい、葛藤とかも色々ありましたし。言うてその、メジャーデビューしてからレコード会社がもう3箇所変わってるんですよね(苦笑)

最初はコロムビアで、ビクター、徳間ジャパン、なんですけどね。今、インディーズもメジャーもそんな変わりないとは思うんですよ。メジャーに行ったから云々とかも無いですし。なんですけど、そこでやっぱり、何枚出したかな…、コロムビアで1枚出して。ビクターで『Bloody Palace』と『FATE』を出して。徳間ジャパンで『Revenant』『CONFESSiONS』『Re>Animator』、『Mary’s Blood』か。7枚、やっぱりそこのシーンにいれたっていうのは結構大きかったりしますね。

―レコード会社を移ったり、その時々で色々不安もあったとは思うんですけど。やっぱりどんどんキャリアを重ねていくと、脅威となるような若手バンドとか時代時代で出て来るじゃないですか。そういうのはどう思ってますか?

R:どうですかね。でも、メタル界隈って言っても結構年齢層高いじゃないですか。ずっとやり続けてるジャンルな気もしますし。なんで、言うて我々まだ若手ですよ(笑)

―特に、海外でもそうですけど、メタルアーティストは本当にもっと年配の40歳50歳ぐらいの女性アーティストの方々もパワフルですもんね。

R:そうだと思います。他のジャンルであれば、もう大御所なのかも知れないですけど。こっちのジャンルだったらまだまだ年上の方が多いですよね。

メタルっていうジャンルはやっぱり自由なジャンルだと思います。ずっとメタルっていうのを通ってなかった者なんですけど。最近はやっぱ、自分の弾きたいベースと、メタルっていうジャンルが求めているものだとか、あと自己表現だとかっていうのを結構リンクできたのかなと思っているので。更にベースは楽しくなりましたね。

―そんな中、ベースがZemaitisからSagoがメインになって。その経緯と、ZemaitisとSagoのベースの違いをお聞かせ頂けますか?

R:元々その、お茶の水で家賃4ヶ月滞納して買ったベースなんですけども。それを使ってたんですけど。そのときは「どこかの楽器の会社、メーカーの方となんかしたいな」、「何かのエンドースになりたい」っていうのが強かったんですよね。

そんな中、Sagoに出会ったのは、自分の先輩の桜村眞さんていう、和楽器バンドの町屋さんですね。その方が使ってらっしゃるので知ったんですけど。結構変わったボディシェイプだったりしてたので、最初は、なんだろうな?って感じで。ぶっちゃけそんな大手ではないじゃないですかSagoって(笑)。そこもきっと私に合ってたのかもしれない。なんて言うか、知ってる人だけ知ってる感じ。そんなに使ってる人がいない。

Zemaitis(写真中央)と、Sago RIO Model(右)、Sago Ove 5strings(左)

―「人と違うぞ」っていうところもやっぱり自分の売りとして。

R:それもありましたし。話を聞くと、Sagoは自社の工房を持っているので過程が見れたりするんですよ。自分はやっぱり人と被りたくないとか、楽器に対しては結構わがままだったりするので。そうなったらもう既製品じゃだめだなと思って。

―ベースを作るってなったときに一番こだわったポイントってどこなんですか?

R:24フレットあること。あと、誰も使ってないシェイプ、とかは大きかったですね。

―それで実際に楽器が完成して。バンドのアンサンブルに合わせたときはどうでしたか?

R:はじめはそんなに…どうだったかな?まぁやっぱ木も若かったので、正直、一発目は馴染まなかったんですよ。やっぱり、楽器が変わるので。なんですけど、最近は馴染んできましたね。

―馴染んでくるのにどれぐらいかかりましたか?

R:どうだろう。でも結構弾いてたので。3年ぐらいは掛かったんじゃないですかね。

―なるほど。ありがとうございます。楽器の話は一旦この辺りにして、ご自身の活動の今後の展望についてはいかがですか?

R:そうですね。2022年はいろんな現場にも出たいなって思い始めて来ましたし。セッションとかもやりたいです。作ってる曲も発信したいです。2021年にやる予定だったソロとかも2022年にはちょっとやりたいなと思ってますし。

曲はまぁあるんですけども。なんですかね、好きな人と好きな音を出したいっていうのがやっぱ大きいですね。時間に追われる音楽じゃなくて、ストレス無く、等身大の自分でやれるものをやりたいので。Mary’s Bloodとは違う自分を見せられるかな、とは思ってます。ベースはとりあえず弾き続けるので。「ご期待あれ」って感じですね。

―わかりました。期待しています。ありがとうございました!

R:はい。ありがとうございました!

写真&インタビュー:小野寺将也
過去写真提供:RIO

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■サイズ:A4/タテ297mm x ヨコ210mm(予定)
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※サイズ・ページ数は変更になる可能性がございます。

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2022年3月23日(水)~2022年5月8日(日)
※2022年6月中旬~下旬にお届け予定

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