―そのベースの次はどういう?

R:そっから、まぁはじめやっぱり(楽器店が多くある)お茶の水に行くじゃないですか。楽器のメーカーとかも全然知らないような状態だったので、ちょっと詳しい人を連れて行こうと。で、東京で出会ったベーシストと一緒にお茶の水に行って。当時って、スリップノットのベースの人が使うWarwickってメーカーがすごい流行ってたんですよ。アクティブベースがめちゃくちゃ流行ってて。みんな見渡すともうWarwickしか使ってないみたいな状態だったんですよ。で、私もやっぱ電池(アクティブ)だよな~、Warwickだよな~と思ってWarwickを買いにお茶の水に行ったんですけど、買って帰ったのはZemaitisだったんですよ(笑)

Zemaitisのベースを演奏するMary’s Blood加入前のRIO(写真提供:RIO)

―黒のフラットトップの、以前メインで使われていたZemaitisですか?

R:そうです。

―そのベースはじゃあ結構長い付き合いになるんですね。

R:そうですね。本当、家賃4ヶ月滞納しましたからね、それで(笑)。本当大変でしたよ(笑)

―本当に滞納したんですか!?

R:滞納しました。本当に。簡易裁判所から手紙来たの初めてでした(笑)

―そのときはまだMary’s Bloodに入ってたわけじゃないですよね?

R:じゃないです。とりあえずね、お茶の水行って、一目惚れで買って。

―就職はしてたんですよね?

R:就職は、もう一ヶ月ぐらいで辞めてました(笑)

―でも、そのいいベースを買ったってことは、音楽に対する情熱が結構高まってきたって時期だったんでしょうね。

R:でしょうね。その時は、バンドもやってないし。こっちに人脈なんて本当にないし。本当に…。でも、なんでしょうね。買ったことっていうのは多分大きいターニングポイントだったんじゃないかと思います。

―自分の中での思いを一つ決心にして動いたってことですよね。

R:そうですよね。まぁ、電気も止まったし(笑)。裁判所からなんかくるしみたいな(笑)

―でも、そこで自分なりに練習もして。

R:そうなんですけどね。うん。で、やっぱり東京と青森だと全然違って。アンプつけて普通に弾いてたらもうクレーム来るわ来るわで、本当にもう(苦笑)

―東京では青森と違って、自宅で大きな音はあんまり出せませんからね(笑)

R:そうですね。ちっちゃいアンプだったんですけどね。やっぱり生音で弾くよりアンプつないだ方が楽しいじゃないですか(笑)

―それで夜とかも。

R:そうですね。その頃夜勤のバイトしてたんで、結構、生活習慣的に夜で。で、やってたら、下の階の人が怒鳴りながら来て。そこで、ベースって音が下に行くんだって思いました(笑)。「低音」なんだな、って思いましたね(笑)

―なるほど(笑)。RIOさんらしいエピソードですね(笑)

R:本当お恥ずかしいです。当時は本当に何も知らなかったんで。本当、そのときはご迷惑をおかけしましたって感じです(笑)

現在のRIOの機材スペース

―それでやっぱり、仕事終わって、練習して。そこからの動きは自分の中でどういう流れだったんですか?バンドを組んだりとかしていったんですか?

R:とりあえず、バンドをやりたくて東京に来たんだったらミュージシャンの知り合いを作らなきゃいけないと思ったんです。話が前後しますけど、18歳のときに仕事を辞めて。

でも、竹下通り(原宿)とか行きたいじゃないですか。で、行ったら、バンドやってる女性がビラ配りしてて。そこで、なんかはじめは敵対心じゃないですけど、なんとなくネガティブな感情を抱いたんですけど、なんか、気になるものがあって、ビラ貰いに行ったんですよ。

で、その女性の人に、「二ヶ月ぐらい前にバンドやりたくて上京してきたんだけども、全然知り合いもいないし、何がなんだかわからん。ライブハウスも分からない。なので、私に教えてくれませんか?」って言ったんですよ。そしたら、その人めっちゃいい人で。じゃあ、今度自分らのライブに招待するんでって言ってくれて、連絡先交換して。

そこからその人のライブを見に行って。そうすると、そのバンドメンバーとかも出会うじゃないですか。そしたら、そういう髪の毛が派手な方とかがどういう所でバイトしてるのかとか、どういう仕事してるのかっていうのを知って。で、紹介してもらって、私もそこで働きはじめたんです。

そこで働いてるとそのバイトの縁でまた出会いが増えていくじゃないですか。っていう感じで、そしたら段々、「ちょっとベース弾いてみない?」とか、「うちのバンドベースいなくて」、っていうのが増えてきて。そっからやりはじめたんです。っていう感じですかね(笑)

―その原宿で声を掛けたバンドの人とは今もつながりはあるんですか?

R:ありますよ、全然。でも、今彼女はバンドはやってないんじゃないですかね。
うちのライブも来てくれたことありますし、私はすごい恩があります。

―話を戻しますけど、サポートしてくれと言われはじめるようになって…

R:サポートしてくれっては言われはじめて、とりあえずそのときって、お金じゃなくてベースを弾きたいとかライブしたいとかが先行してたから色々やってたんですよ。それで、うちがサポートしてたバンドの知り合いの人からMary’s Bloodの話が来たんですよね。サポートしてたバンドの人がMary’s Bloodの前のメンバーさんと知り合いだったらしくて。で、そこから紹介してもらいました。ベースが脱退するから探しててっていう。

―それが何年ぐらいの話ですか?

R:2011年とかじゃないですか?私の加入が2012年なので。

―そこからオーディションとかはあったんですか?

R:あー、ありましたよ。オーディションていうか、他にも候補はいたみたいで、試しにスタジオで合わせてみて、とか。

最初は、やっぱりなんて言うのかな、その前も女性のバンドでサポートとかもしてたんですけど、まぁ、ちょっと、なんか全然合わなくて。私は女性のバンドがもしかしたら合わないのかも知れないとかって色々思ってたんです。で、やっぱりその、まぁ、女性がやってるヘヴィ・ロックだのメタルだっていうのはまぁ言うて大したことないよな、ぐらいのスタンスで行ったら、Mary’s Bloodがまぁまぁまぁかっこよくて!もう本当に、手の平返したかのように、「このバンドに入れてください」ってずっと言ってましたね、私(笑)

―そうなんですね。そもそもRIOさんの好きなジャンルって言うのは、そういうメタルじゃなくて?

R:じゃないですね。私が好きなのは、普通にJ-POP、J-ROCK、パンクです。

―それこそラルクからの流れで。

R:そうですね。そっから黒夢にドハマリして。

―ベーシストが脱退するからっていうきっかけで出会ったMary’s Bloodはメタルだったけど、そういうメタルのジャンルっていうのはそれまでやったことなかったんですか?

R:そうですね。メタルはやったことなかったです。

―で、最初に見に行ったときにかっこよくて。

R:そうですね。音源も頂いて聴いて、かっこよくて。

―それで、すぐに加入は決まったんですか?

R:いや、他にも候補はいたみたいですけどね。私がゴリ押したっていうか(笑)

―なるほど(笑)。その決定的なものはなんだったんですかね?

R:そのときって上京してから5年ぐらい経ってて。いろんなところでやったけど全然うまくいかなくて。バンドやりたくて東京に来たのに、東京ってこんな人多いのにバンドすら組めないのか、って感じだったんですけどね。だから、このチャンスは逃さない、逃せないと思って。もう、「私がこのバンド入ります!」みたいなスタンスで行ったんですけどね。今はもうメンバーで笑い話になってるんですけど、押し、熱意に負けたって言ってました(笑)

―今と違って、当時はまだLINEとか無いわけじゃないですか。

R:無いです。

―その情熱はどうやって伝えたんですか?

R:いや、直接会って。

―会うと言うと?

R:はじめは、それも高田馬場のNOAHですよ(笑)。リハスタで。音合わせてみるってなって。その終わった後とかに、ちょっとコーヒーとか飲みながら。

―なるほど。それもまたひとつの人生のターニングポイントになった日なんですね。

R:そうですね。まぁ、本当、入れてくれたMARIさんもEYEちゃんもありがたいですね(笑)。ありがてぇありがてぇって感じで…。

好きな人と好きな音を出したい

Mary’s Blood

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