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Mardelasが見せた、自分たちらしい生き様!!
Mardelasが秋に東名阪で行った「Mardelas 秋の東名阪ツアー 三都乱戦ツアー’26」。同公演のファイナルとなった、10月3日・横浜 ReNY beta公演の模様を、ここにお届けする。

美しくも荘厳なSEが場内を包み込む。その音色が、激しくスリリングな音へと高まるのを合図に、メンバーが一人ひとりゆっくりとステージに姿を現した。場内から沸き立つ熱い声。最後に姿を現した蛇石マリナ(Vocal)がマイクを手にし、「心の底に秘めた情熱を燃やせ『Last Round Survivor』!」と叫び、高らかに歌いだした。Mardelasのライブは、マリナの歌声から始まる『Last Round Survivor』で幕を開けた。情熱の炎を吹き上げて爆走する楽曲に乗せて、フロアから荒々しい声と多くの拳が突き上がっていた。及川樹京(Guitar)が、鋭利な音を突き刺すようにギターソロを繰り出せば、本石久幸(Bass)は身体を前屈みにしながら重厚なベース音を唸らせる。メンバーと観客たちが沸き立つ感情をぶつけ合い、この場を熱狂と興奮に満ちた世界に染め上げる。「仲間と一緒に作り上げる熱狂は、誰にも奪えはしない」。そう言い切りたくなる熱気が、早くも会場に充満していた。



「Welcome to da Show! 『G-Metal』!」の声を合図にMardelasは、『G-Metal』を通してさらに荒々しい衝撃を叩き付けた。ハイトーンの声も高らかに響かせて、雄々しく歌い上げるマリナ。樹京と本石も、気迫に満ちた表情と演奏で迫っていた。身体を音のハンマーで殴るような、重々しく荒ぶる衝撃をMardelasはぶつけ続ける。むしろ、それが気持ちを騒ぎ立てる。だから、もっと激しい音の衝撃で身体も気持ちも殴りつけ、もっともっと感情を高ぶらせてくれ。そんな気分だ。

短いMCを挟み、マリナの「やってやるぜ、『Force & Justice』」の声を合図に、攻撃的な音を次々と叩きつけるように『Force & Justice』が飛びだした。肌身を切り裂くような刺々しいリフが応酬する演奏の上で、マリナが低音域も生かした雄々しい歌声を響かせていた。唸りを上げた本石のベース演奏の衝撃。樹京は光線銃も用いて、フロントのお立ち台に立ってギターソロを繰り出していた。エモい衝撃を撒き散らし、激しい音を唸らせながら、Mardelasは燃え盛る炎の如く、雄々しい演奏を、止めどなく溢れ出すままにぶつけていった。

「It’s time to bend the knee,『Cleopatra』」と唸る声から、『Cleopatra』へ。切れ味鋭く響くビートの上で、ロングトーンの音色も心地よい樹京のギターが響き渡る。やがて演奏が牙を剥いたとたん、魂が奮い立った。一つひとつの言葉にエモーショナルな色を塗り重ねながら、気高い姿で耳に心地よい歌謡メロを歌うマリナ。その姿に向けて数多くの拳が突き上がる。少しでも観客たちとの心の距離を縮めようと、お立ち台に上がったマリナは、身体を前屈みにして歌っていた。間奏では、粒立った音を、チョーキングしながら樹京が響かせていた。その演奏を、唸る音で押し上げる本石。巧みに展開を描きながら走り続ける楽曲の上で、「誰にも渡さないわ 怖れるものは何もない」と高音域の声も響かせて歌うマリナの声に、心がずっと共鳴していた。

「孤独な雲隠れ、『千羽鶴』」の声が、ロングトーンの音色が冴え渡る雅なギターの旋律を呼び入れた。そこから演奏が荒々しく攻撃的なリフを刻み出すや、『千羽鶴 -Thousand Cranes- 』へと展開していった。爆走するリズム隊の演奏の上で、気高い旋律を奏でる樹京。マリナはマイクをきつく握りしめ、ときに身体を折り曲げながら、胸の奥から湧き立つ情熱的な思いを歌声にして届けていた。歌謡メタル色と、攻撃的でドラマチックで、しかもエクストリームな音が交錯しながら、美しき衝撃と高揚、そして、雅な衝撃を振りまきながら演奏は突き進んでいった。
MCでは、あっという間にファイナルを迎えたツアーについての思いをマリナが口にしていた。他にも、『Force & Justice』の曲中で、樹京が「ブルーライト横浜」と、本石は「うぉー!」と荒ぶる声で叫んでいたことも、ここで伝えていた。
次のブロックでは、最近ライブで演奏していなかった、メンバーいわく「ひさびさゾーン」と名付けた、レア曲を並べてきた。

ゴリゴリッとしたギターの音が、身体をガツガツと引っかくように流れ出した。レア曲ブロックの最初に突きつけたのが、ラウドでエクストリームな衝撃を持った『Symbiosis』だ。樹京や本石が高速で激烈なリフを繰り出せば、マリナも、終始攻めた姿で言葉の礫を次々とフロアに投げつけていた。頭を振りながら一心不乱にベースを弾き倒す本石。樹京も、弦をチョーキングさせるたびにクイッと顔を上げ、表情で弾いていた。司教のような威厳を漂わせ、雄々しく歌うマリナ。巧みにファルセットを生かした、女神のような歌声も印象的だった。

MAKI(Support Drums)の叩き出すドラムのビートに合わせて、楽器陣が次々とキメを生かした演奏を叩き付けていく。鋭利な演奏で勢いを増すように、Mardelasは『Loner』を通してさらに牙を剥き出した。爆裂する演奏の上で、歌詞の一言ひと言に魂と熱を込め、その言葉を投げつけるように歌うマリナ。奮い立つような雄々しい歌の中から見えるエモーショナルな声が、胸を熱く揺さぶる。間奏で樹京が轟かせた、際立つ音粒が襲いかかるギターソロの衝撃。怒濤のごとく押し寄せるリズム隊の重厚な演奏の上で、一つひとつの言葉を際立たせて歌うマリナの姿が印象深く瞼に焼き付いた。

すさまじい勢いで、しかも超高速で繰り出されるパワフルでメロディアスな演奏に、気持ちが奮い立った。『Epilogue』が身体を激しく揺さぶり、感情を沸き立てる。3人とも、魂を熱く燃え盛らせ、みずからの感情も奮い立てて迫ってきた。中でもマリナは、ときに拳を突き上げ、朗々と歌い上げていた。巧みにチョーキングしながら、鋭利な音を次々と繰り出す樹京のギターソロ。そこへ、低音域の音をしっかりと絡ませる本石。ただ激しく攻めるのではなく、そこに魂を揺さぶる生々しい衝撃が生きているからこそ、その歌声と演奏に気持ちが熱く掻き立てられていた。
「楽しんでくれていますか?」と、マリナが観客たちに声をかけていた。MCでは、「この場所を選んでくれてありがとう」と感謝の言葉も述べていた。さらに、今はライブと並行して、来年のリリースに向けてアルバムの制作も進めていることを伝えていた。

ここからはヘヴィな楽曲を並べたゾーンに。「Make some noise、『ICE-PICK』」の声を合図に、これまで以上に重低音を轟かせた荒々しい演奏を炸裂させ、Mardelasは『ICE-PICK』を叩きつけた。さらに雄々しさと気高さを増し、声のトーンも太くしたマリナの歌声が、観客たちの感情に次々と鋭利な言葉を突きつける。全身を殴るような重厚な演奏の衝撃を受け、誰もが身体を揺らし、その衝撃を身体中に浴びていた。演奏が進むごとに攻撃性を増していく。だから、身体がずっと奮い立つ。そこへ…。

「仁義なき世界を生きぬけ、『World vs Honor』」の声を合図に、『World vs Honor -仁義なき世界- 』へ。メンバーが声を荒らげて観客たちを煽れば、豪快に迫るメタルナンバーの衝撃に感情をシンクロさせたマリナも、歌声で観客たちに殴りかかってきた。サビで、「傷だらけで生き抜く 仁義なき世界 辛く痛いのは 己ひとりじゃない」とメロディアスに歌い上げるマリナの声が、印象深く心に焼きついた。その歌声に合わせて、フロアからも拳が突き上がる。その姿を目に焼きつけながら、マリナは前屈みの姿勢で観客たちに挑みかかっていた。身体を揺さぶりながら、激しいビートに乗せて次々とリフを刻み続ける樹京と本石。樹京は、ギターソロでもエモい衝撃をぶち噛まし、この場に、無数の拳の突き上がる景色を作り上げていった。曲ごとに映し出される映像演出も、楽曲を彩り、際立たせていたことも、ここで伝えておきたい。

身体をザクザクとしたギターの旋律で切り刻むように、Mardelasは『Expendable』を突きつけた。「このまま滅んでゆくのか」と、みずからの魂を奮い起こすように歌うマリナのエモい声が、身体を熱く騒がせる。強烈な縦ノリの演奏が、彼女の歌声とシンクロしながら迫り続ける。身体も感情も、Mardelasの音にどんどん浸食されていくようだ。演奏自体は、荒々しさと凪いだ表情などを巧みに用いてドラマ性を描き出すが、マリナ自身の歌声は、演奏の表情がどんなに変化しようとも、ずっとテンションの高い、攻撃的な姿勢で、観客たちの感情を殴っていた。
MCでは、ファンからのリクエストに応じて、レアな曲たちも披露したことや、演奏しながら、改めて楽曲の良さを再確認できたと伝えていた。今後も、リクエストがあれば、レア曲(普段のライブでは演奏していない曲)は演奏していくそうなので、ぜひメンバーに声を届けてほしい。

ライブも後半へ。猛々しいドラムのビートとエクストリームな演奏が絡み合い、魂を熱く揺さぶる、ハードエッジでスケールの大きな、歌謡系ハードロックナンバーの『The Fox & The Grapes』が炸裂した。激烈なリフやビートを繰り出しながらも、マリナはおおらかな表情で、歌詞をしっかりと噛みしめながら雄々しく歌い上げていた。なんて、荒々しくも懐の深い歌や演奏だろう。豪快に駆け続ける演奏と、ヴィブラートしながらエモーショナルに歌うマリナの声に抱かれ、興奮した観客たちが高く拳を突き上げ、クラップをしていた。巧みに展開を描きながら、演奏は激しさとスケールを増していく。その展開に、魂がずっと奮い立っていた。

「愛は道連れ、『蛇に牡丹』」の言葉が合図だった。艶やかなギターの音色を幕開けに、Mardelasはいにしえの世界へと導く、妖艶なメタル演歌調の『蛇に牡丹 -snake & peony- 』を通して、艶かしく、色っぽく、艶めいた魅惑の世界へ観客たちを誘うように、歌い奏でていた。なんて心を淫らにさせる、艶気のある妖しいドラマ曲だろう。昭和の歌姫になったマリナが、沸き立つ欲望や燃え立つ思いを情熱的に歌っていた。その歌声に寄り添うように、樹京のギターも色めくように旋律を奏でれば、本石も唸るようなグルーヴを描きながら、楽曲に狂おしさを加えていた。定めから外れた恋に乱れ狂い、落ちていく感情が、情念にも似た歌声や演奏を通して、この場に、触れてはいけない物語をありありと描き出していた。

戦慄を覚えるスリリングな演奏から、次第に妖艶でダークな装いを持ったミドルメロウな演奏へと変化していく『String of Life』では、マリナの艶かしくもエモーショナルな歌声を軸に据えながら、観客たちを、妖艶で暗鬱とした世界へと引きずり落としていった。樹京のギターソロが、この身を深く、より深く落としていく。だから、このまま熱情に溺れてしまいたい。

轟く音を撒き散らして、演奏が豪快に駆けだした。『Daybreak』を通してMardelasは、ふたたび観客たちをエモい衝撃で抱きしめていく。マリナが「夜明けに帰りたい」と情熱的に歌い上げる声を聴くたびに、胸が熱くなる。観客たちも、演奏に合わせて声を荒らげ、拳を突き上げる。ときに胸に手を添え、激情に駆られた思いをぶつけるマリナ。樹京がセンターでギターソロを繰り出せば、樹京と本石が寄り添い、音を重ね合うなど、気持ちを揺さぶる姿も見せていた。終盤には、観客たちも、マリナと一緒に「夜明けに帰りたい 夜空に願うだけ」と歌いながら、エモい衝撃を全身に感じながら、心の奥底から感情を奮い起こし、歓喜していた。
本編最後のMCでは、蛇石マリナがギターを弾き始めたこと、Bar Eventで弾き語りの演奏を披露し始めたことなどを語っていた。

本編最後のブロックへ。「まだ終われない、『Burn Out!』」の声を合図に、エモーショナルなギターの旋律に乗せて、雄大かつ胸を躍らせる演奏が響き出した。そこから一気に『Burn Out!』が唸りを上げて駆けだした。言葉の一言ひと言をエモーショナルに、でも、魂を込めた雄々しい声で、マリナは「まだ終われない」と思いを刻むように歌っていた。フロアから突き上がる無数の拳と声。誰もが限界など叩き壊し、沸き立つ感情と衝動のままに、己を解放して騒いでいた。いつしか観客たちも、マリナと一緒に「まだ終われない」と声を荒らげて歌い、拳を高く突き上げていた。「限界超えて見る頂点」という歌詞ではないが、互いに限界を突破する勢いで、熱と熱、燃え立つ魂と魂をぶつけあっていた。

「目を開け、『Eclipse』」。最後にMardelasは『Eclipse』を通して、この場に無数の拳と荒ぶる声の轟き渡る景色を作り出していった。激しい2ビートに乗せて、怒号のような音を次々と繰り出す楽器陣。誰もが、すべての感情を出し尽くす勢いで身体を揺さぶり、騒いでいた。マリナと観客たちによる「信じてる…?」「信じたい…」や、「愛してる…?」「愛したい…」と言葉を重ね合い、思いを交わし合うやり取りも印象的だ。猛々しい音を轟かせて爆走する演奏の上で、樹京が高速でギターソロを繰り出せば、その背景で本石が印象深いフレーズを次々と塗り重ねていた。マリナの煽りを先導に、メンバーも、観客たちも、「零れ出す炎が跡絶(とだ)える」ことなく、限界を吹き飛ばし、消し去る勢いで、暴れ、燃え盛りながら、本編の幕を閉じていった。


アンコールの演奏前に、「ライブは継続していきます」と嬉しい言葉をマリナが口にしていた。そのうえで、最後の最後にMardelasがぶち噛ましたのが『Apocalypse』だった。「Are You Ready!? 限界の先を越えていけ!」の声を合図に、全身で情熱をぶつけるように、荒々しい演奏を高速で叩きつけ、フロアにいる観客たちの頭や身体をガンガンに揺さぶっていった。エモくメロい表情で「自分らしく生きていたい」と歌うマリナの声が、魂を揺さぶる。その言葉通り、どんなに荒れ狂う環境の中でも、常に自分らしさを保ち、その思いを信じ続けながらMardelasは駆け続けてきたし、これからも走り続ける。3人は、今後も自分らしく生き続けていく。観客たちもその思いに共鳴し、支持したくて、拳を突き上げていた。本石が煽る声も奮い立つ力にしながら、演奏をぐいぐい引き連れてゆく樹京のギターソロにも魂を奮わせながら、誰もが自分らしい生き様をぶつけ、彼らと一緒に熱狂の嵐を巻き起こして、ライブを締めくくっていった。最後にマリナが轟かせた、気迫満載のノイジーなハイトーンヴォイスの迫力も最強だった。
PHOTO:Misa Sohma
TEXT:長澤智典
《SETLIST》
- 1.Last Round Survivor
- 2.G-Metal
- 3.Force & Justice
- 4.Cleopatra
- 5.千羽鶴 -Thousand Cranes-
- 6.Symbiosis
- 7.Loner
- 8.Epilogue
- 9.ICE-PICK
- 10.World vs Honor -仁義なき世界-
- 11.Expendable
- 12.The Fox & The Grapes
- 13.蛇に牡丹 -snake & peony-
- 14.String of Life
- 15.Daybreak
- 16.Burn Out!
- 17.Eclipse
- -ENCORE-
- EN.Apocalypse
Mardelas
隔月ワンマン企画 “Raccoon Festival”

"Raccoon Festival vol.1"
2026.11.22(日) 青山RizM
OPEN 17:00 / START 17:30
https://eplus.jp/sf/detail/4581790001-P0030001
"Raccoon Festival vol.2"
2027.1.9(土) 青山RizM
OPEN 17:30 / START 18:00
"Raccoon Festival vol.3"
2027.3.20(土) 青山RizM
OPEN 17:30 / START 18:00
”MELODIC NIGHT in Shibuya - THE UNCROWNED × Mardelas -”

2026/11/23(月祝) 渋谷Rex
OPEN 16:30 / START 17:00
[出演] THE UNCROWNED, Mardelas
https://eplus.jp/sf/detail/4567090001-P0030001
Sally 2nd Album “RE:RAIGN” Release Tour”

Sally*Mardelas 2man Live
“DUAL EDGE” Osaka
2027/1/23 (土) 大阪 Bigtwin diner SHOVEL
OPEN 18:30 / START 19:00
※VIP先行入場18:15
[出演] Sally(Band Style), Mardelas
https://livepocket.jp/e/dualedge_osaka
Sally*Mardelas 2man Live
“DUAL EDGE” Nagoya
2027/1/24 (日) 名古屋 RAD NINE
OPEN 18:30 / START 19:00
※VIP先行入場18:15
[出演] Sally(Band Style), Mardelas
https://livepocket.jp/e/dualedge_nagoya
【BRIDEAR機材紹介】2026.8.22@SHIBUYA Star Lounge「BRIDEAR LIVE 2026『Rebellion』」ライブレポート
2025.4.29@SHIBUYA CLUB QUATTRO Mardelas 10周年ワンマンライブ“Explosion Into The Next Decade” ライブレポート
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STAGE Vol.23 《表紙・巻頭》藤巻亮太/ガールズバンドクライ トゲナシトゲアリ
【Mardelas機材紹介】2024.2.25@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE Mardelas Oneman Show “Dead or Alive” ライブレポート
【Mardelas機材紹介】2023.11.18@池袋Club Mixa Mardelas “Snake to the Fire Tour 2023” ライブレポート
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2023.4.8 Mardelas 及川樹京スペシャルギターセミナー レポート(前編) 
















