竹内アンナ 使用楽器・機材紹介

ライブレポートでも触れられていた通り、ステージ上で本人から紹介もあった4本のMartinギターが使用された。

Martin D-X2E 12Strings

スプルース材(トップ)とマホガニー柄のハイプレッシャー・ラミネイト材(サイド/バック)を用いたXシリーズの12弦モデル。Fishmanのピックアップが搭載されている。

『Free! Free! Free!』『たぶん、きっと、ぜったい』『あいたいわ』で使用された。

―本ツアーで12弦ギターを使用するに至った経緯や意図について教えて下さい。

竹内アンナ(以下、竹内):昨年の弾き語りツアーではガットギターを初めて導入し、たくさんの発見がありました。

今年もまだ弾いたことのないタイプのギターを、と思い12弦を選びました。

―音作りでこだわった点や弾き方でこだわった点、プレイアビリティについての感想を教えて下さい。

竹内:豊かな響きを活かすために、使用楽曲ではコードのボイシングを変えて解放弦を活かせるアレンジにしました。

また強弱を大袈裟なくらいつけることでドラマティックなプレイを目指しました。

Martin OMJM

竹内が敬愛するジョン・メイヤーのシグネチャーモデル。J-WAVEのラジオ番組『MARTIN GUITAR SOUND HOLE UNIVERSE』に出演した際にOMJMを弾いたのがきっかけで入手したという。はじめて手にしたマーティンギターで、今回も7曲と最も多くの曲で使用されたのがこのギターだ。

―このギターとの出会いや選んだ理由を教えて下さい。

竹内:デビュー当初にラジオの番組の企画で弾かせて頂いたことがきっかけで、一聴き惚れ。

絶対このギターがいい!と手にしました。

―このギターへの愛着や魅力について教えて下さい。

竹内:出会ってからもう5年ほど経ちます。

最初はその真っ直ぐでキラキラした音に感動しつつも「わたし、このギターに弾かせてもらってる」という感覚がありました。

それが悔しくて、どうにか弾きこなしたい、どうにか仲良くなりたい、この思いが今もギターをプレイするモチベーションに繋がっています。

5年目にしてようやく友だちになれた感覚があります。

Martin Custom Shop Anna Takeuchi Custom

約2年の歳月を経て2022年末に完成したMartinカスタムショップ製の竹内アンナオリジナル・カスタムモデル。00サイズのボディでアディロンダック・スプルーストップにサイド/バックはマホガニー材をセレクト。バインディングにはコア材が使用されている。スノーフレーク・インレイやピックガードの形状はOMJMの流れを汲んだものだ。ヘッドプレートのMartinロゴは45スタイルの縦ロゴで、指板の20フレット部には竹内のシグネチャーがインレイされている。

―このギターをオーダーするにあたりご自身のこだわった部分やスペックの特徴を教えて下さい。

竹内:自分の体のサイズに合ったOMJMを作ろう!というところから、OMの一回り小さい00サイズにオリジナリティを加えて行きました。

プレイアビリティ的には小さな手でも握り込みをしやすいようにネックを少し薄くしてもらってます。

あとはステージ映えもするように、アバロンをたくさん使用してもらってキラキラさせました(笑)

Martinの縦ロゴや白いペグ、ピックガードはOMだけどネックスケールは00だったり、バックとサイドの材質をマホガ二―にしてみたり、どこにもない世界で1本だけのオリジナルギターになっています。

―サウンド面での特徴やいまMartin OMJMと曲ごとでどのように使い分け、使用をしているかを教えて下さい。

竹内:真っ直ぐ前に音を飛ばす力がありつつも、より繊細に弾きたいシーンで使用しました。

主にフィンガーピッキングがメインの楽曲で使用しました。

Martin 000C12-16E Nylon

2020年Winter NAMM SHOWで登場したナイロン弦モデル。スプルーストップに、サイド/バックはマホガニーで指板はエボニー。Fishman製のピックアップが搭載されている。

『ICE CREAM.』『泡沫SUMMER』『If you and I were』『TOKYO NITE』の4曲で使用された。

―これらの曲で使用した意図について教えて下さい。

竹内:柔らかい音が合う楽曲、またアレンジによって随分スローダウンしても違和感のない楽曲を中心に選びました。

―実際、使用しての感想やサウンド面での魅力について教えて下さい。

竹内:包み込むような、ぬくもりを感じるナイロン弦のサウンドが大好きです。

弾き語りライブのコンセプトが「お部屋に遊びに来たような感覚で楽しんでもらう」なんですが、まさにそんな近い距離感を生み出してくれる気がしています。

こちらが足元のペダルボード。右側には木製の足台もセットされている。

( A ) KORG Pitchblack Poly(チューナー)
( B ) KORG Pitchblack Mini(チューナー)
( C ) Effects Bakery French Bread Delay(ディレイ)

( 1 ) Grace Design BiX(プリアンプ)
( 2 ) BOSS LS-2 Line Selector(ラインセレクター)
( 3 ) BOSS OC-3 Super Octave(オクターバー)
( 4 ) L.R.Baggs Align Series REVERB(リバーブ)
( 5 ) BOSS TU-3s Chromatic Tuner(チューナー)

椅子の上にはイヤーモニター用のヘッドホンアンプATL INC. DHA-02iも用意されていた。

シェルフの上には、デビュー5周年を迎え、過去5作のE.P.のアナログレコード化を記念して販売されているレコードプレーヤーION AUDIO×竹内アンナ 5th Anniversary “Vinyl Transport“も。

竹内アンナ

初のビルボードライブツアーが決定!

デビュー5周年を迎えた竹内アンナが自身初のビルボードライブツアーが決定!
東京、大阪、横浜の3ヵ所を巡るこのツアー、バックバンドはネオソウルやジャズをルーツとしたインターナショナルなグループ「パジャマで海なんかいかない」ことPAJAUMIが務めます。

<竹内アンナ Billboard Live Tour 2024>
2024/3/1(金) ビルボードライブ東京
2024/3/8(金) ビルボードライブ大阪
2024/3/20(水・祝) ビルボードライブ横浜

チケット情報等詳細はこちら
https://takeuchianna.com/news/#104709


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