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RINA（Violin）使用楽器・機材紹介

JORDAN Electric Violin

「唯一無二のハンドメイド」を掲げる、ジョン・ジョーダン氏によるエレクトリックバイオリン。良質なメイプル材のみが持つ特有の表情をより一層引き立てる、シースルーブルーを身にまとった特別な1本だ。本体デザインをセミソリッドにすることで、フィードバック(ハウリング)が極めて発生しにくく、また、駒付近にギア式ペグを配置することで、ネックの重さを減らし、体感重量は極めてアコースティックバイオリンに近いものとなっている。RINAのJORDANではデタッチャブルアッパーバウツが採用されており、ハイポジションでの操作性、フィンガリングを向上させている。

「手にしたのは2018年。今から５年前でした。当時、音とビジュアルがいいエレキバイオリンを探していて、綺麗な木目の入った鮮やかな青色と強くて美しいシルエットに一目惚れしました！とにかくエフェクターとの相性がとてもよく、かっこいいサウンドが作れます！どの機材を使っても鮮明に効いてくれて曲調の幅を広げることができます」（RINA）

David Gage The Realist RV5PeFAW

David Gage String Instrument が手掛けるエレアコ仕様の5弦バイオリン。サウンドの要となる楽器本体は、チェコ共和国からルーマニアまで連なるカルパティア山脈を原産とする良質なスプルース材と、しっかりとシーズニングが施されたメイプル材を用いて１つ１つ丁寧な製作がなされている。RINAが所持しているのは、より多彩なサウンドメイキングと低ノイズを実現するパッシブ/アクティブ切り替えユニットを搭載した、現行の最新モデルだ。趣のあるアンティークフィニッシュもステージ上で魅力的に映る。

「音の大きい会場では必須で、本物のアコースティックバイオリンに限りなく近く、美しく豊かに箱鳴りしてくれます。更にコンプやリバーブをかけると、とてもリッチなサウンドになります。バンドの中でバラード曲をやる際により生楽器に近い箱感を出したくて2年前に完全に音だけで選びました。今のところ本当に気に入っているので、バンドではバラードに限らず8割くらいはこちらを使用し、エレクトリックな音を出したいときはJORDANといった感じで使い分けています。いつかはこの楽器にオリジナルのデザインを入れたいなと思ってます！（笑）」（RINA）

CodaBow DIAMOND GX

カーボン製の楽弓として世界にその名を知ら占めたCodaBow。環境の変化に左右されず、「常に安定したコンディションを発揮できる」と世界中のアーティストから高い評価を得ている。今現在8種類以上のモデルが展開される中、RINAは“DIAMOND GＸ”をセレクトしている。カーボン弓ならではのレスポンスの良さに加えて、木製弓に引けを取らない柔軟さと繊細さを併せ持ったモデルだ。

「この弓は、完全に一目惚れと言いますか、たまたま自分の弓を毛替えに出しているタイミングで、代わりの弓を試奏させていただいた際に、サウンドの明るさと発音の良さに衝撃を受け、購入する予定のない日に買って帰りましたね（笑）。とてもお気に入りです！音のアタックがしっかりと伝わり、細かいフレーズも粒が揃いやすいです。ポップスやロックにも向いていると思います。特に毛替え後は最強な状態になるので、その度に感動し直してます！」（RINA）

( 1 ) Free The Tone Programmable Analog 10 Band EQ PA-1QG（イコライザー）
( 2 ) EarthQuaker Devices Avalanche Run（リバーブ/ディレイ）
( 3 ) LINE6 HX Effects（マルチエフェクター）
( 4 ) FISHMAN Platinum Pro EQ/DI Analog Preamp（プリアンプ/イコライザー）
( 5 ) Peterson Strobo Stomp HD（チューナー）
( 6 ) Vital Audio Power Carrier VA-05 ADJ（パワーサプライ）
( 7 ) Sound House × One Control Minimal Series 海老 BOX（A/B BOX）
( 8 ) ダイレクトボックス

撮影：加藤浩平
取材・文：廣瀬航

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