Anly 使用楽器・機材紹介
YAMAHA LL36 ARE
バンドセットの中で、『カラノココロ』や『We’ll Never Die』などで演奏されたYAMAHA製のアコースティックギター。元々このモデルにはピックアップは搭載されていないが、特別にYAMAHAのA.R.T 3wayピックアップシステム(System60II)を搭載するカスタムが施されている。
―このギターのサウンド面での特徴や魅力、愛着の理由を教えて下さい。
Anly:様々なジャンルに寄り添うことができるのが最大の魅力です。バラードから、ジャキっと弾きたいブルースやロックまで対応できます。最近は色も焼けてきて、弾き傷もついて自分自身と共に歩んできた証が目に見えてきたところに愛着を感じます。
―サイドに付いてるスイッチに赤と黄色のシールが貼ってあります。これはどのような音づくりを心掛けてマークしているのでしょうか?
Anly:アコギらしい音が出るように、私でなくPA、ローディーの方々が調整してくれたようです。ピックアップが多い分、外音を拾って低音が膨らんだりその成分を削ったり、弦張り替えたてで馴染んでない時は少し高音を削ったりとライブや会場によってちょこちょこ触ってます。
Ovation S778 Elite Special
ライブ中盤のループマシンを使用したAnlyひとりでのパフォーマンス時にメインで使用されたOvation。長年愛用している1本で、ボディトップにも深い弾き傷やトップ板の変形が見てとれる。
―このギターとの出会いを教えて下さい。
Anly:うちの事務所の社長が昔購入したもので、ループペダルを演奏するときにいろいろ試した中でこのギターが1番適してるということでずっと使用させてもらってます。
―曲ごとでどのように使い分けしているのでしょうか?
Anly:Ovationはロック・ファンキー・ヒップホップ要素がある楽曲に使用しています。
―サウンドの特徴やこのギターの強みを教えて下さい。
Anly:型が古く最近のOvationよりもお尻が丸くなっており叩くとより太鼓、バスドラっぽく低音が響きます。弦高も低いので、エレキギターを弾いてるくらい楽に押さえられるのに加えて、オクターブのピッチ感もよく状態が良いです。ループペダル演奏を練習する時にいろんなギターを叩きましたがサウンドホールが無い分ハウリングもなく、多重録音するのに向いているギターだなと思っています。
Fender Acoustasonic Jazzmaster
アコースティックギターとエレキギターが融合したかのような新しい構造とサウンドで人気のFender AcoustasonicのJazzmasterタイプ。ループマシンを使用したパフォーマンスの中、『IDENTITY』でオリジナリティのあるサウンドを響かせた。
―このギターのライブでの使用感・サウンドについて率直な意見をお聞かせ頂きたいです。また、『IDENTITY』で使用する事にした理由を教えて下さい。
Anly:アコギの音とエレキの音を手元でささっと操作できるところが気に入っていて、1つのライブの中で変化をつけられます。ループペダル演奏する上で出来るだけ手順を減らしたいので音の変化をショートカット出来るのは助かっています。
数曲このギターで演奏出来るようになりましたが『Identity』という曲はアレンジ面では成功したように感じます。特にサビで登場するエレキギターの音は楽曲の内容にあった厚みのあるサウンドを表現できたと思っています。
Acoustasonicを使用することによって、1つのライブの中で楽曲ではなく楽器でシーンを変化させ、視覚的に聴覚的にもマンネリ化しないという工夫にはなっているのではないかと期待しています。
こちらがAnlyの足元にセットされたペダル類の機材。
( 1 ) L.R.Baggs Para Acoustic D.I.(プリアンプ/ダイレクトボックス)
( 2 ) MORLEY ABC(3-1セレクターボックス)
( 3 ) Lehle Dual SGoS(A/Bスイッチャー)
( 4 ) Cloud Microphone Cloudlifter CL-Zi(マイク/楽器アクティベーター)
( 5 ) BOSS RC-300 Loop Station(ループマシン)
( 6 ) BOSS DI-1 Direct Box(ダイレクトボックス)
( 1 ) L.R.Baggs Para Acoustic D.I.は、Fender Acoustasonic用のプリアンプ/DIとして使用。イコライザーノブを見ると、ミドルが大胆にカットされ、ローがブーストされた設定にされていることから積極的な音作りのために使用されているようだ。DIアウトからは直接PA側へのアウトプットもされている。
信号の入出力を切り替えるための2つのペダル。( 2 ) MORLEY ABCは最大3つの入出力を切り替えることができるセレクターボックスで、今回は使用するギターをOvationとFenderで切り替えるために使用されていた。( 3 ) Lehle Dual SGoSは出力側の切り替えで、ループマシンへ信号を送るか、直接サウンドを出力するか、すべてのサウンドを出力せずミュートするかを切り替えている。
( 4 ) Cloud Microphone Cloudlifter CL-Ziはループマシンに繋ぐ声を入力するためのマイク(コーラスマイク)のマイクプリアンプ的に使用。マイクのノイズをカットする目的で使用されているそうだ。
そしてこちらがループマシンである( 5 ) BOSS RC-300 Loop Station。サウンドをPAへ出力するダイレクトボックスには( 6 ) BOSS DI-1がセレクトされていた。
Photo:Kenichi Kurosaki
Anly
Anly "いめんしょり" -Imensholy Tour 2024- 開催決定!
Anly "いめんしょり" -Imensholy Tour 2024-
4.06 土 兵庫 神戸VARIT.
4.07 日 福岡 ROOMS
4.11 木 大阪 umeda TRAD
4.12 金 京都 someno kyoto
4.14 日 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
4.20 土 宮城 誰も知らない劇場
4.28 日 愛知 NAGOYA CLUB QUATTRO
4.29 月祝 東京 duo MUSIC EXCHANGE
5.12 日 沖縄 ミュージックタウン音市場
一般自由席 ¥5,000/学割自由席 ¥3,000
2.24[土]10:00~ TICKETS ON SALE!!
https://eplus.jp/anly/
5th Album「26ml」Now On Sale!!
Anly史上最もジャンルレスな5thアルバムを1年ぶりにリリース!!
■初回生産限定盤 ¥6,500(税込) SRCL-12655 ~ SRCL-12656(CD+DVD)
■通常盤 ¥3,000(税込) SRCL-12657(CD)
Anlyの1年ぶり5枚目のフルアルバム!TVアニメ『Dr.STONE(ドクターストーン)』エンディングテーマ「好きにしなよ」、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『ハレーションラブ』主題歌「EYE」, 国際ファッション専門職大学 2023年度新TVCMソング「TAKE OFF」のほか、「Round & Round」(沖縄セルラー×au 5G「沖縄のために5Gは何ができるか。2023篇」CMソング)を収録。初回生産限定盤DVDには2022年12月にEX THEATER ROPPONGIにて開催された『“Loop Around the World”~TRACK4 / QUARTER TOUR~』でのライブ映像の他、2023年7月に開催されたAnly史上最大キャパのワンマンライブ『A.L.I.V.E』のライブ映像が収録されている。