専門学校在学中、20歳でdoa のツアーギタリストに選ばれプロ活動を開始。奥華子、杏沙子、ビッケブランカ、小比類巻かほる、スカイピース、FIELD OF VIEW、三浦涼介、井上苑子、池田彩、μ’s、初音ミク、ポケットモンスター サン ムーン、その他多数のアーティストのLiveサポート、レコーディングやアレンジ、TV収録、楽曲提供と多方面で活躍するギタリストの森本隆寛。様々なジャンルのアーティストから絶大な信頼を得る森本氏に多くの現場で活躍するギタリストとしての活動について、そして愛用するBlack Smokerギターをはじめとした機材についても語ってもらった。

最近一番大きかったのは杏沙子の現場に入れたこと

―近年私の周りでも森本さんのお名前を聴く機会が増えてきたように感じます。ギタリストの方たちからも「森本さんて上手いよね」という声を何度か聞きました。

森本:そうなんですか!ありがとうございます。

―ご自身として自分はこのぐらいからちょっと出てきたなと言うか、いけるなと感じてきた時期ってありますか?

森本:現実的に「お、なんとかなりそうだな」って思ったのは、2018年の下半期ぐらいですかね。それまではやっぱり色々と大変だったんですけど。

僕は、徳島から専門学校に行くために大阪に出て、最初は大阪で仕事をし始めました。大阪にもメジャーレーベルがあって、そこのアーティストさんのライブや全国ツアーを回るようになりましたね。結局大阪には8年ぐらいいて、その後に上京してきたんです。上京したいと思ったのは、東京の方がいわゆるポップスとかロックの仕事の数だったり規模の大きさだったり、そう言うのがやっぱり多いし、僕はやっぱりそこで自分の得意なスタイルが発揮できるなって思って。そういうことは薄々思ってたんですけど、最終、上京しようと思うきっかけとなったのが奥華子さんと、FIELD OF VIEWの浅岡雄也さんなんです。お二人が使ってくれてたんで、どうせならもう東京に出ちゃえと思いまして。大阪にバンドメンバーを残したまま(笑)

―その奥華子さんや浅岡さんとのお仕事はライブですか?レコーディングですか?

森本:奥華子さんはレコーディングで、浅岡さんは大阪でライブするときに使ってくれたりしてて、そんなこんなで、やっぱ東京で勝負したいなという気持ちが出てきて、7年ぐらい前に出てきまして。やっぱり、中々そこから広がるまでに少し時間がかかったと言うか。勿論、知り合いとかとの小規模なライブとかはあったんですけど、当時は生きていくのに必死でした。今も必死ですけど(笑)

―小さい現場も色々引き受けて。

森本:そうですね。当時の仲良くなった人のライブとかは今でもライブなどやらせてもらってます。

―ではその東京に出てきた7年前から今に至るまでのあらすじみたいなものを教えて頂いていいですか?

森本:7年前に出てきて、最初仕事はポロポロはあったんですけど、やっぱり思ったほどは広がらず。そんな中、奥華子さんのデビュー10周年のフルバンドのライブがあったんですけど、それが2015年ですかね(編註:『奥華子 10th Anniversary Special Concert 2015』)。そこから少し経って、前から交流があったDRAGON ASHなどのエンジニアをされている飛澤正人さんから連絡が来て。三浦涼介という『仮面ライダーオーズ/OOO』のアンク役や、他にも『るろうに剣心』などに出演されている俳優さんが歌手活動もされていて、その人が新しい事務所で活動をし始めるからライブサポートをやらないかとお誘い頂き、最初はアコギ一本からサポートし始めて。そこにパーカッションとかキーボードとかを僕が呼んできて、その後アルバムを作る事になり、楽曲提供も何曲かさせて頂いて1枚リリースして、そんなこんなで少しずつ仕事が広がってきて、とういうような流れです。

最近一番大きかったのはお世話になってる先輩ギタリストがいて、その方のトラ(編註:「エキストラ」の略語でレギュラーのメンバーが参加できない際の代理のこと)で杏沙子というアーティストのメジャーデビュー・インストアライブ(2018年7月)に入らせて頂いた事がきっかけで、そこのレギュラーギタリストになれた事です。

あと、そこの杏沙子ちゃんのディレクターの方が、当時ビッケブランカというアーティストの担当をしてたんですね。それで、「森本くんちょっとビッケブランカのレコーディングやってみない?」て言われて、「是非やりたいです」ってことでビッケブランカのレコーディングに参加して。その流れでビッケブランカのライブもいつもやってるレギュラーの人が駄目なときは僕が入るようになって。それを含め、杏沙子ちゃんの現場に入れたっていうのは、有り難かったですね。

―杏沙子さんの現場に参加するようになってからここ3~4年ぐらいの間に結構ガーンて来たんですね。

森本:そうですね。奥華子さんはバンドをつけてライブすることが少なかったんですけど、レコーディングする時によく声をかけて頂いていました。

あと、さっき言ってた杏沙子ちゃんのトラを任せて下さった先輩ギタリストの設楽博臣さんという方が、僕が関わる前から奥華子さんのレコーディングをやっていて、最近のアルバムは半々くらいで弾いてたりしてました。プロデューサーの方が、「この曲は設楽さんに任せよう」とか、「この曲は森本くんに任せよう」とかチョイスしてくれてるみたいです。

―そこからスカイピースへの流れっていうのは?

森本:それはインディーズのシンガーさんのサポートやレコーディングをしていく中で仲良くなったドラマーがいて。そのドラマーがある日「MV撮影やりません?」って声をかけてくれて、それがスカイピースのMVだったんですよ。そしたら、現場にスカイピースの音楽担当の方もいて、その人が事前に僕らの名前を調べてYouTubeとかで僕らの演奏をチェックして下さっていたようで、撮影おわりに、「ツアーとかってお願いできます?」って言って下さって、それはもう是非ってことで。その流れでレコーディングにも参加させて頂きました。

―スカイピースとの活動をすることになってから結構名前がバーンて出てきた印象を受けますけど、それは何年ぐらいですか?

森本:それは2019年ですね。

―ですよね。そのぐらいからすごい森本さんの名前も聞くようになって。実力派ギタリストっていう声を聞きますよ。

森本:本当ですか?恐縮です(笑)

初めてギターを弾いた瞬間にギタリストになろうと思った

森本隆寛

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