kurumiの場合は、私たちメンバーが捉える推しに向けた尊い気持ちとは違う、それこそファンの人たちと同じ気持ちで「推しが尊い!」と書いています。

──続いては、kurumiさんが作詞をした『OGT〜推しが尊い!〜』ですね。

kurumi  私、曲を書けることもあって、アイオケでも何度か作詞や作曲をしてきましたけど。今回は、12人が自分の曲を手がける企画なので、言ってしまえば“12人のセンター曲”が生まれるわけじゃないですか。だからこそ、「他のメンバーとは絶対にかぶらない曲がほしい」「これまでのアイオケにはなかった曲にしたい」、そう思ったときに浮かんだのが、以前から私がやってみたかった、欧州の楽器であるヴァイオリンの音色と和風のロックを掛け合わせた楽曲でした。歌詞については、そのときに私が書きたいと思ったことが「推しが尊い気持ち」だったから、そのテーマで書きました。

──ライブでも、「推しが尊い!」「推しが尊い!」とファンの人たちと掛け合っていますよね、あのやりとりが、すごく燃え(萌え)ます。

kurumi  アイオケは、アイドルグループとしての良さも備えています。アイオケファンには、アイドルファンの方々も多いからこそ、ヴァイオリンの演奏の良さも活かしたうえで、アイドルファンの人たちもノレる要素や楽しさを生かしたくて掛け合いを入れて、全体的にアイドルソング寄りにもしました。

──ファンが、推しメンバーのことを尊いと思うのはもちろんですが、メンバーのみなさんも、やはり推しは尊い存在でしょうか?

kurumi 尊いです!

大野 推しが尊い気持ちは私たちもわかりますけど。kurumiの場合は、私たちメンバーが捉える推しに向けた尊い気持ちとは違う、それこそファンの人たちと同じ気持ちで「推しが尊い!」と歌詞に書いていますからね。『OGT〜推しが尊い!〜』は、ファンの人たちの視線で、推しのメンバーに向けた歌になっていますけど、本当は、彼女自身が推しに向けて書いている歌ですから(笑)

kurumi そうだね(笑)。うちのメンバーに根本流風という子がいます。私、彼女のことが大好きで、めちゃめちゃ推しとして応援してるんですよ。なんなら、アイオケのメンバーになる前から知っていて。だから『OGT〜推しが尊い!〜』は、私もファンのみんなと同じように推しメンバーがいるから、一緒にこの気持ちを分かち合おうよという歌として作っています。

──個人的にお気に入りなのが、「掴み取れ 来る未来の先を」と、自分の名前をさりげなく入れているところなんです。

kurumi  まりかのように、「本気MARIKA!」とドーンと名前を入れるのもいいなと思うんですけど。私、タイトルや歌詞に自分の名前を入れるのはちょっと恥ずかしくて。それに、私どころか、それまでアイオケのことを知らなかった人がこの曲を聞いたときに、「あの曲、耳に残るよね」「曲として面白いよね」となってほしいから、そこへ無理に私の名前を入れる必要性はないなと思っていたんですけど。メンバーみんな歌詞やタイトルに自分の名前を入れているように、私の曲にも「名前を入れたほうがいいよ」というアドバイスをいただいたから、あえてちょこっとだけ入れました。

私はヴァイオリニストで、アイオケの中の楽器チームって、楽曲に花を添える役割を担っているからこそ、せっかくのソロ曲なので、しっかりとヴァイオリンのソロ演奏も入れたし、自分でちょっとだけ歌うパートも入れてはいますけど。でも、『OGT〜推しが尊い!〜』自体は、アイオケのみんなとファンの人たちが主役だよという曲として作りました。

ボカロっぽい曲なら好きだけじゃなく、自分にも似合うと思ったし、他のメンバーからはたぶん出てこないと思ったから、そういう曲調の楽曲を、まずはお願いをしました。

──甘宮さらさんは、歌詞にも入れていますが、タイトルにも名前の入っている『ケサランパサラン』を手がけました。

甘宮 最初、自分のやりたい曲調の楽曲にするか、自分に似合う曲にするかで悩みました。私がやりたい音楽って、AKB48さんのような王道アイドル曲なんですね。もちろん、王道のアイドルソングでも良かったんですけど。アイオケのメンバーには、私以上に王道のアイドルソングの似合う子たちがいるから、改めて考えたときに浮かんだのが、「私が好きな、ピコピコとした音の入ったボカロっぽい音楽をやりたいなぁ」という思いでした。ボカロっぽい曲なら、好きだけじゃなく自分にも似合うと思ったし、他のメンバーからはたぶん出てこないと思ったから、そういう曲調の楽曲を、まずはお願いしました。

作詞についてですが、私、何をするにも気持ちが内側に向いちゃうタイプで。だからこそ、「もっと自分の気持ちを外へ向けてアピールしたいな」と思いました。ただ、自分の気持ちに素直に書いているから、歌詞はちょっと暗めです(笑)

甘宮さら(フルート)

──むしろ、心の内に秘めているいろんな思いや感情が見えてくる内容だから、より深く甘宮さんのことを知れたというか、「えっ、マウントを取るのが得意な人だったの??」など、意外な驚きや発見も多かったです。

甘宮  そこは“さら”けだしています。『ケサランパサラン』は、「私はいつも、こんな風に考えて生きてるよ」という歌詞です。

kurumi  普段からそんな口数の多くはない子だからこそ、さら自身が抱いている気持ちがすごくまとまっているし、それが伝わる歌詞です。

大野  確かにね。さらって普段はふわっとしているけど、じつはすごく芯の強い子なんですよ。だからこそ、こうやって文字にすることで、ファンの人たちも改めてわかることも多い気がする。ふわふわしているだけじゃない、さらのいろんな良さが、この歌から見えてくると思います。

──タイトルに、自分の名前も入った『ケサランパサラン』を持ってくるセンスもいいですね。

甘宮  私、歌詞に自分の名前を入れようと、「さら」の入った言葉をいろいろと考えていたんですけど。なぜか、「晒す」しか言葉が思い浮かばなかったんです。さすがに「晒す」を使うのは違うなと思ったときに、もう一個だけ浮かんだ言葉がケサランパサランでした。ただ、そのときはどういう意味なのか、どういう存在なのかもわからず、名前の響きとして上げていた言葉でした。でも、いくら考えても「晒す」しか出てこなかったから、一度ケサランパサランの意味を調べたら、「これ、いいな」 と思って採用しました。いまだにケサランパサランがどういう存在なのか、詳しくはわかっていないんですけど(笑)。でも、「私のイメージに合うな」と思っています。

──ここでは、3人に個々の収録曲の魅力を語っていただきましたけど、アルバム全体としての魅力も聞かせてください。

kurumi  3rdアルバムの『私たち、本気です!!』は、メンバー個々のいいところ、それこそ、12人の個性の詰まったアルバムです。その集大成であり、アルバムのリード曲になる『ONE MIRAI』は、アイドルオーケストラらしい壮大なバラード曲。『ONE MIRAI』では、音楽は国境を超えて人と人を繋げてくれるし、仲良くもしてくれる。それは、メンバーとファンたちの関係もそうだし、音楽を通すことで、国も性別も超えてみんながひとつに繋がりあえる。そういう気持ちを、根本流風が歌詞にしてくれました。今、アイオケには、中国人メンバーの櫻萍 Appleがいますけど、彼女の加入もそう。だからアルバムにも、『同一个未来』という中国語で歌った曲も入っています。そういう、いろんな背景を含めて、今のアイオケを表現しているのが『ONE MIRAI』であり、メンバー12人のソロ曲の入ったアルバム『私たち、本気です!!』になります。

インタビュー・TEXT:長澤智典

インタビュー(後編)はこちら

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3rd Album『私たち、本気です!!』Now On Sale!!

■アルバムタイトル:「私たち、本気です!!」
■価格:2,250円(消費税込)
■発売日:2026年3月21日(土)
■品番:AGIO-0426
■収録曲
1.アイドルイノベーション
2.Yami gimme Love
3.ONE MIRAI
4.ANRImited sky
5.ゆゆTHEエクササイズ
6.サンタモニカで愛をキック
7.まほろば
8.ケサランパサラン
9.ノルカソルカ
10.OGT〜推しが尊い!〜
11.本気まりか
12.ENJIN
13.Miuse
14.aco≠rd
15.同一个未来

詳細はこちら
https://i-ok.jp/3rdalbum2026/


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