9月18日(祝・月)、SARD UNDERGROUNDが東阪ツアー「SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2023 [hold me, my friend]」をZepp Hanedaを舞台に行った。当日の公演の模様を、ここにお伝えしたい。

観客たちの温かい手拍子へ導かれるように、メンバーが舞台へ。フロア中に響いた「揺れる想い体じゅう感じて」の歌声。ライブはZARDの『揺れる想い [tribute 2023]』から、スタート。この日のライブでもZARDナンバーを数多く演奏していたが、ZARDのトリビュート・バンドとして始まった彼女たちだけに、やはりZARDナンバーがとても似合う。とても心地よい歌の風を運ぶ幕開けだ。 場内中の人たちも手拍子をしながら、舞台から降り注ぐ歌声の風を身体中に浴びながら、その身をゆったりと揺らしていた。

美しい3人のハーモニーが響き渡る。曲は次第に熱を上げて『息もできない』へ。舞台の上からずっと視線を外したくないくらい息を飲むほどの想いを胸に、3人の姿を見つめていた。身体はゆったりと揺れながらも、彼女たちの投げかける想いを一つとして逃すまいと、歌い奏でる姿をじっと見つめていた。何時しか、その姿に夢中になっていた。

MCでは、9月18日がデビュー日、この日4周年を迎え、明日より5年目へ踏み出すことを語っていた。「今日が特別な日になるように楽しんでいってください」と挨拶をしたうえで、次のブロックへ。

演目を重ねるごとに、心が解き放たれてゆくようだ。次に届けたミディアムメロウの『心を開いて』でも、ステージ上から次々と放たれる温かい歌声や演奏を余すことなく全部受け止めたくて、手拍子をしながらも、2つの眼で3人の姿をしっかりとキャッチしていた。彼女たちの歌声や演奏は、その場に景色や物語を映し出す。だから、舞台の上から流れる演奏に触れながら、それぞれの世界へ心地よく身を委ねていける。それが嬉しい。

止まることなく演奏は、『Top Secret』へ。少しミステリアスな音色に乗せ、でも神野友亜の歌声は心地よく揺れていた。秘めた想いを零すように歌う神野友亜。それは、けっして悲しくはない。むしろ、隠していた女性の心模様を語りかけられたような気持ちで、この曲を受け止めていた。スタイリッシュでソウルフルな楽曲も、気分を心地よく揺らす嬉しいポイントだ。

坂本ひろ美のピアノの音色に乗せて神野友亜が歌いだしたのが、『瞳閉じて』。言葉の一言一言を、彼女は想いを紡ぐように歌っていた。すーっと物語の世界へ溶け込んでゆく。途中から、楽曲がテンポアップ。高ぶる感情にあわせ曲と想いが重なりながら、揺れ動く孤独な心の物語を綴れ折る。その想いの行方をずっと追いかけながら、物語も読み進めたい。曲が進むにつれどんどんテンポアップすれば、神野友亜の歌声が感情的になっていくところにも強く惹かれていた。

杉岡 泉美(Ba./Cho.)
使用ベースは日本製MetrolineシリーズのSadowsky Metroline MV4 SlapMaster 2018年製。

『瞳閉じて』は、このツアーでやりたかった曲だと神野友亜はMCで語っていた。ここでは、ZARDのトリビュートバンドとして始まった当時の思い出をあれこれと語りだす。杉岡泉美は『愛は暗闇の中で』、坂本ひろ美は『悲しいほど貴方が好き』、神野友亜は『マイ フレンド』が一番好きと語っていた。

次に披露したのが、SARD UNDERGROUNDの最新配信曲『その結婚、正気ですか?』。「信じてるあなたのこと」と神野友亜の澄み渡る歌声から楽曲はスタート。「その結婚、正気ですか」と、彼女たちは恋する女性の胸の内をストレートに問いかけてきた。真っ直ぐな女性の心模様を、3人は着飾ることのない歌声や演奏に乗せ、みずみずしさを持って届けてゆく。だからその歌や演奏が、真っ直ぐに胸の奥へ響き渡る。とても爽やかな曲なのに、その歌詞が、胸にグサッと刺さっていた人たちも‥いただろうか。心地よく跳ねる演奏の上で、歌声も心地よく弾み続ける。フロアでは、神野友亜の振りを真似する人たちもたくさんいたことも伝えておこう。

ドラムのカウントを合図にゆったりと流れだしたのが、『Oh my love』。ときめきだした恋心を、彼女たちは温かく優しい歌声や演奏に乗せ、気持ちを少しずつ解き放つように「あなたを好きになる」と歌っていた。どんどん好きが増すごとに、もどかしい女性の恋心もどんどんカラフルさを増すようだ。ミディアムメロウな演奏に浸りながら、気持ちが色づいてゆく感覚を味わえていたのが嬉しい。

坂本ひろ美の奏でるエレピとストリングスの音色を合図に、楽曲は悲しみを脹らませるように『悲しいほど貴方が好き』へ。惑う気持ちを胸に、でも、確かな強い想いを確かめるように、神野友亜は歌っていた。SARD UNDERGROUNDには、相手を想い慕う曲も似合う表情だ。だから、揺れ動く感情の行方を追いかけたくなる。好き過ぎる故のもどかしい女性の恋心が、彼女たちの歌声と演奏を通して、一人一人の心の中にいろんな揺れ動く想いを映し出していた。

伸びのあるギターサウンドが、気持ちを明るい舞台へ解き放つ。神野友亜は、心を優しく弾ませながら、晴れた声で『恋が待ち伏せしてた午後』を歌っていた。モノクロの世界から、カラフルな世界へ色づいてゆくようだ。神野友亜の歌声や2人の華やかな演奏が、この会場にいる一人一人の心を、幸せ色に染まる愛に満ちた世界へ連れだしてゆく。神野友亜の大きく振る手の動きにあわせ、フロア中の人たちも大きく手を振り続けていた景色も素敵だ。

MCでは、東京でライブを。いや、東京に来れたことを素直に楽しんでいたことを報告。ここでは、現在に至るまでの思い出を振り返っていた。杉岡泉美は、「FCイベントで浴衣を着て演奏をしたのが思い出に残っている」と語っていた。

1曲ごとに、彼女たちはいろんな心の景色の中へ連れてゆく。そして、恋や夢に揺れ動く一人の女性の心模様をドラマチックに描きだす。『かけがえのないもの』では、言葉の一言一言を噛みしめながら、大切な思い出を一つ一つ記憶の箱から甦らせるように神野友亜は歌っていた。彼女の歌声や想いへ寄り添うように奏でる2人。その心模様が鮮明に目の前に広がりだすのも、彼女たちの表現力の高さがあるからこそ。

オリジナル曲の『Blue tears』で彼女たちは、どっぷりとしたディープな世界へ連れ出した。少し毒々しい表現を用いながら、どうしようもなく嘆く心の疼きを、神野友亜は切々とした歌声で、そこへ愛しい心模様を加えながら歌っていた。歌の世界へどっぷりと浸りたくなる。胸が痛むその気持ちへ今は寄り添いながら、この切なさをギュッと抱きしめていたい。悲しみがどんどん深みを増してゆく。その涙を、今はぐっと飲み干してしまいたい。

ひと夏の思い出から秋へと移り変わる季節のように、ライブも後半へ

SARD UNDERGROUND

New Single 『役者犬のうた』Now On Sale!!

実話をもとに綴られた、哀しき「役者犬のうた」。[人間の都合で翻弄される不幸な動物たちを無くしたい]世代を超えたコラボレーションで生まれた胸締め付けられるメッセージソング!

今作「役者犬のうた」は、数多くの歌謡作品を手掛ける作詞家・鮫島琉星氏(第55回日本作詩大賞入賞[寺本圭佑「折鶴夜曲~おりづるやきょく~」他]が詞を手掛けた作品。
映画撮影所に迷い込んだ野良犬が「役者犬」となるも、その後再び捨てられ…そんな哀しき実話をもとに歌詞を綴った鮫島氏は、"人間の都合に翻弄される不幸な動物を無くすためにこの物語を歌にして、より多くの人に聴いて欲しい"という想いを旧知の仲である音楽プロデューサー・長戸大幸に伝えると、長戸は自ら作曲を担当。
そして幅広い世代にこの大切なメッセージを届けるため、自身が手掛けるZARDのトリビュートバンドとして昭和世代と平成世代を令和につなぐSARD UNDERGROUNDのメンバーに参加を打診。幼い頃から犬を飼っていたりと、動物好きの彼女たちは、「役者犬のうた」に込められたメッセージに心動かされ、今回の世代を超えた異色コラボが実現した。
情景を鮮やかに綴った詞、ノスタルジックPOPなメロディー、神野友亜の澄んだボーカルによって紡がれた哀しき「役者犬」の物語。
M3には神野友亜による朗読も収録されているので合わせてお聞きいただきたい。また、リリース日は動物愛護週間(9/20~26)の初日。「役者犬のうた」に込められたメッセージが一人でも多くの人に届くことを願うばかりだ。

M2にはZARD名曲カバーのLIVEバージョンをそれぞれ収録!
初回限定盤Aには「揺れる想い [tribute 2023]」、初回限定盤Bには「マイ フレンド」、通常盤には「負けないで」LIVEバージョンを収録!会場の熱気も一緒にお届けします!

【通常盤】CD GZCA-7192/¥800 (本体 ¥727)
【初回限定盤A】CD GZCA-7190/¥800 (本体 ¥727)
【初回限定盤B】CD GZCA-7191/¥800 (本体 ¥727)
各配信サイトはこちら

mini Album『日の名残り』Now On Sale!!

"一日の終わりに思い出すような、心に残る音楽を届けたい"そんな想いを詰め込んだミニアルバム。TVアニメ「名探偵コナン」エンディングテーマ「空っぽの心」収録!
【初回限定盤】CD+DVD
GZCA-5312
¥3,500 (本体 ¥3,182)
<特典DVD>「空っぽの心」 Music Video + Making of「空っぽの心」Music Video Shooting

【通常盤】CD
GZCA-5313
¥2,500 (本体 ¥2,273)


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